だーげーほーです。
台北松山空港（松山機場）で買えるおすすめのパイナップルケーキを大調査！
今回の記事は前回の続きです。
こちらでも書いていますが、微熱山丘（サニーヒルズ）の店舗は松山空港の中にはありません。空港から徒歩15分くらいの場所にあります。
【鳳梨酥】台湾名産パイナップルケーキについて語りたいんです
台北松山空港で売っているたくさんのパイナップルケーキのうち、どれを買えばよいかわからなくて困ってしまう人のために、今回はわたしのおすすめをご紹介します。
免税エリア（出国審査後）のお土産屋さんでもパイナップルケーキは購入できますが、空港内のお店の方が充実しているので、私はいつも出国審査前に買っています。
※店舗情報は記事公開当時のものであり、現在はないお店も含まれています。変更点についてはわかり次第追記しています。
2021-2022年・コロナ禍での一時帰国2（台湾出国〜自宅待機編）
目次
松山空港国際線2階出国ロビー前の店舗
台湾出国前のロビーだけあって、各種の賞を受賞した有名店が出店しています。
試食を用意しているので、気に入ったお店で買えるのがいいですね。
裕珍馨
裕珍馨は50年の歴史を持つ、台中発祥のお菓子メーカーです。
「奶油酥餅的故郷」と書いてあり、パイナップルケーキ以外にもバターを使った生地やパイ系のお菓子を得意としているようです。
維格餅家
維格餅家のパイナップルケーキは「台北市10大手土産マストバイ名品」「台北市パイナップルケーキコンテスト人気金賞・優勝」に選ばれた実力派。
バラ売りがあったので、少量買いたいという人にもおすすめ。
郭元益
郭元益の松山空港店は比較的最近できた店舗ですが、なんと創立1867年の超有名老舗メーカー。パイナップルケーキ博物館や教育基金会の設立などもしています。
こちらは出国後の免税店エリアにもあるようです。
上記3店は出国ロビー前にあるので一番馴染みがあるのではないでしょうか。
どれも有名店なので甲乙つけがたく、試食して回って好みのものを買うのがいいと思います。
他にも、出国ゲートに一番近いスターバックスにも台湾オリジナルのパイナップルケーキがあるかもしれません。入れ物もおしゃれだし、一味違うパイナップルケーキとしてお土産にいいかも。
松山空港国際線1階の店舗
国際線チェックインカウンターに向かって左側のエリアに店舗があります。
順成蛋糕
順成蛋糕も松山空港店は比較的最近できた店舗です。セブンイレブンとCOSMEDのななめ前にあります。
台北市内にもいくつも支店があり、2011年の「台北市パイナップルケーキコンテスト」でチャンピオンになっています。台湾を訪れる日本人にも知名度が高いので、こちらもおすすめ。試食もありますよ。
新東陽、手信坊
写真はありませんが、国内線方面に向かって左側の通路に新東陽と手信坊があります。
新東陽は台湾のあちこちにあるお土産屋さん（食品メーカー）で、メジャーすぎて、逆に今まで食べる機会がなかったです。
手信坊は和菓子店というイメージでしたが、やはり台湾のお店なのでパイナップルケーキも作っているんですね。
セブンイレブンとファミリーマート（全家）のセルフ販売
セブンイレブンは国際線側1階、ファミリーマート（全家）は国内線側1階にあります。
（※2019年現在ファミリーマートはセブンイレブンに変わっています）
ここのセブンイレブンは通常商品以外にも各種台湾名産品を扱っていて、特に有名ブランドパイナップルケーキの宝庫だったりします。その中で特に、他のおみやげ屋さんで売っていない有名店の3つをピックアップ。
セルフ購入なので試食はありませんが、気軽に買えるのがポイントです。
鼎泰豐
小籠包で有名な鼎泰豐ですが、パイナップルケーキも作っています。
一度食べたことありますが、正直あまり印象に残らない味でした（ごめんなさい）。
でもその時一緒に食べた佳徳糕餅も同じく特に印象に残らなかったのに、後日また食べてから超ハマったので、もう一回食べたら感想が変わるかも。
なんといっても台湾グルメといえば鼎泰豐という感じで、ネームバリューはダントツですね。価格は6個入り235元、10個入り399元でした。
鼎泰豊 台北101支店★待ち時間が半分になる裏技のチケット
佳徳糕餅
佳徳糕餅といえば、言わずと知れた台北の超有名店。
2006年「第一回 台北パイナップルケーキ・コンテスト金賞受賞」、2010年「経済省“台湾のおいしいお土産” 受賞」だそうです。
（上の写真の中にある「奇美鳳梨酥」は別のメーカーですが、台北で売っているところは少ないそうです。この日は売り切れでした）
南京東路（MRT松山線南京三民駅から徒歩2分）の本店にはいつもレジに行列ができていて、観光客のみならず地元っぽい台湾人が何箱もまとめて買っていくので驚きます。
こちらの松山空港のように委託販売をしているところはありますが、店舗は南京東路の本店のみです。
私もここのパイナップルケーキが大好きです。風味がよくて、皮と餡の調和がすばらしい。
佳徳鳳梨酥は国内線側にあるファミリーマート（現在はありません）でも売っていました。「 免排隊（並ばなくていい）！」と書いてありますね。本店だと入るのに入場制限があり、並ぶことがほとんどなので納得。
価格はセブンイレブンは6個入り239元、12個入り465元です。
ファミリーマートは6個入り239元、12個入り460元と、12個入りがセブンイレブンより5元安いです。
ちなみにこちらのファミリーマートで見かけた有名店のパイナップルケーキは佳徳のみ。お土産はセブンイレブンの方が断然充実しています。
↓こちらは6個入りパッケージ。
そんな私も大好きな佳徳鳳梨酥なのですが、実は私は空港では買わず、本店で買うことにしています。なぜかというと、空港だと委託販売なので最高で30%以上も高くなるのです。
本店で買うと1個あたり30元（2019年6月のレートで約104円）、つまり
- 6個入り180元（約622円）
- 12個入り360元（約1,242円）
- バラ売りあり
空港のセブンイレブンで買うと1個あたり約39~40元（約135〜138円）で、
- 6個入り239元（約825円）
- 12個入り460元（約1,587円）
- バラ売りなし
さらに店舗だとくるみ入りやクランベリー入りなど色々な種類のパイナップルケーキをミックスして買うことができますが、空港だと原味（オリジナル）しか買えません。
ただし、MRTやバス、タクシーでわざわざ南京三民駅の店舗まで行き、入るのに行列、買うのにも行列すると考えれば、差額があっても空港で買うメリットは十分にあるのではないでしょうか。重いパイナップルケーキを持ち歩かずに済むし、1箱買うだけのために本店まで行くのは時間も交通費ももったいないですね。
旅行中の貴重な時間をお金で買うと考えれば、帰国前に空港で買うのはアリだと思います。時間と行程に余裕がある人は本店まで行ってもいいでしょう。
佳德鳳梨酥の委託販売場所は空港以外は
台北駅・西門町・松山空港・MRT東門駅・遼寧街・桃園機場第二ビル・高鉄高雄駅・高鉄台南駅の各セブンイレブンと新光三越站前店B2スーパー内だそうです。その他に台北101のJASONSでも見かけました。
詳しくは佳德の公式ページからご覧ください（日本からだと見られないかもしれません）。
佳德鳳梨酥Pineapple pastry/佳德糕餅有限公司//佳德官網
【追記】
Klookで、佳德鳳梨酥のホテル配送サービスと空港受け取りサービスが開始されました。空港売店より安く買えます。
配送料込みでレビュー評価も高いです。沢山買う予定の方や、友達と一緒に買う方にはかなりおすすめです。
詳しい内容はこちらの記事で書いています。
佳徳鳳梨酥はどこで買うのがお得？本店・コンビニ・ホテル配送を徹底比較
↓「並んでもいいから本店で買いたい」というアナタには、佳徳鳳梨酥まで徒歩2分の素敵なホテルをご紹介しています！まだホテルを決めていない人は絶対に読んでください。
【台北】今台北で一番推せる、快適で子連れも安心のミニホテル☆ホテル イースト 台北（台北東旅）
吳寶春麥方店
私が「台北松山空港で買うべきパイナップルケーキ」で強力にオススメしたいのは、こちらの吳寶春麥方店（吳寶春麵包店）のパイナップルケーキです。
吳寶春はコンテストの世界チャンピオンになった台湾のパン職人で、そのストーリーが映画化されたほどの超有名人。パンも美味しいのですが、パイナップルケーキもすごく美味しいんです。
パイナップルケーキといえば四角くてぶ厚めの形が多いですが、こちらは丸くてやや薄め、小ぶりの一口サイズ。どっしりとした一般的なパイナップルケーキがお好きな方には物足りないかもしれないですが、洗練された上品な雰囲気は台湾のお菓子というよりヨーロッパの洋菓子といった印象です。
逆に言うと、パイナップルケーキの重い感じが苦手、という方にこそ食べて欲しい。トータルバランスがよいので、通常のパイナップルケーキに飽きた方にも新鮮に感じるのではないでしょうか。パッケージもナチュラル系の配色でおしゃれです。
そんなわけでわたしのお気に入りパイナップルケーキの一つなのですが、なぜ今回強力オススメかというと、こちらの吳寶春パイナップルケーキは、買える場所がとても少ないんです。
吳寶春麥方店の高雄店、台北店（どちらもMRTからかなり歩く場所）、あと台湾高速鉄道左営駅（高雄）のセブンイレブンで見かけたことがありますが、他に常設で売っているという情報が入ってきません。
しかも、店舗で販売しているのは20個入り680元、12個入り420元ですが、こちらは空港で買っても12個入り420元と、お店と同じ価格なのがうれしいのです。
見かけたらぜひ買ってみてください。私は自分用にも、大事な人へのお土産にもよく買います。
ベスト3の順位発表
というわけで、個人的ベスト3の発表です。
第3位は裕珍馨、維格餅家、郭元益、順成蛋糕
甲乙つけがたい有名店なのでこちらを同率で第3位にしようと思います。
試食でお好みの味を見つけてください。
第2位は佳徳糕餅の原味佳德鳳梨酥
割高なのが玉にきずですが、並ばなくて済むという意味では、空港で買えるパイナップルケーキの中では一押し。
第1位は吳寶春麥方店の無嫌鳳梨酥
いつまでも空港で買えるようにしておいてほしい、パイナップルケーキに飽きた人にもこれならと思わせる味。
以上、迷った時は参考にしてみてください。
2018年以降の追加情報とおすすめのパイナップルケーキ
上記の記事は2017年6月22日に公開したものですが、その後台北松山空港で再調査したところ、上の記事で書いた内容から変化があったので追記します。
セブンイレブンのセルフ販売内容（2018年1月下旬）
国内線ターミナル1階にあったファミリーマートがなくなり、セブンイレブンと復興航棧（ベーカリー）に変わりました。
佳徳鳳梨酥は引き続き売っていましたが、国際線側に元からあった、cosmedと一緒になったセブンイレブンでは鼎泰豐と吳寶春麥方店のパイナップルケーキがなくなっていました。
代わりに台中の有名店顏新發と、手に入りにくいと言われる台南の奇美のパイナップルケーキがずらり。
ただこの日はパイナップルケーキ自体種類が少なく、代わりに春節用のギフト菓子が多かったので、もしかしたら一時的に品揃えが変わった可能性もあります。実際、その後の調査では鼎泰豐と吳寶春麥方店は復活していました。
順成蛋糕の位置が移動、宝泉が新登場
国際線側セブンイレブンの斜め前にあった順成蛋糕は国内線側に移動、元あった場所には台中・豐原の老舗、宝泉が新しくできていました。
日本ぽい名前だと思ったら日本に縁があるお店のようです。
台中名物太陽餅も売っています。試食もありましたよ！原味鳳梨酥、土鳳梨酥どちらも美味しかったです。土鳳梨酥はパッケージもおしゃれで目を引きました。
奇美土鳳梨酥（2018年4月）
セブンイレブンのセルフ販売に吳寶春麥方店のパイナップルケーキが復活し、新たに「奇美土鳳梨酥」が加わっていました。
1個40g、3個入りで150元なのでなかなかいいお値段ですが、元々10個入り500元で販売しているものなのでお試し用にいいかもしれません。同サイズの愛文芒果酥・桂圓酥と、従来サイズの奇美鳳梨酥もありました。
奇美土鳳梨酥を食べてみました。外側はボロボロ崩れる系でやや食べづらかったです。中身は土鳳梨なので繊維いっぱいで酸っぱめパイナップル餡です。
奇美鳳梨酥はパイナップル餡だけでも3種類あり、全種類食べ比べてみましたが、私は黒い箱入りのスタンダードな鳳梨酥が一番美味しく感じました。賞味期限が長いのが特徴。
奇美鳳梨酥
奇美鳳梨酥（3個入り箱）
小潘鳳凰酥/鳳梨酥（2019年12月）
同じくセブンイレブンのセルフ販売に、最近話題の新北・板橋の有名店、小潘鳳凰酥と小潘鳳梨酥が加わっていました。
共に12個入りで、価格は鳳凰酥が388元、鳳梨酥が378元でした。
小潘鳳凰酥
鳳凰酥の方はパイナップルケーキの中に鹹蛋黃（塩漬け卵の卵黄）が入っていて、甘みとしょっぱさのハーモニーで鳳梨酥より人気があるそうです。なお鹹蛋黃は日本には持ち込めませんので、日本へのお土産に買うなら鳳梨酥の方をどうぞ。
だーげーほー
鹹蛋黃入りのお菓子についてはこちらでも書いています。
手が止まらない美味しさの老楊鹹蛋黃餅と方塊酥、お土産にもよさそう！
先麥芋頭酥（2021年10月）
台北松山空港内の先麥芋頭酥
先麥鳳梨酥（土鳳梨/傳統鳳梨）
新型コロナの影響で店舗の閉鎖や休業が増える中、国内線エリア1階に新しく登場した先麥芋頭酥。看板メニューは店名のタロイモパイですが、おそらく日本人にはパイナップルケーキの方が好まれるかと。2022年の時点では売り場の位置が移動しています。
だーげーほー
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
2021-2022年・コロナ禍での一時帰国2（台湾出国〜自宅待機編）
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