だーげーほーです。
台北松山空港(松山機場)で買えるおすすめのパイナップルケーキを大調査!
前回の記事からの続きです。
【鳳梨酥】台湾名産パイナップルケーキについて語りたいんですこちらでも書いていますが、先に言っておくと、微熱山丘(サニーヒルズ)の店舗は松山空港の中にはありません。空港から徒歩15分くらいの場所にあります。
空港内にショップがあるのは桃園空港の方です。
帰国前の最後のショッピング、台北松山空港で買えるパイナップルケーキは、あまりにも種類が多くてどれを選ぶか迷ってしまう!
そんな方のために、私のおすすめパイナップルケーキをご紹介します。
だーげーほー
目次
松山空港でパイナップルケーキを購入するタイミング
松山空港には、出国審査後の制限区域(免税店が並ぶ場所)にもお土産店がありますが、私は出国審査前の非制限区域(誰でも入れる場所)で購入することをおすすめします。
出国前の方がより多くの店舗があり、店によっては試食もできるため、気に入ったものをその場で購入できます。
松山空港はそんなに広くないので、出発の2時間前に到着すれば下に書いたお店を全部回ることができます。チェックイン後、荷物を預けて身軽になってから買いに行くのがいいと思います。
時間がない時や歩き回りたくない時は、出国ロビー前(国際線ターミナル2階)だけチェックすればOK。もし余裕があれば、それ以外のお店もまわってみてください。
だーげーほー
以下の店舗情報は、記事公開当時のものであり、現在は変更されている場合もあります。最新の情報については、空港に到着後にご確認ください。
松山空港 国際線2階 出国ロビー前の店舗
松山空港の出国ゲート近くでは、多くのパイナップルケーキを取り扱う店舗が並んでおり、試食も可能で、好みに合ったものを見つけやすいです。
裕珍馨(ユーヂェンシン)
台中発祥の老舗で、50年以上の歴史を誇る裕珍馨。パイナップルケーキは、濃厚でありながら甘すぎず、上品な味わいです。バターを使った生地やパイ系のお菓子も有名です。
郭元益(グオユエンイー)
創業1867年の老舗。松山空港の店舗は比較的新しいですが、創立1867年の超有名老舗ブランドで、安定した品質のパイナップルケーキを提供しています。
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松山空港 国際線1階の店舗
国際線のチェックインカウンター向かって左側にも、パイナップルケーキを扱う店舗があります。
宝泉(バオチュエン)
宝泉(寶泉)は台中・豐原の老舗です。試食もあり、原味鳳梨酥、土鳳梨酥どちらも美味しかったです。特に土鳳梨酥はパッケージもおしゃれで目を引きました。
セブンイレブンとCOSMEDの前にあります。
新東陽(シンドンヤン)、手信坊(ショウシンファン)
国内線方面に向かって左側の通路に新東陽と手信坊があります。
新東陽は台湾のあちこちにある大手の食品メーカーで、お土産店としてメジャーすぎて逆になかなか食べる機会がありません。
手信坊は和菓子が中心ですが、パイナップルケーキも作っています。
松山空港 国内線(1階と2階)の店舗
国内線の2階にある松山機場美食廣場(フードコート)のベーカリーと、1階のお土産専門店コーナーにも少しだけ取り扱いがあります。
順成蛋糕(シュンチェン ダンガオ)
国内線の2階、松山機場美食廣場(フードコート)の中にあります。
順成蛋糕は2011年に「台北市パイナップルケーキコンテスト」で優勝した実力店。パイナップルケーキはクルミ入りや土鳳梨など複数のバリエーションがあります。手作りクッキーも美味しいです。
先麥芋頭酥(シェンマイ ュートウス)
国内線の1階、一番奥にあるセブンイレブンの近くにあります。看板商品はタロイモケーキですが、パイナップルケーキも日本人受けする味。ギフト用パッケージは必見です。
【台北】先麥芋頭酥|松山空港で買える台中の銘菓コンビニ販売(セブンイレブン)
国際線1階のセブンイレブンは通常商品以外にも台湾の名産品を扱っており、特にパイナップルケーキに関しては、地方の有名店のものなど、取り扱いの少ないメーカーのものも多数揃っています。
国内線1階にあるセブンイレブンと少し品揃えが違いますが、国際線側の店舗の方が種類が多めです。
中でも、以下の4つは私が自分用に何回買ったかわからないくらいのお気に入りです。ただし商品ラインナップが頻繁に変わるため、行った時に買えるかどうかは運次第です。
吳寶春(ウーバオチュン)
世界チャンピオンのパン職人が作る最高においしいパイナップルケーキ。買える場所が少ないので、見かけたら買い!です。洗練された上品な雰囲気は、台湾のお菓子というよりヨーロッパの洋菓子といった印象で、パイナップルケーキに飽きた人にこそ食べて欲しい逸品です。
奇美(チーメイ)
マンゴーや龍眼などのバリエーションもあり、パイナップル餡だけでも3種類ある中で、黒い箱の「黃金鳳梨酥」がおすすめ。高級なパイナップルケーキは賞味期限が2週間〜1ヶ月程度ですが、これは4ヶ月も保存できるのに、フレッシュな美味しさが長続きします。
3個入りのミニサイズもあります。奇美も台北では買える場所が少ないので、見つけられたらラッキー。
佳徳(ジャーダ)
台湾人も行列して買う、ギフトとして定番ブランドのパイナップルケーキ。私は基本的に本店で買いますが、誰にも好かれる間違いないお土産です。
佳徳鳳梨酥はどこで買うのがお得?本店・コンビニ・ホテル配送を徹底比較小潘(シャオパン)
新北・板橋の有名店で、ここ数年空港でよく見かけるようになりました。小潘鳳梨酥と卵黄入りの小潘鳳凰酥(フォンファンスー)がありますが、日本に持ち帰るなら前者です。12個入りで1個あたり31.5元とコスパよし。日本の友達にも好評でした。
空港内コンビニでの販売については、2017年と今ではかなり状況が変わってしまったため、過去に書いた文章はアーカイブとして残しておきます。長い上に情報が古いので、興味のある方だけご覧ください。
セブンイレブンとファミリーマート(全家)のセルフ販売
セブンイレブンは国際線側1階、ファミリーマート(全家)は国内線側1階にあります。
(※2019年現在ファミリーマートはセブンイレブンに変わっています)
ここのセブンイレブンは通常商品以外にも各種台湾名産品を扱っていて、特に有名ブランドパイナップルケーキの宝庫だったりします。その中で特に、他のおみやげ屋さんで売っていない有名店の3つをピックアップ。
セルフ購入なので試食はありませんが、気軽に買えるのがポイントです。
鼎泰豐
小籠包で有名な鼎泰豐ですが、パイナップルケーキも作っています。
一度食べたことありますが、正直あまり印象に残らない味でした(ごめんなさい)。
でもその時一緒に食べた佳徳糕餅も同じく特に印象に残らなかったのに、後日また食べてから超ハマったので、もう一回食べたら感想が変わるかも。
なんといっても台湾グルメといえば鼎泰豐という感じで、ネームバリューはダントツですね。価格は6個入り235元、10個入り399元でした。
鼎泰豊 台北101支店|待ち時間が半分になる裏技のチケット佳徳糕餅
佳徳糕餅といえば、言わずと知れた台北の超有名店。
2006年「第一回 台北パイナップルケーキ・コンテスト金賞受賞」、2010年「経済省“台湾のおいしいお土産” 受賞」だそうです。
(上の写真の中にある「奇美鳳梨酥」は別のメーカーですが、台北で売っているところは少ないそうです。この日は売り切れでした)
南京東路(MRT松山線南京三民駅から徒歩2分)の本店にはいつもレジに行列ができていて、観光客のみならず地元っぽい台湾人が何箱もまとめて買っていくので驚きます。
こちらの松山空港のように委託販売をしているところはありますが、店舗は南京東路の本店のみです。
私もここのパイナップルケーキが大好きです。風味がよくて、皮と餡の調和がすばらしい。
佳徳鳳梨酥は国内線側にあるファミリーマート(現在はありません)でも売っていました。「 免排隊(並ばなくていい)!」と書いてありますね。本店だと入るのに入場制限があり、並ぶことがほとんどなので納得。
価格はセブンイレブンは6個入り239元、12個入り465元です。
ファミリーマートは6個入り239元、12個入り460元と、12個入りがセブンイレブンより5元安いです。
ちなみにこちらのファミリーマートで見かけた有名店のパイナップルケーキは佳徳のみ。お土産はセブンイレブンの方が断然充実しています。
↓こちらは6個入りパッケージ。
そんな私も大好きな佳徳鳳梨酥なのですが、実は私は空港では買わず、本店で買うことにしています。なぜかというと、空港だと委託販売なので最高で30%以上も高くなるのです。
本店で買うと1個あたり30元(2019年6月のレートで約104円)、つまり
- 6個入り180元(約622円)
- 12個入り360元(約1,242円)
- バラ売りあり
空港のセブンイレブンで買うと1個あたり約39~40元(約135〜138円)で、
- 6個入り239元(約825円)
- 12個入り460元(約1,587円)
- バラ売りなし
さらに店舗だとくるみ入りやクランベリー入りなど色々な種類のパイナップルケーキをミックスして買うことができますが、空港だと原味(オリジナル)しか買えません。
ただし、MRTやバス、タクシーでわざわざ南京三民駅の店舗まで行き、入るのに行列、買うのにも行列すると考えれば、差額があっても空港で買うメリットは十分にあるのではないでしょうか。重いパイナップルケーキを持ち歩かずに済むし、1箱買うだけのために本店まで行くのは時間も交通費ももったいないですね。
旅行中の貴重な時間をお金で買うと考えれば、帰国前に空港で買うのはアリだと思います。時間と行程に余裕がある人は本店まで行ってもいいでしょう。
吳寶春麥方店
私が「台北松山空港で買うべきパイナップルケーキ」で強力にオススメしたいのは、こちらの吳寶春麥方店(吳寶春麵包店)のパイナップルケーキです。
吳寶春はコンテストの世界チャンピオンになった台湾のパン職人で、そのストーリーが映画化されたほどの超有名人。パンも美味しいのですが、パイナップルケーキもすごく美味しいんです。
パイナップルケーキといえば四角くてぶ厚めの形が多いですが、こちらは丸くてやや薄め、小ぶりの一口サイズ。どっしりとした一般的なパイナップルケーキがお好きな方には物足りないかもしれないですが、洗練された上品な雰囲気は台湾のお菓子というよりヨーロッパの洋菓子といった印象です。
逆に言うと、パイナップルケーキの重い感じが苦手、という方にこそ食べて欲しい。トータルバランスがよいので、通常のパイナップルケーキに飽きた方にも新鮮に感じるのではないでしょうか。パッケージもナチュラル系の配色でおしゃれです。
そんなわけでわたしのお気に入りパイナップルケーキの一つなのですが、なぜ今回強力オススメかというと、こちらの吳寶春パイナップルケーキは、買える場所がとても少ないんです。
吳寶春麥方店の高雄店、台北店(どちらもMRTからかなり歩く場所)、あと台湾高速鉄道左営駅(高雄)のセブンイレブンで見かけたことがありますが、他に常設で売っているという情報が入ってきません。
しかも、店舗で販売しているのは20個入り680元、12個入り420元ですが、こちらは空港で買っても12個入り420元と、お店と同じ価格なのがうれしいのです。
見かけたらぜひ買ってみてください。私は自分用にも、大事な人へのお土産にもよく買います。
価格帯の参考
空港で売っているパイナップルケーキは1個あたり30〜50元くらいが多く、比較的高級品の価格帯です。
- 佳德糕餅(2019年): 6個入り約239元、12個入り465元
- 奇美鳳梨酥(2019年): 3個入り150元、10個入り480元
- 小潘鳳梨酥(2023年): 12個入り378元
- 順成鳳梨酥(2024年): 18個入り360元(原味)
- 吳寶春鳳梨酥(2024年):12個入り488元
- 先麥芋頭酥(2024年): 6個入り210元
年数は執筆当時の価格のため、目安としてお考えください。購入時の最新価格は、各店舗で確認することをおすすめします。
松山空港では老舗や有名ブランドが揃っており、お土産選びに迷うほどのラインナップです。試食をしながら、自分好みの味を見つけてくださいね!