だーげーほーです。
2〜3年くらい前に、台湾の花雕雞麵というインスタントラーメンが一大ブームになり、Twitterなどでも話題になっていました。
臺灣菸酒(台酒:日本でいう昔の専売公社のようなメーカー)から出ていて、料理酒が入っているとのことで、当時授乳中だった私は食べる機会がありませんでした。
今でもスーパーやホームセンターで常に目立つ所にあるので、ブームが過ぎても人気の定番商品になったようです。授乳もとっくに終わり、ふと気になったので食べてみることにしました。
目次
まずは代表的な花雕雞麵を食べてみた
花雕シリーズは「花雕」というお酒を使った泡麵(即席麺)で、有名な「花雕雞麵」以外にもいくつかの種類があり、さらに袋入りやカップ麺のバリエーションがあります。
今回は代表作とも言える「花雕雞麵」のカップ麺を食べてみます。スーパーではだいたい1個43〜60元前後で売られています。
パッケージを開けると、麺・調理包(具のレトルトパウチ)・佐料包(調味油)・調味粉包(粉末スープ)・花雕料理酒の袋が入っています。
料理酒はスープとは別の袋で最後に加えるものなので、アルコールNGの人は入れなくてもOKです。
作り方は日本のカップラーメンと同じで、カップの中の麺の上に粉末スープをかけて、沸騰したお湯を線まで入れて蓋をして3分たったら出来上がり。
調理包のパッケージには「蓋の上で温めて食べるとおいしい」と書いてあるのでその通りに従います。花雕料理酒も食べる直前に入れます。
台湾のカップラーメンは粉末スープと調味油や液体スープを同時に入れるタイプのが多いのですが、日本のは調味油や液体スープは蓋の上で温めるものが多いので、私は日本式に佐料包も調理包と一緒に蓋の上で温めます。すなわち、粉末スープ以外は全て後乗せ方式です。
なおこの粉末スープ、漢方薬の匂いがすごいです。
3分後。はい出来上がり〜。
レトルトパウチとは思えないクオリティーの鶏肉がゴロゴロ入っていて存在感があります。麺もコシがあっておいしい。
そして台湾料理でおなじみのクコの実も入っていて、実に複雑で深い味のスープ。そして花雕料理酒がまたいい味を出している。
この手の漢方風味のスープ&料理酒は好みがあると思いますが、私は台湾で慣れ親しんでいるため、インスタントでこの味が再現できるとは!とちょっとテンションが上がりました。
普段はラーメンのスープは残すのですが、美味しくて最後まで飲み干してしまったほどです。
花雕酸菜牛肉麵も食べてみた
続けて今度は「花雕酸菜牛肉麵」のカップ麺を食べてみます。酸菜は日本でいう高菜みたいなもの。牛肉麺は台湾の有名な料理ですね。
作り方は花雕雞麵と同じ。
おや、パッケージをよく見ると、私の大好きな維力炸醬麵(これも即席麺)で有名な維力食品工業が委託製造しているではないですか。あーこれは間違いないわ〜、とここでもテンションが上がります。
というわけでできあがり。こちらもパウチのお肉がゴロゴロ入っています。
台湾のローカルフードは安いですが、それでも50元以下でこんなに牛肉が入っている麺はお店では食べられません。牛肉麺は安いお店でもだいたい100元くらいはします。
さすがにお店で食べるものとは全く別物ですが、これはこれでカップラーメンとしてはかなりレベルが高いです。
花雕雞麵に比べるとスープは辛め。なので辛いものが苦手な私としては花雕雞麵の方が好みかなーという感じでした。
麻油雞麵も食べてみた
同じシリーズのカップ麺である麻油雞麵も食べてみました。麻油雞というのは鶏肉とショウガを黒胡麻油で炒めて米酒で煮た滋養スープで、台湾ではとてもポピュラーな存在です。
封を開けると、中身は花雕麺とほぼ同じで、花雕酒の代わりに台湾で麻油雞を作るときには欠かせない紅標純米料理米酒を使っています(私が普段使っているのは料理用ではない方の米酒ですが)。
作り方も同じ。出来上がりは写真のように鶏肉と大きな生姜、クコの実も入っています。なおこの生姜は通常は食べません。
他の麺同様、ゴロゴロお肉のボリュームがたっぷりで美味しいです。味は一般的な麻油雞ともちょっと違う感じ。麻油雞麵というと普通は麵線(台湾のそうめん)を使うのでその関係もあるのかも。アレンジ麻油雞麵という感じですが、突然麻油雞麵が食べたくなったときに3分間で作れるのは素晴らしい。
いずれもカップラーメンとしてはかなりクオリティーが高く、日本円に換算すると160円くらいでお店とさほど変わらないクオリティーの麺をすぐに食べられるのはかなりイイ!と思います。やっぱり定番人気になるだけあって美味しいです。
台湾で見かけたらぜひ食べてみてくださいね。
だーげーほー
そして昨日はひとり夕飯だったので、全家の台酒コラボの花雕雞湯麵を買ってみた。おいしかった。麺は泡麵ではないのね。藥膳排骨みたいな漢方薬スメルが大丈夫な人向け🍜 pic.twitter.com/OIwQidW6Ey
— だーげーほー@台湾2000元 (@2000twd) February 28, 2023