京都念慈菴(ニンジョム)人気ののど飴と、台湾でしか買えない枇杷膏

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖

だーげーほーです。

だいぶ前に書いた、台湾人は咳が出る時に杏仁茶を飲むという記事。

【台湾の習慣】喉の調子が悪い時。ゴホン!といえば杏仁茶

その中で、杏仁茶では治らない時は、京都念慈菴(きょうとねんじあん/ニンジョム)の川貝枇杷膏という漢方の入ったシロップを飲むと書きました。

当時は日本では手に入らなかったため、一時帰国のときに友達にお土産に持っていったら喜んでもらえました。

【京都念慈菴】人參川貝枇杷膏

【京都念慈菴】人參川貝枇杷膏

その京都念慈菴のシロップですが、実はラインナップが色々あります。

京都念慈菴とは

清朝からある枇杷膏(喉の不調や咳に効くというびわシロップ)の会社で、1946年に香港で、1961年に台湾でも設立されました。

……というストーリーを書こうと思いましたが、日本語版の企業公式サイトがあったので、そちらを読んだ方がよさそうです。

参考 会社情報京都念慈菴

台湾では喉風邪や喉の調子が悪い時に、京都念慈菴ののど飴を舐めたり、シロップを飲んだりします。台湾人なら誰でも知っている超有名ブランドで、ここ最近は一部製品は日本でも買えるようになりました。

京都念慈菴の枇杷膏(シロップ)

京都念慈菴のシロップはたくさんの種類があり、コンビニやスーパーでも買えます。

写真左側の清潤無糖枇杷膏と、右側の蜜煉枇杷膏は、隨身包(持ち歩き用/一回飲みきり)タイプのもの。

セブンイレブンで売っていた京都念慈菴の枇杷膏

セブンイレブンで売っていた京都念慈菴の枇杷膏

オレンジ色のパッケージの蜜煉枇杷膏は、日本の通販サイトでも購入できます。

この他に子供用のシロップもあります。ちなみに枇杷膏は妊娠3ヶ月以内の妊婦さんは飲まない方がいいそうです。後期は医師と相談、と中国版公式サイトに書いてありました。

これらはいわば「ハーブ入りシロップ」ですが、それとは別に、配合成分が異なるため薬局でしか買えない、中藥(漢方薬)タイプの枇杷膏もあります。

台湾の薬局でしか買えない川貝枇杷膏は3種類

薬局やドラッグストアでしか買えないタイプの枇杷膏は、

  • 複方川貝枇杷膏(ビン入り/隨身包)
  • 人參川貝枇杷膏(ビン入り/隨身包)
  • 川貝羅漢果枇杷膏(ビン入り)

の3種類です。

複方川貝枇杷膏(ビン入り)

これは夫が買ってきた、大瓶タイプの複方川貝枇杷膏。漢方タイプの枇杷膏の一番スタンダードなタイプです。

【京都念慈菴】複方川貝枇杷膏(ビン入り)

【京都念慈菴】複方川貝枇杷膏(ビン入り)

量が多くて一番割安ですが、濃厚なシロップなので少々取り扱いが難しいです。使っているうちに蓋がべたついてきます。

私はそこまで頻繁に飲むわけではないので、個包装タイプのものを買います。

人參川貝枇杷膏(隨身包)

【京都念慈菴】人參川貝枇杷膏の個包装パック

【京都念慈菴】人參川貝枇杷膏の個包装パック

そんなわけで私が買ったのは、隨身包のほうの人參川貝枇杷膏。封を開けてすぐ飲めて、パッケージをそのまま捨てられるので便利です。

京都念慈菴の人參川貝枇杷膏(隨身包)

人參川貝枇杷膏(隨身包)

内容は、通常タイプに朝鮮人参などが加わったもののようです。違いは正直よくわかりません。

控えめなゴールドカラーの箱で、通常のオレンジ色のに比べて少し高級感があるかも?

京都念慈菴の人參川貝枇杷膏(隨身包)パッケージ後ろ側

人參川貝枇杷膏(隨身包)パッケージ後ろ側

通常タイプは12本入りで、こちらは9本入り。

人參川貝枇杷膏(隨身包)パッケージ側面

パッケージ側面

人參川貝枇杷膏(隨身包)パッケージ側面、配合成分のイラスト

パッケージ側面、配合成分のイラスト

人參川貝枇杷膏も瓶入りのものが売られています。

京都念慈菴ののど飴

京都念慈菴といえば、日本ではハーブのど飴の方が有名かもしれません。こちらもスーパー・コンビニ・ドラッグストアなど色々な場所で購入できます。

買える場所と包装の種類による違い

セブンイレブンの棚に並ぶ京都念慈菴ののど飴

セブンイレブンの棚に並ぶ京都念慈菴ののど飴

コンビニやドラッグストアでよく見かけるのは小さめのタイプ、スーパーで見かけるのは大袋タイプのものが多いです。

私は自分用に買う時はスーパーの大袋、初めて食べる人にあげる時には小袋タイプのものを買うことが多いです。

【京都念慈菴】枇杷潤喉糖-原味(60g缶入り)

【京都念慈菴】枇杷潤喉糖-原味(60g缶入り)

日本へのお土産に人気なのは、渋いロゴマークの入った缶入りタイプのもの。中身は銀紙に包まれた個包装です。

【京都念慈菴】枇杷潤喉糖-金桔味(60g缶入り)

【京都念慈菴】枇杷潤喉糖-金桔味(60g缶入り)

缶入りはちょっと割高なので、見栄え優先で渡したい時に買います。

ちなみにスーパーで売っているのはだいたい原味(オリジナル)と金桔檸檬(キンカンレモン)味のみで、他の3種類(梅/レモングラス/リンゴリュウガン)はワトソンズやCOSMEDなどのドラッグストアだと置いていることが多いです。

日本では未発売のスーパーミント味というのもあるらしいですが、私はまだ見かけたことがありません。

私のお気に入りは雙層枇杷軟喉糖

上記の、昔からあるハードキャンディタイプののど飴もよいのですが、私のお気に入りはソフトタイプののど飴です。

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖-原味(個包装)

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖-原味(個包装)

実ははじめて手にした時、ハードキャンディと勘違いして買ったのですが、よく見たら喉糖と書いてありました。

中国語で”軟糖”は一般的にはグミキャンディを指します。なのでてっきりグミだと思ったのですが、中身はハイチュウのようなチューイングキャンディでした。

よく見るとパッケージにも「HERBAL CHEWS」と書いてあります。

(これとはまた別に「HERBAL GUMMY」と書いてある似た名前の商品もあって、そちらは本当にグミです)

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖

柔らか食感の俵型の飴で、口の中に入れていても邪魔にならず、湿度の高い台湾でも溶けたりせず、ガリガリ噛むこともなく食べやすいです。

間違えて買って以来気に入って、ずっとこちらをリピートして買っています。ちょっとくせのある味なので好みが分かれそうですが、我が家は大人も子供も大好きです。

台湾でコロナが急に流行った頃は、近所のスーパーからも在庫がなくなってしまい焦りました。

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖の外装袋

【京都念慈菴】雙層枇杷軟喉糖の外装袋

 

ちなみに一般的に流通している大袋は37g入りですが、全聯福利中心で売っているのは60g入りでちょっとお得です。たくさん買う場合はスーパーをチェックしてみるとよさそうです。

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