だーげーほーです。
2022年の10月13日以降、台湾入国での隔離がなくなるとのこと。約2年半、長かった!
前回の記事・2021年の「台湾出国〜自宅待機編」に続いて「日本出国〜台湾への再入国」について書こうと思っていたのですが、なんだかんだで10ヶ月近く経過してしまいました。その後も状況がどんどん変わり、ついに隔離もなくなるので今さら記事にしても実用性はないのですが、これも一つの旅の記録なので書き残すことにしました。
記事の構成も少し変えて、2021年10月〜12月の内容をベースにしつつ、2022年の7〜8月の子連れ一時帰国のこともあわせて書くことにします。
目次
台湾入国のスケジューリングとタスクリスト
日本入国の時と同じように必要タスクをまとめました。上から順に手配しています。
- 台湾入国時のホテル予約の確認
- PCR検査の予約
- 持ち帰る荷物の梱包と発送
- 空港への交通手配
- 台湾入国時に必要な書類やタスクの確認
チケットは往復で購入してあるので、往路に比べるとタスクはかなり減っています。
台湾入国時のホテル予約
私は日本への一時帰国前に予約を済ませておきましたが、2021年12月時点では台湾入国後14日間(到着日は0日目とカウントするため実質15日間)の隔離のためのホテル予約が必要でした。ホテルが予約できなかった場合は公的施設の「集中検疫所」にも入れますが、ネットでの評判はあまり良くないようです。
2022年5月9日入国からは隔離期間は7日間に変更。6月15日以降は3日間の居家檢疫と同一地点での4日間の自主防疫に変更されたため実質8日間のホテル滞在でした。条件が当てはまれば自宅での隔離が可能ですが、我が家は公共交通機関を使わないと帰れない場所にあるためやむなくホテル住まいです。
PCR検査の予約
2021年時点では日本入国時とほぼ同様に、搭乗前3日以内のPCR検査陰性証明書の取得が必要でした。その後2022年1月4日入国からは搭乗日含まず2日以内に検査したものに変更されています。
PCR検査自体は多くの場所で行っていますが、台湾入国用のフォーマットを満たす陰性証明書を発行するとなると限られた病院のみになります。
特別入国許可(ビザ)の申請及びPCR検査について(台北駐日経済文化代表処)
https://www.taiwanembassy.org/jp_ja/post/72703.html
報告の形式については、紙の原本、コピー或いは電子版報告。以下の内容を記載したもの:人定事項(パスポートに記載された氏名の他、パスポート番号或いは生年月日)、検査内容(COVID19或いはSARS-CoV-2)、検査法「PCR、Real-Time PCR、RT-PCR、RT-qPCR (Quantitative Reverse Transcription PCR)、NAA(Nucleic acid Amplification)、NAAT(Nucleic acid Amplification Test)、NAT(Nucleic acid Test)、LAMP(Loop/Mediated isothermal Amplification)或Molecular Diagnostics」、検査結果(Negative或いはUndetectable)、検体検査日、報告日及び医療機関の情報。報告書の使用言語については、原則上は中文や英文。但し、出発地の公用言語で記載の場合、チェックイン時に航空会社が上記の内容を判読できるものに限っては可能。
ネットで調べてスケジュール的に問題ない病院はどこも高額だったため、ANAのサイトに載っていた検査9,900円+陰性証明書発行3,300円の「ANAライフステップサービス PCR検査」で検査を受けることにしました。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/coronavirus-travel-information/pcr/
自宅で検査して郵送するサービスで、検査結果はオンラインで受け取れるのでスマホに保存しておき、念の為一枚プリントアウトしておきました。
ちなみに2022年7月14日からは台湾国籍および有効な居留証を持つ人は入国前のPCR検査が不要になり、8月15日以降は全ての入国者が不要になりました。そのため2度目のコロナ禍での台湾入国は上記ステップが省けて少し楽になりました。
持ち帰る荷物の梱包と発送
2年近く帰国していなかったため、今回はいつも以上に台湾に持ち帰る荷物が多く、一人で60Lと90Lのスーツケース2つの手荷物と郵送の段ボール箱1個という構成でした。普段は時間がかかるので船便は使いませんが、今回は隔離が2週間ほどあるため船便での発送です。
ちなみに日本から入国する際には船便の荷物も免税になりますが、今回初めて課税されました。ですが事前に「別送品(後送行李)」の手続きをしていたため、8,000円弱の税金が戻ってきました。この時のエピソードを以前の記事に追記しました。
台湾入国時の「別送品(後送行李)」免税の手続き方法空港への交通手配
普段は羽田空港へはリムジンバスで行きますが、今回は荷物が多かったのと両親が見送りに行きたいとのことで、定額タクシーと迷ってタクシーより少し安いKKdayの送迎サービスを利用しました。
羽田空港・成田空港 – 東京都内 空港送迎サービス 貸切プラン
直前まで連絡が取れずにちょっとバタバタしましたが、当日迎えにきてくれたドライバーさんがとても親切で、途中渋滞があったものの予定時刻に空港に到着できてとても快適でした。
そして2022年の一時帰国では子供が一緒で同じく朝が早めだったため、MKタクシーの空港定額サービスを利用。無料アップグレードのアルファードで快適に空港まで到着しました。しかし空港定額とはいえ高速代金が加算されるので、結果的にKKdayの方が2000円近く安くなりました。なので次回も送迎を頼むならKKdayにしようかと思っています。
台湾入国時に必要な書類やタスクの確認
日本入国時と同様にANAのサイトに台湾入国時のまとめが載っています。
参考 各国・地域の水際対策に伴う入国制限・検疫措置についてANAたまに情報が古くなっていることもあるので最終的にはTwitterなどもあわせて情報収集していました。日本からの出国に関しては何も制限はありませんが、ANA国際線カウンターでのチェックイン時に必要書類の確認があります。
そして台湾の入国に関してはこちらにQ&Aがまとまっています(中国語・英語のみ)。
参考 本署Q&A衛生福利部
台湾への入国準備は日本よりシンプルで、PCR陰性証明書以外に台湾衛生福利部の入境檢疫系統(航機版)というサイトへの登録が必要になります。このサイトで登録した内容をスクリーンショットしておき、入国の際に提示します。
参考 入境檢疫系統(航機版)衛生福利部2021年の時はスクショをPDF化して自分宛にメール添付でスマホに送り、いつでも見られる状態にしておきました。PCで入力したせいか、最後のスクショ(入境居家検疫申報告表)を撮ったら横に縮小されて見づらくなったため、2022年はスマホで入力したところ最後に「画面保存」ボタンが出てきて便利でした。
台湾到着後
空港到着後の手続きは2021年も2022年もほぼ同じです。
台湾の空港での手続き
台北松山空港に到着すると、防護服を着たスタッフに誘導されてまず台湾のスマホの電話番号の有無を聞かれます。持っている人は緑のライン、持っていない人は赤のラインに誘導されその場で中華電信のSIMを契約するようです。日本語ができる人は各箇所に一人以上います。
その後 入境居家検疫申報告表の確認をされます。SMSで届いたURLにアクセスして、居家検疫通知書のページをスクショします。
そして帰宅後に使うコロナ抗原検査キットを渡されます(日本語説明書あり)。同時に唾液検査の番号の紙を渡され、別の階に移動します。
YouTubeまたは待機用のベンチ前にあるモニターで動画で採取の方法を説明しているので見ておくとわかりやすいです。
番号を呼ばれたら個別のブースに移動して唾液採取します。終了後は通常と同様の入境検査が行われます。
防疫タクシー
税関で前述の別送品の手続き後、入国ロビーへ移動し防疫タクシーの手続きを行います。書類記入したりスクショを画面表示したままスマホを渡す場面もありつつ、係員に連れられてタクシー乗り場へ移動します。
さっきまでの厳重な防護服の人たちと違い、タクシー運転手は普通にマスクだけの状態で会話もするので拍子抜けしました。タクシーに乗る前に全身にアルコールを噴射されたという情報もありましたが、私の時は靴底の消毒のみで終わりました。
タクシーの中でホテルに「今から向かう」とメールしましたが、入れ違いで電話してほしいというメールが来たので電話してナンバーを伝えました。
台北松山空港から新北市はメーター制のため、通常のタクシー料金と同じ金額でした。
台湾で気になるタクシー料金をスマホで事前に調べる方法なお支払いは現金で、この後隔離解除前の病院でのPCR検査や病院へ向かうときも防疫タクシー代が必要になるので、手持ちの現金は事前にある程度用意しておきます。
防疫タクシーの料金はこちらで調べられます。
参考 旅客自臺北、臺中及高雄國際機場入境至檢疫處所交通方案QA衛生福利部ホテル到着後、タクシーは直接地下駐車場へ。タクシー下車後、運転手さんは車体を念入りに消毒していました。
隔離ホテル
2021年に泊まった新北市のホテルでは駐車場にホテルのチェックイン受付のテーブルが用意されており、入室前に書類の記入その他の説明をされ、入室後に記入して袋に入れて提出するルールになっていました。
2日目以降、地元の警察から毎日電話があり、12日目のPCRについての説明では警察と保健所、ホテルスタッフからも連絡がありました。公的機関からの連絡は基本的に英語または中国語での電話、またSMS(ショートメール)での毎日の健康報告が必要なため、データ通信のみのSIMだと不可なようです。
2022年に泊まった台北市内のホテルではもう少しゆるい感じで、書類の記入は一応するけど提出はチェックアウト後でした。3日間の居家檢疫+4日間の自主防疫で、隔離解除前の病院でのPCR検査も不要、自主防疫の一時外出時のセルフ抗原検査は陰性結果の写真をホテルスタッフにLINEで送る形式でした。
警察からの電話(流暢な日本語でした!)も初日だけで、健康報告のSMSも毎日届くはずなのに初日だけ。この頃は台湾国内もコロナが蔓延しており、入国時の隔離も意味あるのかな?みたいな空気になっていたのでみんなテキトーになってきたのかもしれません。