だーげーほーです。
台湾旅行に行く時、スマホやパソコンでの4GやWiFiといったネット接続はどうしていますか?
一番簡単なのは各携帯キャリアが提供している海外インターネット接続サービス(ローミング)ですが、高額請求が気になる所です。
何も対策しない場合でも海外パケット定額サービスを使うのはもはや常識ですが、それでも24時間あたりで通常980〜2,980円の料金が発生します。
そこで今回は、台湾に旅行で来た友人たちから聞いたネット接続サービスの口コミ体験談と、私の経験を交えた台湾旅行のネット接続、結局どれが一番いい方法?どれが一番安く済むの?というまとめです。
目次
台湾の無料WiFi事情
台湾はホテルやカフェ、空港などの無料WiFiが比較的充実しているため、普段からあまりネットを使わない人はそれで十分かもしれません。ですが頻繁に使う場合、正直それだけだと厳しいです。その理由を書きます。
台湾旅行中はスポット型WiFiサービスだけで乗り切れるか
台湾の公共ネット接続サービスでは、旅行者でも使えるTaipei FreeやiTaiwanなどの政府系の事前登録型無料WiFiサービスが有名です。私もサービスが出始めの頃はよく利用していたのですが、現在では利用者の増加により台北などの大都市ではかなり繋がりにくくなりました。
(2019年現在Taipei FreeはSMS受信可能な携帯電話を持っていないと登録できなくなりました)
地方都市だと普通に使えるのですが、日本人旅行者もよく利用する台北MRT構内や車内は全くつながらないこともあり、一番必要な時に接続できずイライラすることも多いので、期待しない方がいいです。
このような無料サービスは通常の3G、4G接続の補助的手段として考えておいた方がよいでしょう。
ホテルによってはWi-Fiがつながりにくいことも
台湾のホテルでは大抵Wi-Fiが用意されていますが、ホテルのグレードに関係なく、部屋によってはつながらないというレビューを見かけることがあります。
出先でのSNSのリアルタイム投稿にはやはりモバイルWiFiルーターやプリペイドSIMカードを使った方が断然便利ですし、仕事で行く人は絶対に自前での通信手段を確保しておくべきです。
安心・安全な台湾旅行のために
旅先でのネット接続が必要な場合というのは、外出先や屋外での旅行情報や天気予報、交通手段や遅延情報といった「今すぐ知りたい」という調べ物が多いため、使いたい時に繋がらないと意味がありません。
買い物をするときの価格調査や、日本で買えるかどうかといった検索も必要度が高いです。またオンラインでの予約手配やホテル・お店への連絡、LINEで友達と待ち合わせたりという緊急時、肝心な時に繋がらないのでは意味がありません。
個人手配型旅行では乗り物での移動中に地図や電車の時間などの調べ物をすると時間の節約になる上、万が一アクシデントが起きた時に情報収集をしたり、ホテルや日本への連絡手段を持つ事ができるという利点が多く、逆に持たない理由の方が少ないのではないでしょうか。
そして特に一人旅の方!台湾は比較的治安の良い国ですが、万が一のトラブルや天災に備え、安全を確保する意味でも必要な時にすぐにネット接続できる手段を持つことを強くおすすめします。いざという時の安心料と思えば安いものです。
台湾でのネット接続・WiFiルーター(ポケットWiFi)型
日本から持っていくSIMロックのかかっているスマホを使うならこれ一択と言ってもいい、レンタルWiFiルーター(ポケットWiFi)のサービスについてです。
一台に複数の端末で接続できるので、グループ旅行なら一緒に使うことができて料金的にもお得です。
ツアーで行くなら日本で借りる「イモトのWiFi」
ツアーで台湾に行く場合は団体行動なので、台湾現地で借りる時間はありません。日本で借りて返すタイプのレンタルWiFi一択です。
去年、日本の友達Aから、台湾に行く時におすすめのレンタルWiFiルーターを聞かれたので、別の友達が良かったと言っていたイモトのWiFiを教えてあげました。使い心地について聞いてみたところ、「特に問題なく使えたので満足」とのことでした。
ところがその友達Aが今年はセブ島に行くことになり、またイモトのWiFiを借りたのですが、「台湾ではとても便利に使えたのに、セブでは全然繋がらなかったり、繋がっても遅くて使い物にならなかった」と言っていました。もしかしたら地域によって差があるのかもしれません。
現地で繋がらなかった、では困りますが、下のバナーから申し込むとサービスに満足できなかった場合は全額無料になる「満足補償」が使えます。
【長所】
事前に家まで送ってもらうことも日本の空港で借りることもできるので、現地での時間を最大限に使える。日本語でのサポートが受けられる。
【短所】
料金がやや高め。
条件次第では最安になる「台湾データ」
前述の通り、ツアー旅行の場合は日本で借りて返すタイプの「イモトのWi-Fi」がイチオシだったのですが、最近はグローバルモバイルの台湾専用ポケットWi-Fiルーター台湾データが気になっています。
台湾専用Wi-Fiルーターなら安定感抜群!利用制限なしの台湾データ
なぜ気になっているかというと、イモトのWi-Fiより有利なのかな〜と思うポイントが多いからです。
イモトのWi-Fiだと4G LTEの早割(60日前までの予約)で最安でも上限500MB/日で860円/日です(動画でも見ない限り1日500MBは使わないと思いますが……)。
一方、台湾データは
- 4G LTE無制限 590円/日
- 通信会社は台湾でいうNTTドコモ的な最大手の中華電信
- 宅配送料が往復とも無料
で、特に宅配送料無料(受け取りはクロネコヤマト、返却は郵送)というのはかなり大きいと思いました。イモトの方は宅配の受け取りが500円(税抜)、返送は自腹。空港受け取りでも受渡手数料が500円(税抜)かかります。
時間帯によっては空港での受け取りに時間がかかったり、そもそもカウンターが開いてなかったりするので、同じ金額なら受け取りは宅配の方が便利です。
そしてイモトの方は、帰国後に空港の24時間対応の返却ボックスに入れるなら無料ですが、万が一入れ忘れたりしたら宅急便の料金に加え、さらに延滞料金がかかる可能性があります。帰宅後に郵便ポストへの投函で郵送返却できる台湾データならその心配もありません。
というわけで受け取り・返却に関しても、料金・方法ともに台湾データの方に軍配が上がります。
料金に関してはイモトのWi-Fiと台湾データをどちらも早割あり・宅配受け取り・オプションなしという条件で4G LTEの台湾3泊4日で料金シミュレーションしてみたところ、
イモトのWi-Fi:4,860円
台湾データ:2,124円
と、かなりの価格差があることがわかりました。これをお得と思うか、高い方が安心と思うかはあなた次第。
【長所】
中華電信の4G LTEが定額使い放題、宅配送料が往復とも無料。
【短所】
私の周囲では使った話を聞いていないのでネットで調べたところ、台湾で繋がらなかった等のトラブルは特に見かけませんでした。韓国やアメリカでは遅い、バッテリーの持ちが悪い等のレビューが見られました(韓国・アメリカ・グアムは機種が違うからかもしれません)。
人気急上昇・台湾の現地空港で借りるなら「KKday」
台湾新幹線の外国人限定乗り放題パス記事でご紹介しているKKdayでも、ポケットWiFiのレンタルサービスを行っています。
KKdayのポケットWiFiレンタルのメリットは何と言っても料金の安さと、日本から申し込んで台湾の空港(台北松山・桃園・高雄)で受け取り・返却ができる手軽さです。
またKKdayは他にも格安チケットなどのサービスと同時に申し込めるので、あちこちの会社を通さずひとつのサイトで管理ができるのも便利です。
現在の価格は下のリンクからご確認ください。
【台湾】無制限・4GポケットWi-Fiレンタル:桃園 / 松山 / 高雄空港受取
【長所】
シンプルなプラン、サイト構成でわかりやすい。早期割引でなくても料金が安い。国際線到着口の近くで受け取れる。
【短所】
台湾での受け取りなので、現地での日本語での説明がない。ツアーだと受け取る時間がない。
台湾最安!?低価格が魅力の「iVideo」
先日台湾に遊びに来た友達BにKKdayのWiFiレンタルを勧めたところ、「もっと安いのがある」と教えてくれたのがiVideoです。
iVideo 台湾 WIFIレンタル専門店-台湾は高速LTEなので快適!
こちらも台湾の空港で受け取ることができます。料金はキャリアやルーターのタイプによって異なり、またクーポンや提携割引などが色々用意されているようです。
ちなみに実際に桃園空港第一ターミナルでコンビニ受け取りした友達Bによると、ハイライフ(コンビニ)が二つあって、最初に行ったハイライフは間違えて来る人が多いらしく、その旨張り紙がしてあったそうです。お気をつけください。
【追記】2018年12月29日現在、空港内コンビニ受け取りは+200円で以下の場所に変更になったそうです。
桃園空港:第1ターミナル地下1階(セブンイレブン)
松山空港:第二ターミナル国内線20番出口(セブン-イレブン)
台中空港:最寄りのハイライフ (徒歩4分)
台南空港:最寄りのセブンイレブン (徒歩13分)
高雄空港:国内線到着ロビー1F(セブン-イレブン)
正直、KKdayに比べるとどこもわかりづらかったり結構歩かされる場所なのがネックです。台中・台南もカバーしているのは良いのですが、いずれも空港の周囲に何もない場所なので、空港受け取りとは呼べない気もします。
他の受け取り方法もありますが、空港から受け取り場所までの間はネットが使えないという点で不便だし、手数料が高くなります。そしてKKdayが値下げした今となっては、空港受け取りでもKKdayの方が安いです。
【長所】
料金が安い(早割168円/日〜)。割引クーポンや手数料無料キャンペーンが豊富。
【短所】
空港内受け取りの場所が不便。サイトの説明・構造がややわかりにくい。
台湾でのネット接続・プリペイドSIM型
日本ではまだあまり一般的ではありませんが、契約キャリアを問わないSIMフリーのスマホを持っていたら、プリペイドSIMを差し替えて使用するのが一番手軽です。WiFiルーターや充電池などを持ち歩かなくて良いのが最大のメリットです。
日本で台湾のSIMカードを購入
日本のネット通販でも台湾で使えるプリペイドSIMカードが販売されています。
また、今年の8月より成田空港・羽田空港のテレコムスクエア店舗で中華電信プリペイドSIMカードの販売を始めたそうです(5日間タイプのみ・1400円)。
中華電信が日本初進出 プリペイドSIMカードを日本で販売開始|株式会社テレコムスクエア
一瞬便利だな〜と思ったのですが、購入したけれど、台湾で接続できなかったという話を某所で聞きました。日本国内で動作確認ができないと、不良品だった場合に困りますね。
【2017.12.1追記】12/4から関西空港・福岡空港でも販売を始めるそうです。
中華電信のプリペイドSIMカードを関西空港・福岡空港のテレコムスクエア店舗にて販売開始|株式会社テレコムスクエア
個人的な経験で言うと、海外でのSIM差し替え使用に慣れていない場合、日本国内でSIMを事前購入するよりも、現地の空港カウンターで購入して差し替えを手伝ってもらうのがベターだと思います。
キャリア直営のカウンターであれば不良品に当たった場合や、設定がわからない場合でも対応してくれるのが大きなメリットです。
台湾の空港でSIMカードを購入
台湾の空港にある携帯キャリアのカウンターでは、海外からの旅行客のためにプリペイドSIMを販売しています。
桃園空港では各キャリアの旅行者向けSIMが販売されていますが、種類や購入方法については割愛します。ブログなどで書いている人も多いので検索してみてください。
台北松山空港・台中空港・高雄空港にあるのは中華電信カウンターのみです。
KKday「中華電信4GプリペイドSIMカード」はかなりおすすめ
今年台湾に遊びに来た友達Cは海外で購入したSIMフリースマホを持っていたので、中華電信のカウンターでSIMカードを買うことを勧めましたが、その後KKdayでもSIMカードの販売を行っていることを知りました。
中華電信のプリペイドSIMを買うと決めていれば、KKdayで事前に予約をしておくと、バウチャー(クーポン)提示で並ばずに買うことができます。
桃園空港のみですが、言葉の心配もないし、カウンターでの販売価格と同額または割引価格なのもいいですね。
価格は3日プラン285元からなので、短期間の滞在であればKKdayの【台湾】ポケットWiFiレンタルの方が安くなるかもしれませんが、ルーターの持ち歩きや返却手続きが不要というメリットは大きいです。
以上、ご自分の都合にあわせてよりよいサービスを選んでみてくださいね。
台湾旅行に役立つ情報を色々書いています。



