だーげーほーです。
先日食べた「黑胡椒鹹蛋黃餅」というクッキー系のお菓子がなかなか美味しかったのですが、そのシリーズの「鹹蛋黃餅」を食べたらそれを上回る美味しさだったのでご紹介します。
日本の友達が「ローソンの台湾フェアで買って美味しかった」と言っていた老楊黑胡椒鹹蛋黃餅。方塊酥で有名なメーカーだけど、これもおいしい。教えてもらうまで知らなかった。 pic.twitter.com/S7aMSq7j8F
— だーげーほー@台湾2000元 (@2000twd) September 7, 2018
鹹蛋・鹹蛋黃とは
鹹蛋というのはアヒルの塩漬け卵のことで、台湾ではよく料理に使われています。
私が近所でたまに買うお弁当の中にも入っていて、初めて食べた時にしょっぱすぎてあまり好きじゃないなあと思ったのですが、今は(比較的塩気が少ない)黄身の部分はまあまあ好きになりました。
鹹蛋黃は卵黄の部分で、台湾のちまきや月餅、パイナップルケーキといったお菓子の中に丸ごと入っていることもよくあります。
当初はお菓子の中にしょっぱい丸々の卵黄!?とかなり驚きましたが、ようやく慣れてきました。美味しいかどうかはあたりはずれがありますが……。
老楊の鹹蛋黃餅シリーズ
私が今まさに食べていて衝撃的に美味しい!と思ったのは、嘉義にある老楊というお菓子メーカーが出している「鹹蛋黃餅」です。
上に書いた通り、友達が教えてくれた黒胡椒味の方を先に食べてみて美味しかったので、他の味も試そうと思って黄色のパッケージの方も買いました。POYAには他に緑色パッケージの綠豆蒜味もありましたがまだ食べていません。
中身はパッケージの写真の通りですが、見た目より硬くなくて食べやすい食感のクッキーです。方塊酥で有名なメーカーで、食感も方塊酥に近いですがパイのようにサックリ感があり、口の中でホロっと崩れます。
お味の方ですが、思った以上にそのまんまの鹹蛋黃の味。クッキーが薄甘くて、口の中で鹹蛋黃のしょっぱさと交互に味わえるのですが、そのバランス感が絶妙でもう一個、あと一個と手が止まらなくなる非常に危険な味です。
鹹蛋自体は特別好きという事もないのですが、これはとても美味しいと思います。
先に食べた黒胡椒味の方は黒胡椒の風味がかなり効いていて、パンチがあるので鹹蛋黃の風味がややかすむ感じはあります。ビールのお供には向いているかも。お茶やコーヒーなら普通の鹹蛋黃餅の方が合いそうです。
100g入りの箱にはアルミ個包装のクッキーが10個入っていて、小分けにしやすいので次回の一時帰国のお土産にすることにしました。ファミマでも見かけたので、手軽に買えるのがいいですね。
【追記】老楊以外で美味しかった鹹蛋黃クッキー
同じようなお菓子で、台南の親親烘焙屋が作っている「鹹蛋黃酥餅」もおいしいです。こちらはかわいいアヒルのパッケージが目印。スーパーやPOYAなどの小売店で見かけます。
高雄国際空港のファミマで売っていた、上豐の鹹蛋黃千層酥もおいしかったです。千層酥=中華パイという名前の通り、軽くてさっくりとした食感です。
【高雄→クアラルンプール】エアアジア搭乗記嘉義名物・方塊酥もおすすめ
方塊酥は嘉義の名産品。四角いクッキー風のお菓子で、スーパーでも買えますが「老楊」と「莊家」が二大メーカーのようです。嘉義に行った人のお土産で初めて知りました。
独特なザクザク食感で、余計なものが入っていないちょっと懐かしい感じのおいしさが人気の理由です。
以前泊まったホテルで軽食コーナーに莊家の黑芝麻(黒胡麻)方塊酥が置いてあって、かなり気に入ってそればかり食べていたことがありました。その後あちこちのお店でチェックしているのですが、なかなか見つかりません。
長い間探し続けて、台北101のJASONSでようやく発見しました。
台北101グルメ!レストラン・フードコートのおいしかったものその後、全聯福利中心の年末用ギフトボックスでも発見。鹹蛋黃と黑芝麻味のセットでした。
方塊酥自体はどこのスーパーにもあるのですが、色々なフレーバーがあり、お店によって置いてある種類が異なるため、目当てのものが見つからないこともよくあります。
莊家の鹹蛋黃方塊酥と食べ比べてみた
スーパーマーケットの全聯福利中心でボトル入りの莊家の鹹蛋黃方塊酥というのが売っていたので、別物ではありますが老楊鹹蛋黃餅と食べ比べてみました。
こちらも鹹蛋黃の風味はあるのですが、老楊鹹蛋黃餅ほど強くはなく、またパサパサ感がやや気になりました。飲み物を用意しないと食べづらいかも。
「酥」はサクサク感がある食べ物の意味で「餅」はクッキー・ビスケット等の意味なので、食感の違いは当然あるのですが、私は食べやすさと味のバランスの絶妙さで老楊鹹蛋黃餅の方が好きかな〜。
ただし価格も全然違っていて、こちらは430g入りで109元でしたが、老楊鹹蛋黃餅は100g入りで60元、230g大袋入りで135元(POYA調べ)で、そんなに安いお菓子でもありません。
莊家鹹蛋黃方塊酥の方がボトルにたっぷり入っていて食べがいがあるし、リビングに置いて家族で気兼ねなくつまむのには向いていますね。
方塊酥と鹹蛋黃餅、これから定番土産になるかも?
鹹蛋黃餅は普通のお菓子に比べて、写真のように台湾製であることをかなり前面に打ち出したパッケージになっています。台湾は外国人観光客が多いので、もしかしたらお土産需要を狙っているのかもしれません。
鹹蛋黃餅も方塊酥も日本での知名度はまだまだですが、最近は方塊酥の方は英語表記が目を引くお土産風パッケージも出していて、台南の林百貨店や台北のちょっと高級なお店の台湾土産コーナーでも見かけたので、これから知名度が上がりそうな台湾土産の一つじゃないかなと思っています。
いずれもシンプルな材料で作った素朴な風味がいい感じです。
画像は老楊方塊酥よりお借りしました