私が実際に泊まったホテルの感想と旅行記を書いています。
【2020年10月宿泊・夫婦+4歳】
台北駅の隣にある5つ星ホテル「パレ・デ・シン(台北君品酒店/Palais de Chine Hotel)」です。
普段は5つ星ホテルに泊まる予算はない我が家ですが、コロナ禍で台北のホテル価格が下がった時期に、たまたま近くで用事があったため2泊3日で泊まってみました。
台湾ホテル予約サイトの上手な選び方
目次
子連れおすすめポイント(ロケーション・設備)
私が「子供と一緒に泊まるホテル」で重視している点を◎◯△で評価しています。
- MRT・台鐡台北駅徒歩2分 ◎
- スーパー徒歩1分以内 ◯
- コンビニ徒歩1分以内 ◎
コメント
「デラックスキングルーム(37平米)」に宿泊しました。
- キングサイズベッド(193*200cm) ◎
- オットマン付きソファあり ◎
- バスタブあり・ベビーバス不明 ◯
- 窓あり ◎
- 防音あり ◎
- 電気ケトルあり ◎
コメント
4歳の子供が添い寝する場合は無料で宿泊できました。正確な人数、年齢は予約サイトでご確認ください。
ホテルへのアクセス
住所:台北市大同區承德路一段3號
台北駅から行く場合は、地上または地下道を使って京站時尚広場(Qスクエア)へアクセスします。
間に市民大道という大きな道路があり、地上からだと台北駅の北西方面にあるエレベーターのない歩道橋を歩くことになるので、ベビーカーや大きな荷物がある場合は地下道から京站時尚広場へ入ることをおすすめします。
ホテルの周辺施設
商業施設は下のフロアにある京站時尚広場、台北駅と付近の地下街など多数あります。
交通機関は言わずもがな。台北駅は台鐵・高鐵(台湾新幹線)・台北MRT・桃園メトロなどの各種鉄道、さらに路線バスのほかに長距離バスのターミナルもあり、台湾の中で最も便利な場所のひとつです。
私はこの日は初日に基隆に用事があったので、先にホテルに荷物を預けてバスで往復しました。
帰りのバスは渋滞でかなり遅れたので、次回また基隆に行く時は、帰りは台鐵にしようと思います。台北駅からだとどちらも選べていいですね。
食事
ホテル内
宿泊プランに朝食が含まれていたので、二日間ともホテル内でいただきました。
ヨーロピアンなインテリアで統一されているため、朝からシャンデリアがついています。
朝なのに夜の雰囲気!
パレ・デ・シンは朝食の内容が平日と休日で異なります。
月曜日から金曜日はセットメニューの中から選びます。私たちは木曜の夜から土曜日にかけて泊まったので、1回目はセットメニュー、2回目はビュッフェでした。
こちらは中華セット。お粥と点心のセットです。
こちらは洋食セット。目玉焼きとベーコン・ソーセージなどの盛り合わせです。
セットメニューもおいしかったですが、やはり休日のビュッフェの方がテンションが上がります。
パンのコーナーはこんなに種類がありました。ちょっとしたベーカリー並みですね。
おかずも和洋中とかなり種類が豊富です。
台湾ではなかなかお目にかかれない(そして高い)日本産の納豆がありました。左は牛肉湯です。本来は台南の名物料理なので、台北のホテルの朝食で見かけるのは珍しいような。
だーげーほー
ホテル周辺の飲食店
宿泊中、日中は一人で子供の面倒を見ていたので、できるだけ歩きたくなくて、食事はすべてホテル周辺で済ませました。
台北駅の中に香港料理レストランが二つ入っていたので、どちらも食べに行きました。
家族全員香港料理が好きで、冰火菠蘿(バターを挟んだ香港メロンパン)も毎回食べて大満足。
めったに食べられない日本の味を懐かしんで、松屋の牛丼。
京站時尚広場の地下3階は、フードコートとお土産屋さんがたくさんあります。台湾の有名店が多いです。
ホテルと同じ建物の中で食事も買い物も一度に済ませられるので、とても便利です。
私のお気に入り、上信饌玉のトフィーもここで買えます。
ホテル内設備と客室
ホテルは1階がエントランスになっていて、チェックイン前でもカウンターで荷物を預けられます。
アイコニックな、等身大のアンティークの馬。館内のいたる所に、絵になる装飾品が置かれています。
公共エリア
レセプションは6階にあり、チェックインはこちらで行います。
大きな生花、おしゃれなソファー。広々としていてくつろげます。
ちょっと区切られた休憩スペースもあり。
レストラン雲軒(ラ・ロティスリー)の前にある本物の火。
館内のあちこちに彫像や美術品が置いてあります。
ちなみにこのフロアは屋外の喫煙スペースがあります(台湾のホテルはすべて室内禁煙です)。
隣接する台北駅の屋根。この距離で見られるのちょっと面白い。
以前泊まった分譲マンション内のサービスアパートメント(コロナ禍で無くなったかも?)の中庭と隣接していました。スーペリアルームの窓から見えるのはこの風景です。
子連れ向けの設備
ロビー近くのトイレの中にはオムツ替え台がありました。
また、私が泊まった時は、客室を2つ使って子供のためのプレイルームとして開放していました。
絵本やぬいぐるみ、子供用キッチンなどのおもちゃがたくさん置いてありました。
洗面台を使ってラバーダックで水遊び。
コスプレ衣装で記念撮影もできました。
喉が渇いたらお水も飲めます。
もう一つの部屋には、小学生以上の子供のためのゲームや遊具がありました。
ホテル内で過ごす時間が長いと、こういう設備はとても助かります。
客室
私たちが泊まったのは10階のフロアです。
廊下の内装も凝っています。
客室のレイアウトが面白くて、なんと入り口ドアのすぐ横にバスタブがあります。入浴時は、上の写真の左手にあるカーテンで仕切ります。
入り口からバスタブ、シャワーブース、トイレの順に並んでいます。カーテンを広げると、トイレのドアまで隠れるようになっています。
トイレの隣に洗面台があり、鏡の裏側がデスク、その向こうがカーペットフロアのメインルームになっています。
入り口の左手はクローゼット。バスローブとスリッパ、セキュリティボックスなどがあります。
体重計もありました。デザインの統一感にこだわりを感じます。
クローゼットの脇に大きなミラーがあります。
引き戸を開けるとミニバーが現れます。
環境対策のためか、飲用水はペットボトルではなくRO水を使用しています。このガラス瓶は購入ができるそうです。
電気ケトルまでポイントカラーで赤が使われていておしゃれです。
オリジナルのネロリカモミールティーと白桃烏龍茶。上品な味わいでおいしかったです。
インスタントコーヒーや砂糖も複数用意してありました。
冷蔵庫内の飲料。有料なので手をつけず。
ミニバーの右手にバゲージラックがあります。
洗面台はこんな感じ。壁に伸ばせるタイプの拡大鏡がついています。
バスアメニティやドライヤーはこの引き出しの中に納まっています。
ハンドタオルの入れ物や、龍をかたどった石鹸など、オリジナリティーにあふれています。
子供用に踏み台も用意してもらえて助かります。
洗面台の裏側のデスク。
デスクの前の扉はなぜかトイレとつながっていました。使い方はよくわかりませんが、とりあえず子供は楽しそうでした。
嬉しいことに、子供用のアメニティが一通り用意されていました。
左上から、オムツ、室内用スリッパ、ウェットティッシュ、セバメドベビーのシャンプー・ボディーシャンプー・ボディーローション、歯磨きセットとコップ。
デスクは広めで、PCを使った作業にもバッチリ。
TVリモコンの説明書や室内の案内は、日本語もあります。日本人の宿泊客にフレンドリーです。
デラックスキングルームを選んだ理由の一つがベッド幅。193*200cmなので、親子3人川の字で眠れます。ひとつ下のスーペリアクイーンルームだと150*200cmなので、4歳児だとちょっと狭いのです。
ベッドの正面には大型テレビがあります。
窓際にはフットレスト付きのソファと小さなサイドテーブルがあります。
向かい合わせになった鏡の効果で、部屋が広く見えます。
ベッドサイドテーブルにはUSB充電器もあるので、スマホの充電も便利。
窓からの夜景。台北駅の駅舎と高架道路が見えます。車の音はほとんど聞こえませんでした。
バスエリア
バスルームはかなり特徴的ですが、思ったより使い勝手は悪くなかったです。カーテンを閉めて、LEDキャンドルの炎を眺めながらゆったりバスタブに浸かってリラックスできました。
バスタブとシャワーブースの間には、壁をくり抜いたような小窓があります。変わったレイアウトに見えますが、シャワーを使いながら水栓を操作できてなかなか便利でした。
洗面所もそうですが、水回りが近くても意外に水浸しになったりしないものですね。
オリジナルのアロマを配合したシャンプー&シャワージェル。パインやジュニパーが印象的で、大人っぽい香りでした。
トイレはTOTOウォシュレットつき。
トイレとデスクの間の扉は相変わらず謎ですが。
バスソルトなど、いくつかのアメニティはリクエストすると届けてもらえます。
パレ・デ・シンのここがおすすめ
パレ・デ・シンの良い点はこちら。
- おしゃれで非日常感のある内装
- 5つ星ならではの充実したアメニティ
- 子供用のアメニティも充実
- 朝から大満足の朝食
- スタッフの接客が良い
- 台北駅が近い
ヨーロッパの古城のような内装は、子供にとってはテーマパークのアトラクションのようなドキドキ感、大人にとっては上質で高級感のあるインテリアに囲まれるラグジュアリー感が味わえます。
前回泊まった台北フラートンホテル メゾンノースといい、連続してラグジュアリーホテルに泊まってしまったため、子どもの要求レベルが高くなったら困るなと思いつつ、居心地の良い空間で親子でゆったりとしたホテルステイを楽しみました。
パレ・デ・シンは大人向けの印象がありましたが、移動や食事がとても便利で、子連れ向けの配慮もバッチリなので、小さな子どもを連れて泊まるのにもおすすめです。
台湾ホテル予約サイトの上手な選び方
子供が4歳の頃に泊まったホテルはこちらの記事にまとめたので、よろしかったらご覧ください。
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