赤ちゃんや小さな子どもと一緒の台湾旅行では、大人だけの旅行とは違う、気にするべきポイントがいくつかあります。
これから3回に分けて、私が実践している「台湾での子連れ旅に最適なホテルの探し方」について書くので、よかったら参考にしてみてください。
目次
行く場所の下調べはいつもより入念に
台北上空と台北101
まずは旅の目的を設定します。多くの人は観光旅行だと思いますが、その中でもグルメだったり買い物だったり、何を優先事項とするかは人によって変わってくると思います。
我が家の場合は台北は1泊や2泊といった短い日程が多いので、その時々によってテーマを考えます。
台北一泊、子連れで中山エリア美食と休息の旅
台北101を中心にした、非日常の都市生活を楽しむ2泊3日の旅
高雄2泊3日、体調不良につき移動は少なめの子連れ旅
2泊3日の台南レンタカー旅、奇美博物館と頑皮動物園と美食と買い物
台北と言っても意外と広いのでエリアを絞る
例えば台北のような都市だったら、買い物や観光のエリアをあらかじめ決めておいて、そこに行きやすい場所を旅の拠点とします。MRTを使う場合は乗り換えなしで行ける場所、バスだったらなるべく長時間乗らないで済む場所です。
子どもと一緒の旅行には不測の事態がつきものなので、何かあったらすぐに帰って休憩したり、荷物を置きに行ったり、着替えをしたりといった仕切り直しのしやすいアクセス重視のホテルを選びます。
台北子連れ旅で宿泊先に選ばないエリア
上記条件で台北周辺だと、私は基本的には基隆河以北、淡水河以西はアクセスが悪いので選びません。
台北中心部から河を越えるとホテル代も安くなる傾向がありますが、大きな河川は周りに何もないため、思った以上に移動に不利になることが多いからです。
例外として、台北松山空港を利用する場合は劍南路駅周辺のホテルは便利でした。故宮博物院へのアクセスもよいです。
【台北】劍南路駅近で室内広々｜ベッレッツァ 台北 ホテル
【故宮博物院】子連れOK！行き方・アクセス＆施設案内ガイド
タクシーを使えば台北市内はどこへでも行けますが、時間帯によっては渋滞もあるし、いくら台北のタクシーが安いと言っても無限に使うわけにはいかないので、特に予算を抑えた旅行の場合、MRTなどの公共交通機関のアクセスの良さはやはり重要だと思います。
私の場合、子どもが生まれてからはタクシーを使うことが増えましたが、距離が遠い場合は途中までMRTで移動して、駅前から乗って節約することもあります。台湾のタクシー料金の調べ方はこちらのページをご覧ください。
台湾で気になるタクシー料金をスマホで事前に調べる方法
駅近くのホテルを選ぶ場合の注意
子連れ旅行に限らないのですが、台湾のホテルの場所選びで気をつけたいことがあります。
日本人の感覚でいうと国営鉄道の駅近くが一番便利そうに思えますが、台湾の都市は鉄道駅を中心に発展してきていません。
特に台鉄の台南駅・高雄駅は、駅周辺はあまり栄えていません。また新幹線の駅周辺は何もありません。
各都市ともに、駅から離れた繁華街や観光に便利な立地にホテルが沢山あるので、ホテルは駅の近くが便利という思い込みは捨てた方がよいでしょう。
台鉄台北駅（右の赤い建物）と桃園メトロ台北駅（左の白い建物）
また台北駅はとても大きいので、バス停や改札までかなり歩くことがあります。そのため、利用する交通機関（MRTや桃園メトロ、長距離バスなど）と出入り口、ホテルの位置関係はしっかり調べておいた方が良いです。
また地下道の構造が複雑なため、ベビーカー利用の場合はエレベーターの位置確認もしておいた方がいいです。
以下は、台北駅から子連れで徒歩移動できるホテルの宿泊記です。
【台北】乳幼児用設備が充実｜クリックホテル台北中央駅ブランチ
【台北】台北駅前、畳部屋が選べるホテル｜ア ポーズ イン
【台北】台北駅に一番近い5つ星ホテル｜パレ・デ・シン
子連れの場合の優先順位
子連れ旅行で一番大事なのはなんと言っても子供の体調と安全の管理。その次に親の体力温存。
ホテル代を節約できたら、その分は移動の利便性にお金をかけましょう。
タクシーに乗るときに気をつけたいこと
台湾のタクシーは比較的危険は少ないものの、暗くなってから現地の言葉が話せない女性一人で乗るのはあまりおすすめしません。女性一人のときは、なるべく駅の近く（徒歩5分以内）に泊まってMRTで移動するのが望ましいです。
タクシーで移動する時はホテルの人に呼んでもらったり、大きなホテルやデパートで客待ちをしているタクシーだと比較的安全です。
バス利用で気をつけたいこと
台湾のバスは運転が荒いので子供が小さいうちはなるべく避けていますが、乗る場合はバス停も事前にチェックしておきます。台北ではGoogleマップを使うとバスの運行状況がリアルタイムで調べられて便利ですが、最寄りのバス停については先に調べておく方が良いです。
子供が生まれてから改めて気づきましたが、子供がいないときは移動に便利だったUbikeやスクーターは使えない上に、暑い時期は特に抱っこ移動は辛いので、乳幼児の時は特になるべく歩かないで済む立地を選ぶようになりました。
長距離移動はカーチャーターがおすすめ
KKdayのテスラ空港送迎
荷物の多い空港とホテル間の移動では、タクシーやチャーター車を利用するのも便利です。KKdayのチャーター車はタクシーより料金が安く、利用者のレビューも見られて安心です。
空港送迎
桃園空港から台北市内まで4〜50分で1200元くらいですが、優良でないドライバーもいるため、旅行の出発前にカーチャーターを予約することをお勧めします。KKdayで手配するとタクシーより安いのでおすすめ。
【空港送迎/3名まで】台湾桃園空港－台北市・新北市：専用チャーター車空港送迎
空港チャーター送迎｜桃園空港 – 台北・新北市内｜高級車テスラ
1日貸切は意外にリーズナブル
九份や十分のような郊外の観光地へ行く場合も、小さい子供がいる場合は時間がかかるバスや電車よりも、臨機応変に対応してくれるカーチャーターがおすすめです。
桃園空港発着が選べるので、旅行初日や最終日の送迎と観光が一度にできます。
タクシーより便利な短時間貸切
カーチャーターは4時間コース、5時間コースといった短めの貸切もあるので、長時間の遠出が心配な人、郊外でちょっと行きづらい場所やピンポイントな場所を回りたい場合などにもよさそうです。
九份行きバスチケット
「タクシーだと酔う」「バスの方が好き」という場合は専用バスもあります。
台北 – 九份 往復送迎バス乗車チケット：午後出発・日帰り観光に便利！
ホテルの立地条件
私の初めての子連れ旅行は子供が0歳4ヶ月の時で、あまり外に出るつもりがなかったので、多少交通の便が悪くても静かで客室内が広めのホテルを選びました。
そのときの旅行記がこちらです。
【台北】2000元以下の4つ星｜ビューティー ホテル シュアンメイ ブティック
台湾で子連れで泊まったホテルについてはこちらのカテゴリーにまとめてありますので、よかったらご参考になさってください。
子連れ旅で特に重視したい周囲施設
食事に関しては台湾の飲食店は大抵子連れOKですが、落ち着いて食べられない場合はテイクアウト（外帶）したり、食べきれなかった場合は包んでもらう（打包）がおすすめです。
台湾は大抵の店でテイクアウトが可能ですが、周囲の飲食店をGoogle Mapで事前にチェックしておくと便利です。
台湾旅行中の打包/外帯食品の加熱法＆要冷蔵品の保冷法
その他に子連れに特に重要なコンビニ、スーパーは徒歩圏内に必要です。急に必要なものが発生しても、外出する時間はなるべく少なくしたいものです。
病院や旅行者用の緊急ホットラインを事前にチェック
旅行前に、小児科のある病院の位置と緊急用の電話番号を調べておくと安心です。
- 日本語の通じる主なクリニックのリスト（日本台湾交流協会）
医療機関リスト（台北事務所：令和６年版）.pdf - 台湾観光局24時間対応ホットライン（フリーダイヤル・日本語OK）
0800-011‐765 - 内政部移民署24時間対応ホットライン（基本的に台湾在住者向け）
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台湾子連れホテルの探し方 2（検索テクニック編）
台湾子連れホテルの探し方 3（室内設備編）
台湾ホテルまとめ｜エリア別・ランク別おすすめ宿ガイド
