【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 1(事前準備編)

だーげーほーです。

Twitterでリクエストを頂いたので、もう1年近く前の話なので記憶を掘り起こしつつ、台湾から日本へ初めて赤ちゃん連れで一時帰国したときの旅行記を書こうと思います。

どうもうまくまとめられず、だらだらと書いているのでかなり長いです。よろしければお付き合いください……。

一時帰国に向けての準備

まず最初に私と子供の情報ですが、2016年の6月に台湾で生まれた子供と年内に初めて日本に一時帰国することに決めました。

私自身は台湾と日本の間は妊娠中も含め何度も行き来していますが、

  • 初めての赤ちゃん連れ一時帰国
  • 3時間以上のフライト
  • 待ち時間を含めるとそれ以上になる自宅間の移動

ということで、ネットで検索して事前シミュレーションをして、万全の準備で望むことにしました。実際の行動以外に、その時の思考の過程なども書いてみます。

出産後初めての一時帰国をどのタイミングで行うか

台湾から日本への一時帰国は、例年だと12月中に一ヶ月近く滞在してお正月明けに台湾に戻ることが多いのですが、今回は生後何ヶ月の段階で乗ればいいかを考えました。

色々悩んだ末に、

  • 12月だと生後6ヶ月まであると言われる(諸説あり)母乳の免疫が切れるかもしれない
  • 日本の冬は寒くて乾燥しているから、風邪を引いたり、人の多さでインフルエンザなどが心配なので、滞在期間をなるべく短めにしたい
  • 当時は麻疹が流行していたため、母乳免疫が切れる満6ヶ月から麻疹の予防接種をする満12ヶ月(12月〜来年の6月)まで日本に行きたくない

という理由で、今回は0歳6ヶ月になる前の2016年11月中に2週間帰国することにしました。

友達に話したら「6ヶ月でびったり免疫がなくなるわけじゃないんだから気にしすぎ」と言われましたが、初めての子供なのでつい慎重になってしまいました。

LCCかレガシーキャリアか

赤ちゃん連れなのでできれば夫と一緒に帰国したかったのですが、夫は仕事を長く休むことができず、また私は日本でやることが沢山あり長めに滞在したかったため、行きは一人、帰りは夫と一緒に飛行機に乗るという選択をしました。

LCC(格安航空会社)は子連れや赤ちゃん連れが意外と多いので、ビジネス客が主なレガシーキャリア(普通の航空会社)より気楽なようにも感じたのですが、初めてで不安でいっぱいで、できるだけ誰かの手助けが欲しいと思ったので、今回は子連れのサポートサービスが充実しているレガシーキャリアを利用することにしました。 

どこの航空会社を選ぶか

航空会社は、マイルを貯めていたのと、希望の日程でチケットが比較的安かったのでANAにしました。

台湾人の方が子連れに寛容な傾向があるので、できれば台湾人乗客が多めなエバー航空を選びたかったのですが、希望する日程内では高額なチケットしか残っていませんでした。

金額については、2歳以下の子供で座席を購入しない場合、レガシーキャリアだと大人の10%、LCCだと無料のところが多く、ANAも大人の10%の価格でした。

サポートサービスと赤ちゃん連れの座席指定について

赤ちゃん連れのサポートサービスについては、チケットを購入する前にANAの台湾コールセンター(日本語)に電話して諸々不明点を確認し、希望日にバシネット席(ベビーシート)が空いていることを確認してからチケットを購入し、再度電話で座席指定を行いました。

バシネット席は座席の前に取り付けるカゴのようなもので、体重10kgまでの赤ちゃんが利用できます。また利用日に離乳食が始まっているかは予約時点では未定でしたが、念のためベビーミール(ベビー用の機内食)も予約しました。

ANAではエアポートサービスという名称で空港内でのサポートも行っています。 

小さなお子様連れのお客様 [国際線]|Service & Info[国際線]|ANA

 

ちなみにJALはベビーミールが離乳食と幼児食に分かれているようです。離乳食がポーチ(エプロン/瓶詰離乳食)になっているのはいいなあ。

赤ちゃん、お子さま向けサービス(ご搭乗サポート) – JAL国際線

空港と自宅間の交通について

実家に帰るのに使う空港は成田空港羽田空港どちらかなのですが、空港から自宅まで公共交通機関に乗る時間と回数をなるべく減らすルートを考えました。

候補は

  • 桃園空港⇔成田空港
  • 高雄空港⇔成田空港
  • 台北松山空港⇔羽田空港

のいずれか。

まず台湾の自宅から桃園空港はアクセスが悪く、当時は空港MRTが開通していなかったので、長距離バスまたは乗り換えが多い桃園空港経由は却下。

よって高雄空港松山空港になりますが、高雄空港からの出発便は時間帯の都合が悪かったため、松山〜羽田線を選びました。

 

成田空港からだと実家の最寄り駅まで成田エクスプレスが使えるのですが、羽田空港からだとタクシー・電車・リムジンバスのいずれかになります。

電車はちょうど帰宅ラッシュの時間にかかる可能性が高かったので却下、ちょっと高額だけど定額制の空港タクシーで帰ろうかと思いましたが、空港まで母が迎えに来てくれるということでリムジンバスを利用することにしました。

パスポート取得問題

私の子供は台湾人の父と日本人の母の間に生まれたので、現時点では台湾と日本両方の国籍を持っています。

通常このような場合は台湾と日本のパスポートを両方取得し、各々の国の出入国管理の関係上、台湾から出入国するときは台湾(中華民国)パスポート、日本を出入国するときは日本のパスポートを使用するのだそうです(日本台湾交流協会で確認済み)。

 

パスポートの写真は近所の写真屋さんで撮ってもらいました。台湾と日本では写真の規定が異なり、台湾は背景色が白と決まっているのは撮ってもらうまで知りませんでした。赤ちゃんの写真も撮り慣れている上に料金もそんなに高くなかったので、プロにお願いしてよかったです。

 

台湾で日本のパスポートを取得する場合、台北または高雄日本台湾交流協会に出向く必要があります。また台湾のパスポートは台湾の中華民国外交部で発行してもらいます。

ここでちょっとややこしかったのが、

  • 日本のパスポートは代理人による発行申請が可能、受け取り時は本人が出向く必要がある
  • 台湾のパスポートは発行申請時に本人が出向く必要があり、受け取りは代理人または郵送が可能(地元の旅行代理店に発行業務を依頼することも可能)

と、日本と台湾で手続き方法が全く異なるという点です。

 

私は地方在住で台北や高雄まで行くのがかなり大変(基本的に泊まりがけ)なため、子供のパスポート取得については

  • 台北の日本台湾交流協会で日本のパスポートを事前に代理申請
  • 日本のパスポート受け取り時に同時に台湾のパスポートを外交部で申請
  • 台湾パスポートは自宅で受け取り

という流れを計画していました。

そして交流協会での事前申請については台北に住んでいる親類にお願いしたのですが、書類の不備や台風による郵送の遅れなどがあり、結果的に台湾パスポートの申請と同時タイミングでの受け取りができませんでした。

 

今回は2週間の一時帰国なので、最悪、台湾のパスポートで入国して入国審査で何か言われるのも覚悟しましたが、結局一時帰国当日の朝に交流協会で無事日本のパスポートを受け取ることができました。

続きはこちら
【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 2(出発空港編)

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