スーツケースのリットル数は何インチ?レンタルと購入どちらがお得?

旅行かばんはスーツケース派です。夫はボストンバッグ派でしたが、最近私に影響されてスーツケースを使うことが多くなりました。

台湾ではスーツケースの大きさをインチ(吋/ツン)数で表すことが多いのですが、日本だとリットル(L)表記がメインでインチ表記が見当たらないため、対応サイズを備忘録として書いておこうと思います。

また、これからスーツケースを買おうか迷っている人に向けて、購入とレンタルの長所と短所を経験を元に比較してみました。年に1〜2回しか使わない場合はレンタルの方がお得かもしれません。

無印良品のハードキャリーの容量をインチ換算してみた

画像は無印良品 より

スーツケースの容量やサイズはそれぞれ異なるので、私が長年愛用している無印良品のハードキャリーを基本にしてみました。
このシリーズは何度かリニューアルしていて、私も仕様が異なるものを3つ持っています。2022年現在は「バーを自由に調節できる ハードキャリーケース」に一本化されたようです。

容量も私が過去に買ったものと多少異なっていますが、基本的なサイズ展開はだいたい同じです。

サイズ別・インチ変換一覧

無印良品のハードキャリーのサイズは容量で表示されていますが、スーツケースのインチ数は長辺の長さ(高さ)で見るので、各サイズのcmをインチに変換してみました(小数点以下は四捨五入)。
※1インチ=2.54cm、1cm=0.39インチです。

また飛行機に乗る時に機内持ち込み可能なサイズと、預け手荷物になるサイズについてもまとめました。

【機内持ち込みサイズ】

19L:約18インチ(約45.5×32×20.5cm)
35L:約21インチ(約54×37×23.5cm)

【預け手荷物サイズ】

62L:約28インチ(約70×45×24.5cm)
87L:約30インチ(約75×48.5×28.5cm)
104L:約30インチ(約77×52×29cm)
87Lが29.5276インチ、104Lが30.315インチ

飛行機の客室内へ持ち込めるサイズ

機内持ち込みサイズは無印のスーツケースであれば約21インチ(35L)までですが、1インチは2.54cmなので、スーツケースの形状によって20インチ〜22インチ程度の誤差が生じる可能性があります。

台湾のコインロッカーや荷物預かり所などでは「22インチまで」とよく言われるので、ざっくりと機内持ち込みの最大サイズが22インチ=35Lと覚えておくとよさそうです。

 

ただし!無印のではないのですが、台湾からの国際線(タイガーエア台湾)で持ち込みOKだったスーツケースが、日本の国内線(ジェットスター)で持ち込みサイズオーバーだった経験があります。

また私は15年ほど前に買った機内持ち込みサイズ(35L)のソフトキャリーもまだ持っているのですが、その後のサイズ規定変更により現在は持ち込みができなくなっています。

自分のスーツケースが持ち込み可能かどうか、事前に各航空会社のサイトでサイズ規定を調べておいた方がいいでしょう。

台湾でのスーツケースのサイズ表示

台湾のサイトで一般的なスーツケースのサイズ目安を調べてみました。

16/18/20インチ:1〜3日間、機内持ち込み可
22/24/26インチ:4〜6日間、預け手荷物
28/32インチ:7日間以上、預け手荷物

行李箱推薦尺寸、大小、規格挑選 @ 行李箱、旅行箱達人 阿貴師 :: 痞客邦 PIXNET ::

台湾では22インチ以上は飛行機では預け手荷物と書いてあるサイトが多いようです。

一方日本の航空会社のサイトを見ると22インチ以下が機内持ち込み可と書いてありますが、サイズの詳細を確認すると数cmの差です。

じゃあ22インチジャストはどうなるの?という疑問がわきますが、実際は航空会社によって多少差があり、またインチ変換でも差が生じるので、このように会社によって異なる書き方をしているようです。

ちなみに台湾では荷物サイズをインチで聞かれることが多いのですが、各航空会社のサイズ規定はインチではなくcmで表記されており、計測も私が見た範囲ではcmで行っていました。

旅行シチュエーション別おすすめサイズ

台北101のコインロッカーのサイズ目安

台北101のコインロッカーのサイズ目安

旅行の日数や使う場面から見たスーツケースの選び方についてです。

無印キャリーバッグの容量と旅行日数の対応表

画像は無印良品 より

無印良品が推奨しているサイズ別のおすすめ旅行日数です。2022年発売モデルは今までとサイズ展開が異なるので、近いサイズの数値で判断してください。

【機内持ち込みサイズ】

19L(18インチ):1~2泊
35L(21インチ):2~3泊

【預け手荷物サイズ】

62L(28インチ):5~6泊
87L(30インチ):7~8泊
104L(30インチ):9~10泊

実際は荷物の量を左右するのは日数だけではないのですが、大体の目安になります。

私が日本に住んでいた頃の台湾3泊4日旅行では、35Lソフトキャリーの半分〜2/3まで荷物を入れて、帰りは残りの空間にお土産を詰めて帰るのが恒例でした。

上記のおすすめサイズに荷物が収まらない場合は、容量を増やすよりもパッキングを工夫したり荷物を減らす努力をしたほうがいいでしょう。

2泊以上で同じホテルに泊まるのであれば、服や下着を洗濯することで荷物が減らせます。シャンプーや化粧品などは小さなサイズに詰め替えたり、使い捨ての旅行用品や衣服圧縮袋を使う手段もあります。

冬場は衣服の量が多くなりますが、厚手の服よりも薄手で保温力のある服を重ね着する方が荷物を減らせて防寒になります。

ちなみに現在我が家(大人2人子供1人)での国内旅行の場合は

1〜2泊の場合35L一個

2泊以上の場合は60L一個

が基本です。夏と冬で多少異なります。また子供が乳児の頃は着替えやおむつなどが多かったため、基本的に60Lを使っていました。

台湾と日本の往復で使うサイズ

昔は日本国内でもヨーロッパでも、どこへ行くにも35Lでこと足りていたのですが、台湾に住むようになってからは62L、さらに足りなくなったので87Lと大きいものを買い足しました。

海外在住者は日本に一時帰国する度にたくさん買い物をするので、最低でも60L程度のスーツケースは必要になると思います。

 

台湾人はスクーターで移動することが多く、我が家も以前は車を持っていなかったため、スーツケースをスクーターに積んで移動していました。

62Lと87Lでは横から見た時の大きさは大差ないのですが、厚みがだいぶ異なり、62Lだとスクーターの足置きの部分に積んで二人乗りできるギリギリの大きさで、87Lはスクーターには積めない大きさでした。

当時は車を持っていなかったので、87Lを使うときは必然的にタクシー利用になっていました。今は子供がいるので車かタクシーでの移動になるため、予定に合わせて2つのサイズを使い分けています。

大きすぎるスーツケースだと困る理由

空港ではさらに上のサイズを使っている人もよく見かけますが、私は身長153cmで87Lサイズがギリギリな感じで、それ以上のサイズは重量も増えて持ち運ぶのが辛いので、選ぶことはないと思います。

スーツケースは大きくなるにつれてスーツケースそのものの重量も増えるので、航空会社規定の重量オーバーを気にする必要があります。無印の場合は旧型のハードキャリーだと60Lで5kgくらいあります。

また荷物を預ける場合、大きくなればなるほどコインロッカーが見つけづらくなり、預け料金も高くなるので注意が必要です。一般的には60Lサイズが「大」、90L前後は「特大」となり、駅のコインロッカーでは特大は用意していないということもあります。

重さが気になる場合は、同じ容量でも重量がより軽いソフトキャリーを使うという選択肢もあります。飛行機の預け手荷物にした時に、ハードキャリーより壊れにくいという点でもおすすめです。

スーツケースはレンタルか購入か

スーツケースはサイズ選びだけでも選択肢がたくさんあり、価格もピンからキリまであります。さらに使用後のメンテナンスや収納場所の問題、旅行中のトラブルも数え切れないくらい経験しています。

そんなに安い買い物でもない上に、今はネットで手軽に借りられるので、購入前にレンタルで試してみるという手もあります。

高価なブランドスーツケースはレンタルでお試し

高額なブランド系スーツケースは、一度レンタルしてみてから買ったほうが失敗がなさそうです。

買ってみてから意外と重かったとか、ここが使いづらいとか気づくこともあるので、最初は使い勝手を試せると安心です。

アールワイレンタルではリモワ・サムソナイト・ゼロハリ・無印良品その他、ブランドスーツケースが格安でレンタルできます。

スーツケースは実は思った以上に壊れやすいんです!

私の持っている無印の歴代のハードキャリーで言うと、内部のウレタン樹脂やキャスター、ハンドルが2〜6年で経年劣化しています。そういう点でも年に1〜2回程度しか使わないのであればレンタルが断然おすすめです。

台湾の空港では比較的少なめですが、海外では投げたり蹴ったりと荷物の扱いが雑なため、飛行機に預けた時に結構な割合で壊れます。

無印のハードキャリーは持ち手部分が重さに弱く、経年劣化で壊れやすいのに修理用部品が市販のものと合わないという短所があります。

輸送中に壊れた持ち手

輸送中に壊れた持ち手

そして一番壊れやすいキャスター部分は航空会社での保証がなく、本体が割れるような破損でも、修理されずに重くて変な色の使いにくい代替品を渡されることもありました。また航空会社費用負担で修理してもらう場合でも1ヶ月ほど待たされます。

経年劣化もあり、旅行中にゴム部分が壊れたキャスター

経年劣化もあり、旅行中にゴム部分が壊れたキャスター

高いスーツケースを買ってもすぐに壊れたら困るので、たとえば普段の国内旅行は機内持ち込みサイズの安い小型スーツケースを購入、海外に行くときはレンタルの大型スーツケースという使い分けもいいと思います。

私が調べた中だとアールワイレンタルは損害保険加入済みのため、スーツケースが破損しても修理費用が不要でした。さらに送料も無料なので、安心して借りられそうです。

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