台湾のホテルを半年前に予約してはいけない理由

台湾旅行の予定が決まって飛行機の予約も取れた、そうなると早めにいいホテルを押さえたいのはやまやまですが、台湾ではそれがあだとなる場合があります。台湾のホテルを早めに予約しようとして実際に起こった、驚きのエピソードをご紹介します。

台湾のホテル予約はあまり早すぎてはいけない

ハンプコートパレス台北(旧首都大飯店)

私の経験上、台湾のホテルは大体2ヶ月前からの予約がベストです。半年以上前から予約すべきなのは

  • 予約が取れない人気ホテル
  • 大型連休など予約の取りづらい時期
  • 大晦日の台北101カウントダウン花火のようなイベントがらみ

といった特例のみです。

台湾の特に地方のホテルでは、早くても2ヶ月くらい前からでないと予約を受けつけていない場合すらあります。

以下は私と私の友人の間で実際にあった話です。 

【その1】予約確認の電話がかかってきた!

台中の某ビジネスホテルを3ヶ月前に予約したところ、ホテルから
「ずいぶん先の予約だけど本当に大丈夫?日付間違ってませんか?」
と確認の電話がかかってきたことがありました。

3ヶ月先の予約が心配されるってどういうこと??とその時は思いましたが、どうやら観光地でもなんでもない、競合ホテルも沢山ある場所での3ヶ月前の予約は、そのホテルからしてみると早すぎておかしいと思われたようです。

【その2】早期予約なら安く泊まれると思ったのに!

台北旅行が決まった友達から
「台北駅近くにある某ホテルが条件的に良さそうなんだけど、検索すると来月の料金は高くても一泊4000元なのに、半年後の料金は最低でも一泊7000元になってるんだよね。なんでだろう?」
と相談された事があります。

その時、前述のエピソードを思い出したので
「恐らく予約サイトで設定している料金は定価で、まだ早すぎて価格調整が追いついていないのでは?」
と説明して、予約するのはもう少し待つように言いました。

結果的に、出発の2ヶ月前に改めて調べたら適正価格になっていたそうです。

【その3】ゲストハウスがどこも売り切れ!

台南での長期滞在を計画中の友達から
「8ヶ月後の宿を検索すると全然出てこないし、気に入ったゲストハウスはどれも売り切れになっているんだけど、いま台南ってそんなに人気があるの?」
と聞かれた事がありました。

こちらも同じく、
「台湾だからそんな先の日程は設定してないんじゃないかな〜」
と説明したところ、実際その通りだったようです。

台湾でのホテル予約特有の現象

ホテル コッツィ シーメン 台南

いずれも日本人の感覚からするとありえない話ですが、なぜこのようなことが起きるのか考えてみました。

これは私の推測ですが、一番大きな理由は台湾人の国民性や考え方によるものではないかと思います。

台湾人はあまり先の事を考えない人が多く、予定変更は当たり前、思いつきで行動して相手の都合を考えない人が多いため、ホテルやレストランのドタキャンが多いと聞きます(もちろん計画的でドタキャンなどしない人もたくさんいます)。

だーげーほー

逆に、私自身の経験ではありませんが、オフシーズンのホテルを半年前に予約して、当日行ってみたら営業していなかったという話もありました。ドタキャンどころではない!

台湾の企業もその傾向が強く、我が家も旅行の予定で事前に長期休暇を申請していたのに直前に大事な仕事を入れられるようなことが何度もありました。また義両親や親戚を見ていても、突然予定を変更することがとても多いです。

一方、日本人は

  • 海外旅行を何ヶ月も前から計画するのはごく一般的
  • 国内のホテルでも1年近く先の予約をすることがある
  • ホテル側も客はキャンセルしないことが前提になっている

という人が多く、考え方がだいぶ違います。

日本人の個人手配旅行が一般的になったのは比較的最近のことです。台湾のホテルは台北などの一部を除いて台湾人客がメインなので、あまり早くに予約解放していても意味がないと考えているのではないかと思います。

もしかしたらもっと他の事情があるのかもしれませんが、私はホテル業界の人間ではないのでわかりません。

しかし、このような傾向は台湾の旅行業界で一般的なのではないかと思う根拠があります。

休憩用のチェアは座り放題

日本人に言うとみんなびっくりされますが、台湾の国内線エアチケット予約は一社を除いて2ヶ月前からで、それ以上先の予約は基本的にできません。

そして乗客予約が少ないと欠航になったり、逆に乗客が多いと増便したりします。大型連休の時は事前予約できる日にちが決まっていて、満席になると便を追加したりします。機材変更が告知なしで行われたりもします。

とにかく旅行スケジュールの立て方に対する感覚が日本人とかなり違います。

そんなわけで、狙っているホテルの半年後の空きがなかったとしても、慌てずに2ヶ月前にもう一度確認してみる事をお勧めします。

台湾のホテル予約、一番安くなるタイミングはいつ?

そうは言っても、2ヶ月以上前には予約しない方がいいとはいえ、直前で料金が高くなるのも困りますね。

ではいつ予約するのがお得かという話ですが、よく聞くのは”予約サイトでは木曜日から週末にかけて高くなり、月曜日以降はまた安くなる”など。

またパソコンやスマホなどの閲覧履歴で料金が変わるなどとも言われますが、これらの仕組みはしょっちゅう変わるので、一概に言えないかなと思います。

確実なのは、直前予約でお得になるケース。

キャンセル料金が発生するホテルの場合、予約サイトでの期限(大体5日〜2日前くらい)を過ぎそうになると、直前になってキャンセルする人が出てくるため、満室のため釣り上がっていた料金がドスンと落ちたり、元の料金に戻ることがよくあります。

だーげーほー

上に書いたように、台湾ではドタキャンも多いので……

そのため私は「ここに泊まりたいけど、ちょっと高いな?」と感じたホテルは、他の候補も含めて複数の予約サイトでお気に入りに入れておきます。その結果、前日や前々日に安く予約できたという経験が何度もあります。

ちなみにホテル公式サイトの場合は、いつ予約しても料金は変わらないところが多いです。

だーげーほー

周囲に他のホテルがないなど、確実に確保したい場合は、価格は気にせず予約を入れておき、直前にもう一度価格をチェックしたりします

Googleマップ上で「ホテル」を選んで表示すると、そのホテルのその日の価格が普段と比べて安いのか高いのかを見ることができるので、目安にしてもいいかもしれません。


台湾のホテル予約で私が使っている方法をご紹介します。ぜひご覧ください。

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