だーげーほーです。
台湾のおむつ事情シリーズとして、今回はおしりふきについてのあれやこれやと各メーカー商品の使い心地について細かく書きます。
最新台湾おむつ事情(名称・枚数・価格・入手場所その他)「おしりふき」という名前ですが、要は厚手のウェットティッシュですね。中国語でおしりふきは濕紙巾と言います。
恥ずかしながら私、子供を持つ前はおしり以外のものを拭いてもいいのだと知りませんでした。ウェットティッシュより使用感がよいので、オムツ卒業後も使い続ける人も多いようです。ちょっとした拭き掃除などにも便利ですよね。
普通のウェットティッシュとの違いは、赤ちゃんのデリケートな肌にも使えるようにアルコールや香料が含まれていなかったり、逆に敏感肌用に保湿剤が含まれている商品もあります。
目次
台湾おしりふきの代表的なブランド
スーパーマーケットやドラッグストアでよく見かけるメーカーの商品です。
これ以外のメーカーも色々ありますが、迷った時はこちらのものを買っておけば間違いないです。掲載している写真はスーパーで売っている詰め替え用(補充包)の2〜3パックセットのものです。
いずれも刺激のあるアルコール(中国語でアルコールは酒精)や蛍光剤、香料等未使用などと書いてあります。主な原材料はパッケージの裏側を見ると確認できますが、日本と違い全てを表示してないことが多いので、気になる場合はパッケージに書いてある「◯◯未使用」「不含」といった部分をチェックするか、成分全表示の商品を選ぶととよいです。
普通タイプ(一般型)は100枚入り、厚手タイプ(厚型・超厚型・加厚型などの名称あり)は80枚入りが標準の量です。価格は一般型で1パックあたり29元くらいが底値かと思います。店頭販売でそれ以上安いものは、安全面が気になります。
滿意寶寶 MamyPoko 純水99%濕毛巾
ユニ・チャームのおむつでおなじみのマミーポコブランドです。純水99%で手や口を拭いても安心と書いてあります。一般型は1パック100枚入り、厚型は80枚入りです。
価格はちょっと高め(セールで1パックあたり49元前後)。専用ボックスと一緒に買いましたが、途中から取り出しづらくなりました。水分はやや少なめ。
好奇 HUGGIES
こちらも同じくオムツと同じHUGGIESブランド。一般型、加厚型、緑茶成分配合型などがあります。
食品級品質で手や口を拭いても安心、と書いてありますが、原材料表示を見ると色々なものが入っているので、手や口に使うのははばかられました。ですがよく考えると、他社より細かく表示しているのでむしろ良心的なのかもしれません。
優生 US BABY
おしりふきだけでなく、ベビー用品を色々出している台湾のメーカーです。こちらのメーカーの「超厚型」が今まで使った中で一番厚かったです。
嬌生嬰兒 ジョンソンズベビー
日本でもおなじみのジョンソンベビーです。
こちらのピンクのパッケージは保湿ローション入りで、おむつかぶれしやすい新生児の頃よく買いました。無香料タイプと清新淡香(ベビーパウダーの香り)があり、無香料だと独特の原料臭があるので、後者を好んで使っていました。水分量が多すぎて二枚くっついて出てしまう事が多かったです。他社より比較的お高めです。
ローションの入っていない通常タイプは水色系のパッケージです。
俏皮寶寶 Cupid Baby
康那香という台湾の大手衛生用品メーカーから出ている商品です。
超厚手感と書いてありますが、厚型タイプとしては普通の厚さに感じます。康乃馨 Carnationよりやや厚いかなという感じ。買2送1(通常の2パックセットに1つおまけつき)の時以外は割高なことが多いです。
康乃馨 Carnation
同じく康那香から出ているおしりふき。限定パッケージがよく出ており、バリエーションが多く把握しきれていません。色々試した結果、これの厚手タイプを一番よく買っています。
100%純水使用で、アルコール・人工香料などの刺激性成分を含まないと書いてあります。水分量や素材の使用感もよく、コスパが一番いい気がします。特売時で3個入り105元くらいです。
今まで色々なメーカーを試してみましたが、使用感・入手のしやすさ・価格面で康乃馨 か俏皮寶寶を、その時安売りしている方を買うパターンが多いです。
お店による取り扱い製品の違い
おしりふきを買える場所ですが、スーパー以外にもドラッグストア、コンビニ、ベビー用品店、量販店など、生活用品を売っている場所なら大抵置いています。
ドラッグストア・量販店で売っているおしりふき
全聯福利中心などのスーパーでは詰め替え用サイズは2〜3パックセットしか売っていない事が多いですが、屈臣氏(Watsons)や康是美(Cosmed)などのドラッグストアや量販店、POYAのような生活用品店では1パックから売っている事が多いです。
普段あまり行かないWatsons(ワトソンズ)でミッフィーコラボパッケージを見つけたので衝動買いしました。
Watsonsはディズニーを始めとしたキャラクターコラボもののオリジナル商品を置いていることが多く、頻繁にパッケージが変わるので、お気に入りのものがあったら即買いをお勧めします。
大人用のウェットティッシュはアルコールや保湿成分、メンソールなどの香料が入っている場合があるので、子供や赤ちゃんに使うのは避けます。赤ちゃんに使えるかどうか判断できない場合は、パッケージにBABY WIPESや嬰兒と書いてあるか、赤ちゃんの絵や写真が表示されているものを選ぶことにしています。
台湾の商習慣としてドラッグストアで注意したいのは「買一送一(一つ買うともう一つおまけ)」で売っている商品は実質二個セットでの販売となります。
例えば買一送一で79元という表示であれば、1個だけ買っても79元になります。通常はこのような商品は一個だけ買うという事はできず、店員さんに「買一送一だからもう一個持ってきて」と言われます。
まとめ売りの方が安いですが、旅行中なのでそんなにたくさんいらないという場合はポケットサイズを買うか、スーパーではなくドラッグストアや量販店で買うのがおすすめです。
コンビニで売っているおしりふき
コンビニで売っているのは主にポケットサイズのバラ売りで、近くのセブンイレブンで調べたところ20枚入り44元からで、スーパーや量販店に比べるとかなり割高な印象でした。種類が少なく大人用のウェットティッシュとの見分け方も難しいので、私は緊急の時以外はコンビニでの購入はしません。
ベビー用品店で売っているおしりふき
台湾の大手ベビー用品チェーン店麗嬰房の自社ブランド、nacnacのおしりふきもよく見かけます。
麗嬰房の店頭では私はセット商品しか見たことがないので、バラ売りで買えるかどうかはわかりません。全成分を公開しており、衛生的で安全性の高さが売りです。専門店での販売のため、価格はスーパーのものよりやや高めです。
その他にもベビー用品店ではスーパーで見かけないベビー専門メーカーのものも取り扱っており、日本製も扱っている場合があります。
パッケージタイプ別おしりふき比較
詰め替え用と携帯用ポケットサイズ、ケースつき、蓋つきタイプといったパッケージの台湾での販売事情をまとめました。
詰め替え用とポケットサイズの比較
詰め替え用は量が多すぎる、という方には持ち運びに便利なポケットサイズがおすすめです。スーパーではバラ売りは少ないですが、全聯福利中心で購入できる3ブランドを調べてきました。
(商品ラインナップ・価格は調査日当日のものです)
単価が高めなマミーポコは厚型20枚入りがバラ売りで一個28元で売っていました。
俏皮寶寶 Cupid Babyは厚型20枚入り3パックセットが54元(この時は期間限定セールで2セットで99元)、10枚入り5パックセットが55元でした。
康乃馨 Carnationは厚型20枚入り3パックセットが54元、10枚入り10パックセットが179元でした(いずれも期間限定セール価格)。
台湾のおしりふきはケースつきが少ない
日本のおしりふきは色々なメーカーが専用のおしりふきケースを出していますが、台湾はケース入りの商品がとても少ないです。私の近所では唯一マミーポコがケース入りで売っていたので、新生児の頃から家で使っています。
POYAで99元で購入しましたが、別の地元系スーパーで後に66元で売っているのを発見。価格差が大きいです。
各メーカーの詰め替え用パックには「ケースに入れて使えます」と書いてあるのに、ケース付きのがほとんど売っていないのが謎です。余談ですが、水分が底の方にたまるので、蓋の方を底にして保存しておくと水分が均一になって使いやすいです。
蓋は別で買うことも可能
乾燥を防いで取り出しが楽になる、おしりふきの蓋も台湾で売っています。
詰め替え用のおしりふきに貼る「ビタット」のような蓋はPOYAなどで1個39元くらいで売っているのを見かけました。私は日本の100円ショップで買ったものを使っているので、使い勝手についてはわかりません。
蓋つきのおしりふきも売っていますが、少数派で価格は高めです。
手口拭きについて
手口拭きは今までおしりふきで代用してきましたが、一歳を過ぎて自分で歩くようになると外出の機会が格段に増え、持ち歩きの必要性を感じたこともあり専用品を買ってみることにしました。
ここでは通常のおしりふきで手口拭きに向いていそうな商品と比べてみました。
喜多 HITO
喜多というメーカーの口手臉柔濕巾という手口顔用のウェットティッシュです。全聯では手口拭きはこのポケットサイズしか見当たりませんでした。
ポケットサイズは割高なので、今までは家で使っているおしりふきが残り少なくなったら蓋を取り付けて持ち歩き用にしていましたが、外出が頻繁になりその方法だとサイクル的に間に合わなくなったので新たに買うことにしました。
マザーバッグを持ち歩くほどでもない近所への散歩の時など、なるべく手軽に持ち運びたかったのでちょうどよかったです。歩き始めはよく転ぶので、出かけるたびに手足や靴を拭くのに使いました。
手口拭き用なのに、他社のポケットサイズおしりふきより価格が安いのはおそらく中国製だからだと思います。特徴として、理由はわかりませんが食品用キシリトールが配合されています。
康乃馨 Carnation 水濕巾 Hi-water
康乃馨 Carnationのバリエーションで、高純水と書いてありますが違いはよくわかりません。厚さは普通タイプのみで80枚入り、POYAの特売で29元で購入しました。こちらはパッケージが大きいので、食事の時などに家で使っています。枚数あたりで考えると格段に安いわけではないのかもしれませんが。
普段おむつ交換の時は厚型タイプのものを使っていますが、切らした時にこちらの普通タイプで代用しましたが特に問題ありませんでした。低月齢の頃は便がゆるくて頻回だったので厚型以外使いたくないと思っていましたが、もう普通の厚さのでもよいのかも、と思いました。
好奇 HUGGIES
上のおしりふきの項目で好奇 HUGGIESは原材料に色々入っていて口ふきに使うのははばかられる、と書きましたが、その後結局他のメーカーも色々入っているはずと考え直し、飲用級純水と書いてあるので手口拭きにも使うことにしました。
先に加厚型(80枚入り)を使ってみて、ハリのある素材で使いやすいなと思っていたら、一般型の方も同じような手触りでした。水分量は多めです。一般型の方が同価格で枚数が多い(100枚入り)ので、また買うことがあればおしりふきにも使ってみようかなと思います。
以上、台湾でおしりふきを買う場合の参考になれば幸いです。
台湾はおしりふきの種類が豊富で品質が高く入手しやすいので、旅行の際は現地調達がおすすめです。台湾旅行に必要なベビー用品をまとめた記事がありますので是非ご参考になさってください。
台湾旅行に必要なベビー用品、現地で買える場所や価格のまとめ