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親子孫3世代5日間の台湾国内旅行(日月潭〜台南〜台中)の旅行記(4/12回)です。
3世代家族5日間の台湾ドライブ旅行(日月潭〜台南〜台中)のまとめ前の記事では、日月潭で宿泊した「サン ムーン レイク ホテル (日月潭大飯店/Sun Moon Lake Hotel)」について書きました。
【日月潭】乳幼児連れにも安心の室内設備☆サン ムーン レイク ホテル (日月潭大飯店)さて、初日に台北から台湾新幹線(高鐵)の台中駅に到着した私たちは、事前に申し込んでおいたレンタカー業者で車を借りました。
【台中〜日月潭】台湾レンタカー旅行★格安業者で借りてみたレポ今回は2日目、日月潭周辺のドライブと台南までのドライブの話を書きます。
日月潭に泊まるのは二回目です。前回はバスを利用して観光しました。
今回はレンタカーである程度自由がきくため、深く考えずにGoogleマップ任せでドライブルートを設定しましたが、実際に走ってみないとわからないことが色々ありました。
結果的に日月潭観光はかなり予定を削りましたが、祖父母&赤ちゃん旅行のため想定の範囲内。臨機応変に行こうとゆる〜く予定を組み立てていたのでまあこんなものかな、という感じもします。
前回の日月潭観光ルート
前回は初日に高鉄台中駅から台湾好行バスで水社に到着、その後湖を時計回りに走る遊湖バスで伊達邵エリアのホテルにチェックイン、遊覧船観光、夕食は近所で原住民料理を堪能後、湖の見える部屋で一泊。
翌日に伊達邵エリア散策、ロープウェイで九族文化村に行き、斜面を降りながら半日かけて見学というルートでした。大人二人だけだったら一泊二日でもメインの場所は堪能できるスケジュールです。
まずは向山遊客中心からスタート
今回は水社エリアから車で5分ほど西に位置する日月潭大飯店に宿泊しました。
日月潭大飯店での朝食を済ませ、予定では10時頃にホテルをチェックアウトする予定でしたが、子供がいきなり朝寝したり、なんだかんだで11時出発。まあアバウトなスケジュールなので気楽にいくことにします。
ホテルを出る前はまあまあのお天気。
今回はホテルから近いこともあり、前回行かなかった向山遊客中心(向山ビジターセンター)に行くことにしました。ホテルから反時計回り(水社方面の反対側)に車で5分ほどのところにあります。
向山遊客中心は日本人が設計したモダンなデザインの美しい建築で有名です。空がまるで建築の一部のように見えますね。この日は建物の前に婚紗(結婚写真)を撮りに来ているカップルがいました。
建物入って正面の突き当たりに、切り立った崖のような構造で日月潭の景色が見られます。絶景の写真スポットですが、柵がないので注意が必要です。
私の近くにいたおばあさんが写真を撮ろうとしてスタンドポールに寄りかかって、そのまま下の段差に倒れてしまいました。崖まではかなり距離があるので落ちることはありませんが危ないです。
左手にはガラス張りのカフェがあり、この日は暑かったこともありたくさんの人たちがお茶や軽食を楽しんでいました。
カフェの横には売店があり、日月潭周辺の特産品や最近話題の台湾コーヒーの豆を売っていました。台湾コーヒーを試してみたかったのですが、授乳中でコーヒーを極力飲まないようにしているのと、かなり高価だったので今回は見るだけにしました。
建物の中には日月潭周辺の観光情報が見られる展示や、観光局のイベントコーナーなどがありました。こちらのキャラクターは台湾観光局のマスコット、喔熊(Oh Bear/オーション)です。
反時計回りで湖を回ったのが失敗の元
日月潭の湖の周りを巡る道路は基本的に環湖公路だけです。
今回は10時方向にあるホテルから9時方向にある向山遊客中心に行き、その後4時方向にある伊達邵エリアに行きたかったのですが、Googleマップで見る限り向山遊客中心からは時計回りでも反時計回りでも時間は大差なかったので、前回通らなかった反時計回りのルートを使うことにしました。
これが失敗の元でした。。。
走り始めてから地図を見て気がついたのですが、反時計回りでの下半分は湖から離れている道が多く、湖を巡る道路なのに湖が全く見えません。また登り下りの細い山道が多く、日光いろは坂や箱根の山道のようにクネクネしていて途中で酔いそうになり、気づくと全員が無言に……。
途中6時方向に玄光寺、慈恩塔といった景観スポットもありましたが、途中下車する元気もなく、とにかく先を急ごうということで伊達邵エリアまで直行しました。30分ほどの辛いドライブでした。
同じルートを運転される方には絶対に時計回りをオススメします。
伊達邵エリアを満喫
ちょうどお昼時に伊達邵(徳化社)に到着。伊達邵というのは「私たちはサオ族」という意味だそうです。バス停近くにある有料駐車場に車を停めて、坂を降って街歩きです。
私たちが停めた駐車場は繁華街から少し離れており、あとから湖のほとりにある伊達邵遊客中心(イタサオビジターセンター)にも駐車場があることに気づきました。街歩きにはこちらの方が断然便利です。
日月潭では時間があれば定番の遊覧船やロープウェイにも乗るつもりだったのですが、天気も悪く、両親が先を急ぎたがっていたので今回はどちらも行きませんでした。
伊達邵も本当はちょっと寄って軽食を買うだけで、買った物を車の中で食べるつもりだったのですが、当初あまり乗り気でなさそうだった両親が意外に街の雰囲気を気に入ってしまい、予定より長い時間いることになりました。
平日だからか閉まっているお店も多かったですが、観光地ならではの賑やかな感じで気分が高揚します。こちらの伊達邵地区は飲食店もお土産も日月潭ならではの物が並び、原住民の方がやっているお店で他の土地とはちょっと違う美味しい物が色々食べられます。
途中のおみやげ屋さんで母は雑穀のおこし、父は小米(アワ)酒をお土産に買っていました。雑穀のおこしは無添加だそうで、試食させてもらいましたがほっこりとした素朴な風味で美味しかったです。小米酒は各種試飲したのち350元の物を買ったのですが、50元もおまけしてくれました。私は授乳中なので飲めなくて残念。
こちらの小米麻糬(アワもち・粟餅)は一口サイズのアワ入りの大福で、小豆やタロイモ、ゴマ、紅茶などあんこの種類がたくさんあり、1個10元。常温保存で賞味期限は3日だそうです。
烤小米麻糬(焼きアワもち)というものもあります。こちらは柔らかい焼き餅という感じ。オリジナル・海苔・カレー・ピーナツ味が選べます。台湾では麻糬(むゎーちーという感じの発音)といえば大福を指すことが多いので、焼いた物は珍しいです。
各々気になった店で食べ物や飲み物を買ってぶらぶら歩き。この日はなぜかみんな刈包が気になった様子。
私だけみんなと違う店で山豬肉大刈包(イノシシ肉刈包)を買いました。こちらのお店は皮にかぼちゃが入っています。看板メニューに起司(チーズ)と蛋(卵)もトッピングしました。
刈包というのは一般的には肉まんの皮のようなもので豚の角煮や甘い高菜のような漬物、ピーナツの粉などを挟んだ食べ物です。通常の豬肉は中国語では豚肉の意味ですが、山豬肉はイノシシ肉です。
日月潭に来たら、飲むのは当然日月潭紅茶。代表的なものは日月潭周辺で主に栽培される台茶18號(紅玉紅茶)という品種です。独特のシナモンのような香りと清涼感が特徴的な紅茶です。他にも阿薩姆(アッサム)も有名です。
↓今回のお店より、前回飲んだこの二つのお店の方が美味しかったな。
↓日月潭紅茶アイスクリームもあります。
伊達邵遊客中心前の広場で原住民歌手の歌を聴きながら、湖を眺めて軽い昼食です。
母は「芦ノ湖みたいだねえ」なんて言っていましたが、この雰囲気が気に入ったようです。
通りすがりのドリンク屋台で母が南瓜牛奶(かぼちゃミルク)を買いました。日月潭と関係なさそうな気もしましたが、本人は美味しい美味しいと言っていました。こちらの植物は店頭に飾ってあったものですが、名前は失念。飲み物とは関係ないそうです。
伊達邵では前回同様日月潭グルメをもっと堪能したかったのですが、朝食を食べ過ぎてしまいお腹があまり空いていなかったので、たくさん食べられなくて残念。
伊達邵遊客中心の給湯器でフリーズドライの離乳食を作って、子供もこちらで昼食タイム。屋根のある部屋は飲食禁止だったので外で食べました。哺乳室もあったのですが、申請して鍵を開けてもらうタイプで声がけが面倒だったので……。
天候の悪化、豪雨の中恐怖の山道&高速ドライブ
子供の昼食も済ませ、予定時間の14時になったので日月潭を出発することにしました。
さて駐車場に戻ろう、というところで大粒の雨が降り出し、私たちは坂の途中の商店の軒先で雨宿りして、夫に車で迎えに来てもらうことにしました。
なんとか車に乗り込んで、山の天気は変わりやすいからね〜なんて話していたら、あれよあれよと大雨から豪雨に。これはちょっと雨が弱まるのを待った方がいいんじゃない?ということで、そこから30分近く路上で待機。
少しだけ雨が弱まったタイミングで出発しましたが、途中で雨が強くなったり弱くなったり。「あと30分遅かったらずぶ濡れだったね〜」なんて言ってましたが、ずぶ濡れにはならなかったけれどそこそこ大変なドライブになりました。
Googleマップで確認したルートとしては時計回りで湖の南側から出た方が早そうでしたが、この天気であの細い山道は危ないという判断で、来た時と同じ北側の水社方面から次の目的地に向かうことにしました。
途中、高速道路で山の中を走っている時に前が見えないくらいの豪雨に降られてかなり怖い思いをしました。
前の車がハザードランプをつけたまま走っているので、何が起きたんだろう?と思っていたのですが、どうやらあまりに視界が悪いので車間距離に注意という意味でつけていたようです。また道の白線が見えないレベルで視界が悪かったので、道幅を知る意味でも助かり、私たちも真似してハザードをつけて運転することにしました。こんな経験は初めてでした。
古坑サービスエリアで休憩
なんとか山の中を抜けて一番緊張する場面を乗り切ったので、途中のサービスエリアで休憩することにしました。最寄りの表示が古坑SAだったのですが、古坑ってコーヒーの名前で聞いたことがあるな?と思ったら、やはりコーヒーの産地でした。この辺りでようやく雨があがってきました。
Googleマップでは伊達邵からここまで1時間30分程度で来れるはずでしたが、到着したのは17時近くで、実に2時間30分かかっていました。SAに入る前に地図を確認して「えっまだここ?日月潭からほとんど動いてなくない?」なんて会話になり、狐につままれたような気分になりました。雨のせいでスピードが落ちたのが一番の原因だと思います。
古坑SAから台南まで地図で見るとかなりの距離がありますが、実際には直線の高速道路なので1時間ちょっとで着く予定です。時間が押していたので、途中で寄れたら寄ろうと思っていたマンゴーの里・台南玉井には後日寄ることにしました。
無事故で台南に到着
途中で高速のルート選択を間違えたりもしましたが、なんとか無事に台南に到着。高速道路から夕方の帰宅ラッシュの幹線道路へのギャップがすごかったです。雨の中とは別の意味で緊張を強いられるドライブで、夫は疲労困憊の様子でした。
私たちの緊張を知ってかしらずか、子供は車内でひとしきり大騒ぎののち、いつの間にか夕寝していました。みなさんお疲れ様でした。
台南の宿には18時過ぎに到着しました。天気のせいで予定より1時間以上遅くなりましたが、とにかく恐ろしい豪雨だったので、無事に着いて一安心です。
続き(5/12回)はこちら
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