【六甲村】台湾の使い捨て哺乳瓶のレビュー、日本で使う時の注意点

だーげーほーです。

子供が1歳6ヶ月の時点で日本に一時帰国することになりましたが、今回初めて使い捨て哺乳瓶を利用することにしました。

フォローアップミルク(離乳食開始後の粉ミルク)を哺乳瓶で1日2回ほど飲むうちの子供。

1歳6ヶ月だと本来は哺乳瓶は卒業する時期なので、スパウトやコップ飲みなど色々練習してみましたがなかなかうまくいきません。コップ&ストローだと時間をかけて飲むことはあるものの、移動中の利便性や機内でこぼす可能性を考えると密閉性の高い哺乳瓶の方がいいという結論になりました。

生後3ヶ月〜離乳食開始までアレルギーで粉ミルクが飲めず、今までは母乳の直接授乳でやってきたので、今更ながらの使い捨て哺乳瓶デビューです。

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今回は台湾のベビー用品店に必ず置いてある台湾の妊産婦用品の有名ブランド、六甲村の使い捨て哺乳瓶を購入しました。

買うにあたって迷った点、失敗した点なども書きますので、これから使ってみようという方はよかったら参考にしてみてください。

追記
この記事は2018年に書いたものですが、2023年にリライトしています。使い捨て哺乳瓶のデザインがリニューアルされため、旧デザインと新デザインのパッケージ写真が混ざっています。また記載した価格は2018年当時のものです。ご了承ください。

台湾で売っている使い捨て哺乳瓶の種類

私が台湾のベビー用品店で見かけたことがあるのは以下のタイプです。

哺乳瓶の中にセットした袋を取り替えるタイプ

哺乳瓶の中に使い捨てのビニール袋をセットするタイプのものです。哺乳瓶を洗う手間が省けます。レビューを見ると、専用の哺乳瓶でなく既存のものが使える場合があるようです。 

プラスチックボトルタイプ

使い捨てのプラスチックボトルタイプです。使い方が難しいというレビューが多いようです。

ジャバラ式折りたたみタイプ

ジャバラ式のプラスチックボトルなのでコンパクトに収納できます。地元のベビー用品店でも売っていました。

それ以外に本体の部分が紙コップ式のものなどありました。六甲村は本体そのものが袋状になっているため、かさばらなくて便利そうに思えました。

六甲村の使い捨て哺乳瓶は2種類

六甲村の使い捨て哺乳瓶(拋棄式奶瓶組)は台湾製で、大きく分けて細口タイプと広口タイプに分かれます。

細口タイプ(標準口徑)

(写真は2023年版のもの)

ホルダー1個、乳首+乳首用キャップ&フードが各1個、本体(袋)5個のセットで定価260元。本体8個のセットも定価260元です。

標準口徑拋棄式奶瓶組合包

広口タイプ(寬口徑)

(写真は2023年版のもの)

本体と本体以外の部品が別々のパッケージになっています。

ホルダー1個、乳首用キャップ&フードが各2個で定価120元。本体5個セットで定価180元。

広口タイプは乳首が付属しておらず、普段使い慣れているものを使えます。

(注:2023年版は乳首もついているかもしれません)

寬口徑拋棄式奶瓶組合包

私が広口タイプを買った理由

価格的には細口タイプの方がお得なのですが、今回は台湾明治樂樂Q貝というキューブタイプのミルクを使うことにしたため、「広口タイプじゃないと入らないのでは?」とお店の人に言われたので広口タイプを購入しました。

台湾で買える日本製キューブタイプ粉ミルク「樂樂Q貝」

樂樂Q貝は日本製で、日本で売っている明治ステップらくらくキューブとほぼ同じ仕様です。

日本では0ヶ月からの母乳代わりの粉ミルクは「ほほえみ」、1歳以降の栄養補給のためのフォローアップミルクは「ステップ」という名称ですが、台湾バージョンはどちらも「樂樂Q貝 EZ cube」「0〜1歳」「1〜3歳」と分かれています。

キューブタイプは割高ですが、計量の手間が省けて一回分が分包されているため持ち運びしやすいというメリットがあります。

台湾では携帯しやすい分包スティックタイプのフォローアップミルクを見かけない上、448g入りだと価格的に日本と大差ないか少し安いくらい(近所のお店で360元)だったので、日本で大きなサイズを買う前の試し飲みを兼ねて買ってみました。 

明治のキューブ型粉ミルク

しかし、実際に使ってみると大きな誤算がありました。六甲村の使い捨て哺乳瓶は間口が狭く、広口タイプでもキューブがそのままでは入らない大きさだったのです。キューブを半分に割ったら入りましたが、一つ一つ割ってから入れるのは正直面倒臭いです。

旅行中にかさ張らないように持ち歩く方法を色々考えた末のキューブタイプでしたが、これなら普段使っている粉ミルクを小分け袋に入れた方が楽だったかも?と思いました。

(ちなみにプラスチックの筒状の粉ミルクケースも持っていますがかさばるので却下。使い捨て哺乳瓶の中にあらかじめ粉ミルクを入れておくのもなんとなく抵抗感がありました)

広口タイプ本体と専用部品セット

そんなわけでキューブ型ミルクがそのまま入れられなくてちょっとがっかりですが、事前には知る由もなく、一応普段使っている乳首が使えるメリットはある、広口タイプの本体と部品セットを購入しました。

もう低月齢ではないので哺乳瓶の乳首なんて本人もあまりこだわりもなく、いつもと違うものでも気にせず飲みそうではありますが。サイズが小さければ切り込みを入れて使えるし。

寬口拋棄式奶瓶(広口タイプ本体)

箱入りで売っています。

 

裏には使い方が書いてあります。

 

箱の中に、このように滅菌された状態で本体が5個入っています。本体にはそれぞれプラスチックの蓋が付いているため、こちらのアルミ袋を開けても中身の滅菌状態は保たれています。

蓋がごついというかしっかりしているので、袋状とは言っても蓋の部分で意外とかさばる気もします。

寬口拋棄式奶瓶專用配件組(広口タイプ部品セット)

本体と同じく箱入りです。

 

ホルダーなしでも使えるかな?とも思いましたが、お湯で作ると熱いのと、袋の形状が安定しないのでやはり必要でした。

 

こちらはホルダー1個、乳首用キャップ&フード2個のみで本体は入っていません。細口との違いは右側のホルダーの色のみでしょうか?(細口はホルダーが透明な青)

 

セットにすると5回分で300元。割引があるお店も多いです。

実際に日本で使ってみたところ、さらに大きな誤算が!

今回は一時帰国で国際線に乗るにあたって、離陸前にミルクを作って飲ませるか、もしくは機内でミルクを作ってもらうかのどちらかを想定していましたが、タイミング的にどちらもできなかったため、成田空港に到着後ベビー休憩室で飲ませることにしました。

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この時日本で初めてミルクを作ることにしたのですが、コンビのこの哺乳瓶専用の給湯器は初めて見るタイプでした。

 

台湾の給湯器はウォーターサーバータイプで、蛇口のように普通に哺乳瓶の口を持って行って注ぎます。

台湾の一般的な給湯器

が、こちらは哺乳瓶を置いて、透明のドアを閉めないとお湯を出すボタンが押せない設計。つまり自立しない六甲村の使い捨て哺乳瓶はこちらの給湯器を使えません。仕方なく、自宅用に持っていたガラスの哺乳瓶でお湯を汲んで使い捨て哺乳瓶に入れることに……。

その後あちこちのベビー休憩室を利用しましたが、給湯器はどこも同じタイプでした。

通常のガラスやプラスチックの哺乳瓶であれば問題ありませんが、袋状の使い捨て哺乳瓶だけを持っているとお湯が入れられません。結局別の哺乳瓶なり魔法瓶なり、お湯を入れられる容器を持ち歩かないといけないので、袋タイプならではの荷物を減らせるという利便性が損なわれます。

 

しかもこの給湯器、設定された温度のお湯しか出せない(台湾はお湯と水が別々の口から出せる)ので、ミルクを適温に冷ますこともままならず。使いづらい。

安全設計なのでしょうが、台湾の給湯器に慣れている私としては正直余計なお世話!としか思えませんでした。

日本のベビー休憩室で使う場合は、袋タイプではなくカップなどの自立するタイプを利用するか、自分でお湯を持ち歩くのが良さそうです。

 

ミルクとお湯を一緒に入れて蓋をして混ぜた後、ホルダーと乳首を取り付けて使用します。袋はふにゃふにゃしていますが、蓋の部分がしっかりしているので安定して持てます。が、接着が弱かったのかわずかに隙間から漏れました。最初の一袋だけ不良品だったようです。台湾製あるある。

子供に飲ませてみたところ、最初こそ形状が違うのできょとんとしていましたが、乳首がいつもと同じだったのですぐにゴクゴクと飲み始めました。

念のため付属の乳首用キャップ&フードも持って行きましたが、ピジョンの母乳実感の乳首用キャップ&フードがぴったりだったため出番はありませんでした。

六甲村の使い捨て哺乳瓶は再利用できるの?

パッケージに衛生面の問題で再利用はしないようにと書いてありますが、実際のところどうなのか試してみたところ、ミルクが袋の中に残ってしまい綺麗に洗浄できないため再利用はできませんでした。

とはいえ先日ホテルの中で1日2回以上使う必要があり、たまたま綺麗に洗えたため、当日中だしもう哺乳瓶の消毒も必要ない年齢なのでコップ感覚で使うこともできたと書いておきます(自己責任で……)。

六甲村拋棄式奶瓶限量體驗組(お試しセット)を発見!

以前、六甲村の通販サイトで使い捨て哺乳瓶のお試しセット(細口・広口2タイプ)が限定で販売されていました。

細口・広口ともにホルダー1個、Mサイズ乳首+乳首用キャップ&フード1個、本体2個のセットで、お試し用に買ってもいいですが、割引価格で計算しても通常120元はするので、今から買う場合はこちらがオススメです。

特に広口タイプは通常パッケージだと割高な上、乳首は同梱されていないのでお得ですね。

 

こちらのお試しセットは先日行った「台北の西松屋」こと奶娃的店でも六甲村オンラインショップと同じ109元で売っていました。

最寄駅はMRT南京三民站なので、お近くに行く機会があったらチェックしてみてください。

 

奶娃的店についてはこちらの記事に書いています。

台湾旅行に必要なベビー用品、現地で買える場所や価格のまとめ

2 COMMENTS

西館有沙

富山大学で教員をしています。海外での子育てについて勉強しています。貴重な情報をありがとうございます。実は、今年度の8月に台湾高雄(華王大飯店)で勉強会を開く予定です。ぜひ、高雄での子育てについてお話を聞かせていただきたいです。実際に子育てをしていらっしゃる方のお話は貴重ですし、私たちにとってとても勉強になります。

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