だーげーほーです。
台湾の飲料店(ドリンクスタンド)の人気メニューの一つに鐵觀音奶茶(鉄観音ミルクティー)があります。日本でも有名な春水堂では鐵觀音拿鐵(鉄観音ラテ)、春水堂系列の茶湯會では觀音拿鐵の名前でおなじみです。
私は毎日各種のお茶を飲んていて、近所の飲料店もよく利用するのですが、そのお店の看板メニューの一つであった鉄観音ラテが最近突然なくなってしまいました。
代わりにセブンイレブンやスーパーで最近よく買っているのが、光泉という乳飲料メーカーから出ている午后時光というブランドの鐵觀音奶茶という紙パックの鉄観音ミルクティーです。
午后時光の冷蔵紙パックシリーズ
午后時光シリーズは常温保存パックなど色々出ていますが、いずれも奶精(クリーマー)不使用なのが売り。私が好きなのは400ml入りで要冷蔵・賞味期限16日間タイプのうちの精焙鐵觀音奶茶です。
ミルクは奶粉(脱脂粉乳)と光泉牛乳を使っています。定価は25元ですが、全聯福利中心では20元で売られています。
奶精と奶粉の違い
先日の記事にも台湾の牛乳事情を書きました。
台湾では牛乳の価格が日本より高いため、奶粉という脱脂粉乳で代用することが多いです。ドリンクスタンドやカフェでは牛乳は鮮乳または鮮奶と呼ばれ区別されます。
奶精と奶粉の違いですが、奶精は英語だとNon-dairy creamerで、日本だとクリーマーやクリーミングパウダーと呼ばれるものです。紅茶よりコーヒーに使われることが多いです。
主に植物性原料と添加物から作られており、トランス脂肪酸を含むため、健康志向の高い台湾では近年好まれにくい傾向があるようです。
奶粉は脱脂粉乳などの、牛乳を原料とした粉ミルクです。
王室大吉嶺奶茶(王室ダージリンミルクティー)
鉄観音ミルクティー以外にダージリンミルクティーも出ています。こちらはまあ普通かな…という感じ。ミルク感が薄いというか、ちょっとコクが足りない気が。
皇家伯爵奶茶(ロイヤルアールグレイミルクティー)
中国語でアールグレイティーは伯爵紅茶と言います。こちらも普通。アールグレイ香料がちょっと強めかな。ダージリンもアールグレイも台湾のミルクティーにしては甘さが控えめなのはいいと思います。
精焙鐵觀音奶茶(鉄観音ミルクティー)
今回改めて3種類飲み比べてみましたが、この鉄観音ミルクティーが一番おいしいです。ミルク感が他の2種類より強く、焙煎した鉄観音の少し重めの風味とよく合っています。
甘さも微糖〜半糖くらいで、甘過ぎない程よい甘みがいい感じ。
ドリンクスタンドの鐵觀音拿鐵(鉄観音ラテ)と比べるわけにはいきませんが、鐵觀音奶茶(鉄観音ミルクティー)としてはかなりいい線いってると思います。
ちなみに奶茶と拿鐵の違いですが、一般的には前者は粉ミルク、後者は牛乳を使用しているため価格が異なります。ドリンクスタンドの 鐵觀音奶茶は5〜600ccで45元くらいから、鐵觀音拿鐵だと55元以上になるので、この価格でこのクオリティは悪くないですね。
夏日奶茶祭パッケージ
今売られている「夏日奶茶祭」というキャンペーン対象のパッケージは裏面が違うデザインになっています。どれもかわいいのでこのままのパッケージでもいいのでは?と思うのですが、キャンペーンが終わったらやはり両面同じデザインに戻るのでしょうか。
ダージリンミルクティーはインド風。
アールグレイミルクティーはイギリス風?ちょっとリバティープリントっぽいです。
鉄観音ミルクティーは中華風。どれもそれぞれのお茶の特徴がよく出ていていいデザインだと思いました。
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