だーげーほーです。
先日、ついに近所で美容院デビューしてきました。
長らく帰国していないので伸び放題の髪の毛にうんざりして、意を決して近所の美容院に行ってきた。シャンプーなし、指名なしで30分くらいで200元。やっす。もっと早く行けばよかったかな。
— だーげーほー@台湾2000元 (@2000twd) August 9, 2017
台湾のヘアケア事情について、まずは今回地元の美容院に行ったときの話と、台湾で私が経験したヘアサロン事情について書いてみます。
目次
一時帰国あるある「帰国したらまず美容院に行く」
妊娠出産するまでは年に3〜4回一時帰国していたのですが、海外在住あるあるで、ほぼ毎回友達に会う前にまず美容院に駆け込むというのをやっていました。
【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 4(実家滞在編)海外の美容院では現地の人と髪質が違うためとんでもない施術をされたとか、言葉が通じなくて思った以上に短くされてしまったという話を結構聞きます。
台湾ではそういうことは比較的少ないと思いますが、細かいニュアンスを伝えるのが難しかったり、私の場合は日本に住んでいた頃から長年担当してもらっている美容師さんにお願いしたいという気持ちがあったため、台湾では美容院に行く機会がありませんでした。
けれどここ1年ほど、出産後は帰国の頻度が激減したためなかなか美容院に行けず。気がついたら髪の毛がボサボサの伸び放題になってしまいました。 たまに日本人美容師さんのいるお店というのを耳にしますが、私の住んでいる地域にはいらっしゃいません。
基本的にずっとロングヘアでアップにしていることが多いのですが、量が多すぎてまとまらなくなってきたのと、髪の毛を乾かす時のスピードの遅さに耐え切れず、ついに近所のお店で髪を切ることにしました。
まずは友達に評判のいい美容院を聞いてみた
移住前、旅行で来た時に台湾式シャンプーをやったことはありますが、台湾で髪を切るのはこれが2回目です。
1回目は諸事情により台北の超おしゃれヘアサロン(日本で言ったら青山あたりの、芸能人御用達でよく雑誌に取り上げられるようなモード系のお店)でシャンプー・カット・カラーのフルコースをやってもらいました。
その時は中国語があまり話せなかったため、紹介してくれた台湾人の友達に一緒についてきてもらい彼女に通訳してもらって意思疎通しましたが、お店の人は意外にもスタイリストからアシスタントまで全員英語が通じたので比較的楽でした。
↓台北のおしゃれヘアサロン(モザイクをかけていますが、台湾人なら誰もが知っている芸能人です)
今回はローカルのお店です。
美容院は何軒もありどこに行けばいいのかわからないので、とりあえず年齢の近い、いつも綺麗なヘアスタイルの友達が行っているお店を聞き出してきました。LINEで教えてもらったお店の名前はちょっと違ったのですが、たぶん同じ店、の、はず。
台湾では彼女の美容院に彼氏がつきあってあげるのは当たり前
台湾の男性は恋人に対してマメなようで、彼女がヘアサロンに行っている間、入口でずっと待っていたり、時には一緒にカット台の横にいて話し相手になってあげたりという光景は今までに何度も目撃しています。
私は台湾で髪を切る機会がなかったのでその経験はないのですが、逆に夫が髪を切るのに付き合ったことは何度かあります。
そこで今回夫に「髪の毛切るのつきあってもらっていい?」と聞いたら「もちろんだよ!」と即答してくれました。もはや恋人ではないですが、こういうところは結婚後も変わらなくてうれしいです。
そんなわけで、当初は夫に子供を見てもらっている間に一人で美容院に行くことや、最初のオーダーの時だけ一緒に来てもらい途中で先に帰ってもらうことも考えましたが、カットだけなら時間がかからなさそうなので、夫と子供につきあってもらうことにしました。
美容院で使う中国語がわからない
夫が「予約なしでも大丈夫なはず」と言うのでいきなり店を訪れたわけですが、店に入った瞬間はお客さんゼロ。一瞬固まる私。全く意に介さない夫。
そしてお店のスタッフのテンションの低さ!愛想がない上に第一声が「だんじれー(ちょっと待ってて)」って、台湾語!中国語ですらあやしいのに台湾語で接客されたら、どうなる私?
ちょっとした緊張感を持ちつつ、しばらく椅子に座って待っていると、担当の美容師さんが現れました。彼女とどれくらい切るかなどの会話をしたのですが(中国語)、心配していた通りところどころわからない単語が出てきます。
座っていた席は入り口の近くだったので、ソファに座って待っている夫に助けを求めて通訳してもらいました。
多分中の方を梳くかとか、直線的に切るか段を入れるかとかそういう話だったんだけど、身振り手振りでなんとなくわかっても、一旦知らない単語の方に意識が向いてしまうと、後の言葉が入ってこなくなってあたふた状態になってしまいます。
なんとも情けない話ですが、夫についてきてもらって本当によかったです……。
シャンプーなし、カットのみというオーダーの結果
日本だとカットとシャンプーは大抵セットになっていると思うのですが、今回のお店ではシャンプーなし、カットのみというオーダーができました。
日本でもそういうお店はあるとは思いますが、直前まで髪の毛を束ねていたため思い切りうねっているのに、霧吹きで髪を濡らすなどの作業は全くなくいきなりカットから入ったのでちょっとびっくり。ドライカットと言えばそうなのですが。
検索したら、1000円カットのお店もこのような手法らしいですね。思えば夫のカット(とても早い)もいつもシャンプーなしでした。
ついさっき洗ったばかりだし、1日二回も洗ったら髪の毛が傷みそうだなあ、と思っていたので結果的には助かりました。うねった分長さが揃わなかったら、あとで自分で切ればいいだけだし。
カットの方法が謎
前回台北のお店でカットした時は、手法は日本とあまり変わらないものの、ちょっと切るだけだったのにやけに丁寧に時間をかけていたのが印象的でした。正直言って時間かけすぎなのでは?というくらいに。
今回のお店は席に座ってケープをかけて、これくらいの長さね?と再確認されて毛先から切り始め……ハサミを見るとなぜかすきバサミ。もしかしたら毛先が直線にならないようにするためのテクニックなのかもしれませんが、日本だと普通のハサミを使うところよね〜と思ったので不思議な感じでした。
その後内側の方の毛を梳く時に持ち替えたハサミがまた別のすきバサミ。最後まで普通のハサミを見ませんでした。これは一般的なのか、はたまたこの人のやり方なのか?無言でチョキチョキ、チョキチョキとハサミが動いていきます。
結果はそれなりに満足
一切の会話なくカットが進み、鏡で後ろを見せられて「これでいい?」と確認されたのですが、思ったより髪の量が減っていないように見えたので「もう少し量を減らしてもらえます?」と言いながら髪の毛を手で束ねてみたら、思った以上に少なくなっていました。
どうやら髪の毛が痛んで広がっていたのでボリュームがあるように見えたようです。
慌てて「あ、いいですいいですこれで大丈夫」と言ったら、今まで無表情だった担当の方も「そうよね、結構切ったもの」とようやく笑顔に。
その時にやっと夫に「あなたの奥さんどこの国の人?」と聞いてきて、普通に話し始めました。
この辺では中国語がうまくしゃべれないと先に「あなたなに人?」と聞かれることが多く、そこから会話が始まることが多いので、今回は珍しいパターンだなと思いました。
田舎なので愛想のない接客には割と慣れているし、別に嫌な思いをしたわけではないのですが、美容院はさすがに少し緊張しました。カット台の横のテレビもずっとオフになっていたので、一人だったら間が持たなかったんじゃないかと思います。
私のカットが終わる頃になぜか一気にお客さんが入ってきて、暇を持て余していたスタッフたちに活気が出てきました。
台湾の美容院の料金相場
今回の私のお会計は、スタイリスト指名料なしのカット料金のみで200元。
安いな、と思いましたが、日本円に換算すると730円くらい。台湾ではサービス業の時給が日本の1/2〜1/3くらいなので、まあまあ妥当な価格なのかもしれません。
今回行ったのは客席のテーブルにホコリが積もっているような地元の美容院でしたが、上記の台北のトップヘアサロンでフルコースをやったときの料金は、日本の有名ヘアサロンと同じくらいかそれよりちょっと高いくらいの料金。
台北で私の友達が通っている一般的なお店はカット800元と言っていたので、台湾でもお店によってだいぶ違うようです。
お手頃価格もよかったのですが、それよりも子連れなので30分程度で済んだのはとても助かりました。今回のようにとりあえず髪の毛の量を減らしたい、小さい子供がいるのでなるべく早く済ませたいという場合はむしろこれでいいのでは、と思いました。
日本の美容院だといつもシャンプー&カラー&カットでだいたい3時間はかかるので、前回子供が5ヶ月で一時帰国した時は施術中は母に預けていたのですが、号泣して大変でした。
その時の苦い経験もあり、乳児がいて美容院に行くのってハードルが高いと思っていましたが、これなら我慢しないでもっと早く来ていればよかったなと思いました。
次回は台湾のセルフヘアケア事情について書こうと思います。
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