だーげーほーです。
以前記事にした、光泉という乳飲料メーカーの午后時光というミルクティーシリーズに、重乳奶茶という紙パックミルクティーが新たに加わりました。
【7-11】台湾ならではの紙パック鉄観音ミルクティー「午后時光 鐵觀音奶茶」新発売ということで全聯福利中心で2パック54元のお試し価格だったので、早速試してみました。
目次
台湾では紙パック鮮奶茶ブームが来ている
紙パックのミルクティーというと、最近台湾コストコで爆発的に売れていてニュースになっている義美の厚奶茶を始め、萬丹鮮奶茶など、鮮奶(生乳)タイプのミルクティーが流行っているようです。
台湾では牛乳の価格が高いため、ミルクティーというと奶粉(脱脂粉乳や粉ミルク)を使ったものが一般的で、生の牛乳を使ったものは鮮奶茶または拿鐵という名前で区別されます。
ブームの火付け役?義美の厚奶茶
参考 義美2款奶茶差在哪?超專業店員神解析 網驚:隱藏版最好!ETtoday新聞雲大人気の義美厚奶茶とスーパーで売っている義美奶茶はどう違うの?という記事です。厚奶茶は実は義美奶茶と内容的にはほとんど差がないので、わざわざ転売価格で買う必要ないよ、とのこと。
厚奶茶は946mlの大容量で3本135元、義美奶茶は1本60元前後で売られており、元々はドリンクスタンドで買うよりコスパが良いという話でネットで話題になったのがきっかけなのに、ブームのせいで350元で代理購入を行う人が現れたそうです。意味がわかりません。
100%生乳使用が売りの萬丹鮮奶茶
萬丹鮮奶茶は酪農家限定の100%萬丹(あずきの産地で有名)産生乳使用が売りで、375mlで38元という、紙パック飲料としては強気の価格設定。当初セブンイレブンで限定販売され、今では全聯でも置いています。
なかなか魅力的な商品ですが、「君、味全(偽装食用油問題を起こして不買運動されたメーカー)なのが惜しいね」という記事です。
メーカー名を前面に押し出さないのはやはり味全ということで買わない人も多いからでしょうか。私もその一人ですが。
午后時光の重乳奶茶は生乳の濃さで勝負
上記3つともに生乳の含有量は50%以上とのことですが、光泉の重乳奶茶は60%以上という牛乳の濃さ、贅沢さを推したいようで、パッケージも「濃」という字の書かれたのれんをイメージしているようです。
こちらも他の午后時光シリーズと同じく奶精(クリーマー)不使用なのが売り。400ml入りで要冷蔵・賞味期限16日間という点も同じで、価格は定価35元、実売価格が単品で28元だったので生乳が増えた分少し高めです。
(既存のシリーズは定価は25元、実売価格20元前後)
「重乳」というのはどう訳せばいいのだろう、と思っていましたが、ここに書いてありました。リッチミルクティーですね。
重乳という言い方は一般的な用語ではなくネーミングで、例えば鮮茶道というドリンクスタンドではダブルミルクラテという意味で使っていました。
タイムラインで #タピオカミルクティー とか見るとすぐに影響されちゃうから、飲んでますよ。鮮茶道のアールグレイラテタピオカトッピング・微糖・氷なし。中国語だと重乳伯爵拿鐵加珍珠微糖去冰。
— だーげーほー@台湾2000元 (@2000twd) May 24, 2017
乳奶茶を飲んでみた感想
パッケージを見ると茶葉に関する説明はないので、あくまでミルク感重視のようです。そしてキャッチコピーも簡素で、なんとなくブームに乗ったれ!という企画意図を感じなくもないです。
お味の方ですが、ミルク分が多めかなあというのは感じますが、特にクリーミーと言うわけではなく、ただ牛乳を増やしましたという感じで可もなく不可もなくというか、同シリーズの鐵觀音奶茶ほどのコスパの良さや驚きはないかなーと思いました。
完全に個人の好みになりますが、私としては濃さを売りにするなら「生乳80%以上」などの有無を言わさないインパクトが欲しかったです、が、恐らくこの先ブームが過熱して、各メーカーが生乳含有量の多いミルクティーを競って販売するのではないかとにらんでいます。
追記:義美奶茶・義美鮮奶茶・義美蜂蜜奶茶も飲んでみた
最近近所で義美奶茶(400ml)が入手できるようになったので、早速試してみました。
パッケージは他社製品に比べてちょっと地味かなという気も。
これもパックごと電子レンジで温められます。
最近は生乳100%使用ミルクティーもありますが、こちらは奶粉使用。脂肪酸甘油酯は日本語だとグリセリン脂肪酸エステルという食品用乳化剤のことらしいです。
お味ですが、今のところこれが一番好みです。日本の濃厚系ミルクティーにかなり近くて、こってり系好きなのでこれくらいミルク感がある方が満足できます。台湾の生乳のみ使用ミルクティーはどうも水っぽいんですよね……。
その後登場した義美鮮奶茶(生乳のみ使用)は原材料は生奶・水・蔗糖・紅茶のみですが、その理由でリピートはせず。生乳しか使っていないため価格が高いこともあり、これなら自分で作った方が安いなと思ってしまいます。
2023年に入り、全聯でも買えるようになった義美蜂蜜奶茶は、水・蔗糖・セイロン紅茶・龍眼蜂蜜・生乳・奶粉・生クリーム使用で、私はこっちの方が好みです。
市販の紙パックミルクティーは、自分では作るのが難しい味を手軽に飲めるのがいいと思うので、その点こういう「作ろうと思えば作れるけど手間がかかる」系は、買って飲む価値があると思います。
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