【追記】頂鮮台北101店は2022年1月で営業を終了したそうです。
だーげーほーです。
台北101の近くに泊まって台北の都市生活を満喫する2泊3日の旅。
台北101まで歩いて行ける宿・イベント・美食・美容・美食・お土産・美食。鼎泰豊や台北101高層階の極上アロマスパのレポートも。
2日目のお昼は、台北101ビルの86階にある展望レストラン頂鮮 台北101店(ディンシェン タイペイイーリンイーディエン)に行きました。
台湾で一番高い建物の台北101の86階にある頂鮮101は、台湾で一番高い場所にある天空のレストラン。85階のレストランは行ったことがあるのですが、それよりさらにひとつ上のフロアということで期待大。
現地オプショナルツアーなどの旅行商品を扱うKKdayさんのランチメニューセット(台北101展望台の入場引換券つき)を体験してきました。
目次
頂鮮101へのアクセス
住所:台北市信義區信義路五段7號86樓(台北101ビル86階)
台北101ビルはショッピングモールのエリア(地上6階まで)と、展望台のあるオフィスビル(地上101階建て)に分かれていて、高層展望レストランはオフィスビルの方にあります。
ショッピングモールからオフィスビルへはフロアによって行き方が違ったりして複雑なので、わからなければ一度外に出て歩いた方が早いかもしれません。
85・86樓 餐廳(85・86階 レストラン)の表示を探して進みます。
2階景観レストラン案内エリアにエスカレーターまたはエレベーターで行きます。
事前に予約していた名前とKKday利用の旨を告げて係員が確認を行った後、ゲートを通って高層階行きのエレベーターへ。
一度60階で乗り換えた後、86階のレストランまで行きます。
全席窓向きのテーブルセッティング
エレベーターを降りて客席に向かうと、大きな窓から見える空と山の光景が目に飛び込んできます。86階と87階の吹き抜けになっているので窓が大きいんですね。
ランチタイム開始時間の11時30分ちょうどに行ったところ一番乗りだったようで、窓際席に通されました。大人2名で予約していましたが、子供用にハイチェアも用意していただけました。
メニューは日本語もありました。
セットメニューは何種類かありますが、KKdayで購入できるのは2,680元の「ランチセットメニュー」で、バウチャーに10%のサービス料が含まれています。
その他に飲み物等を頼んだ場合は現地支払いになります。
ホットの鉄観音茶はおかわり自由で、なくなったらすぐに注いでもらえます。
水が飲みたい場合はミネラルウォーターを別途注文することになりますが、子供用のコップの水は無料サービスでした。
ランチセットの内容
夫婦+3歳の子供連れで、うちの子は少食なので大人の食事を取り分けることにしました。通常の「ランチセット」以外にベジタリアンセットやハラールフードセットも選べます。
コース内容は以下の通り。
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車海老と生野菜のサラダ
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フカヒレの珍味スープ
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キジハタのフレンチソテー
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オーストラリア産羊の肩肉のロースト
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スライスアワビ 鶏スープかけ
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看板メニュー台南担仔麺
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季節のフルーツ・手作りデザート
メニューには載っていませんが、お料理が出る前に小皿が出てきました。
丁香魚と辣椒の和え物です。かなり辛めなので丁香魚を一口だけいただきました。
①車海老と生野菜のサラダ
ルッコラとゆでた車海老のサラダです。シンプルな西洋風のサラダですが、車海老を使っているのが豪華。
②フカヒレの珍味スープ
高級中華の代名詞、大きなフカヒレと栗やナマコなどが入っていました。
下からキャンドルの火で加熱しているので、最後まで温かいままいただけるのが嬉しいです。
③キジハタのフレンチソテー
メインのキジハタのソテーはもちろんのこと、つけ添えのマッシュポテトが美味しかったです。
④オーストラリア産羊の肩肉のロースト
本来はこの後の「スライスアワビ 鶏スープかけ」が先に出るそうですが、この日は都合によりお肉が先になったとのこと。
骨つき肉ですが、柔らかくて身離れが良いので食べやすかったです。
⑤スライスアワビ 鶏スープかけ
この日一番気に入ったメニュー。
目の前で黄金色のスープが注がれ、フカヒレの珍味スープ同様にお皿ごとキャンドルの火で温められた状態でいただけます。
滋味深いと言いますか、雑味も脂っこさも全くない濃縮された鶏エッセンスという感じで、見た目にも美しく洗練されたスープでした。
きっと作るのにものすごく手間がかかっているのだろうと思わせる味でした。
⑥看板メニュー台南担仔麺
入り口近くの看板に「頂鮮担仔麺台北101店」という名前がありました。後で調べましたが、頂鮮はもともと庶民的な担仔麺のレストランからスタートしたようです。
見た目よりあっさりしていて最後まで美味しくいただけました。
⑦季節のフルーツ・手作りデザート
食後のフルーツとデザートは同時に出てきました。
台湾でおなじみの果物、メロン・ドラゴンフルーツ・パイナップル・ミニトマト(台湾ではミニトマトはフルーツです)の盛り合わせ。
デザートは名前を聞きそびれましたが、多分白きくらげとミルク(練乳?)と甜酒釀(台湾の甘酒のような食品)を合わせたような感じでした。さっぱりしていておいしかったです。
台北101展望台入場引換券
KKdayのバウチャーには台北101展望台の入場引換券が含まれているので、展望台も行く方は間違って購入しないように!
展望台に行くには一旦オフィスビルを出て、ショッピングモールの5階からアクセスします。
日が暮れたら夜景を見に行こうかなと思っていたのですが、この日は時間がなかったため、次回台北に来た時のために取っておくことにしました。
噂の絶景トイレもチェック
展望レストランということで、トイレの中からも外の景色が楽しめます。
トイレの個室内は撮影しませんでしたが、ちょっと宇宙船ぽい個性的な色とデザインで面白かったです。
海鮮が有名なだけあって、トイレに行く途中の廊下には生け簀がありました。
内装にも注目!個室はさらに凄かった……
絶景を眺めながらのお食事が終了して、ランチタイムもそろそろ終わりに近づいたので、最後に店内を見学してみることにしました。
頂鮮は360度景色が見えるように客席があるとのことで、他にどんな客席があるのかな〜と廊下をうろうろしていたら、たまたま通りかかったお店の方に声をかけられ、わざわざ案内していただくという幸運に恵まれました(多謝!)。
各都市の名前がつけられた豪華な個室
私たちが座ったランチ会場の松智路側以外は全て個室、つまりお店の3/4が個室になっているようです。
各々に台湾の都市の名前がついています。例えばこちらの部屋は「彰化廳」です。
窓が猫空の方を向いているようですが、どこにあるのかわかりませんでした。
すごすぎて語彙力をなくした「台北廳」
ランチ会場と反対側に大きめの個室が並びますが、そのうちの一つ「台北廳」に通されてもうびっくり。個室といっても小規模な結婚式ができそうな広さでした。
レストランの個室の中に、高級ホテルのエントランスに置いてあるような立派なソファーセットとクローゼット、食器棚が置いてあります。なんだこの空間は……と唖然とする庶民の私。
私たちがお邪魔した時はテーブルセッティングの最中で、直径何メートルあるかわからない巨大な円卓のテーブルクロスにアイロンをかけていました。
それから度肝を抜かれたのがこのインドクジャクの羽を敷き詰めた壁。
鳥の羽を使った工芸品は廊下や他の個室にもありましたが、剥製と巨大な壺と並べられて、あまりのゴージャスさにクラクラしました。
台北駅や建設中の台湾ドーム、国父記念館、台北松山空港が見える方向です。宿泊中のホテルも眼下に見えました。
双眼鏡を覗いたら松山空港に駐機中の飛行機が見えました。
これらの個室はパーティーや親戚の集まり、会社の宴会などで貸切にされることが多いそうですが、部屋ごとに最低消費額が決まっています。
この「台北廳」は8万元(約27万円)以上の注文で利用できると言っていました。
きらびやかなバンケットルーム
内湖方面にはバンケットルームがあります。主にパーティーや結婚式などに使われるようですが、この日は旅行者っぽい団体客が入っていくのが見えました。
私たちが食事したお部屋もかなり豪華な内装でしたが、この個室と景色の素晴らしさはもう「すごい」以外の言葉が出てこないくらいの迫力でした。眼福とはこのこと。
これから行かれる方は、タイミングが合えばぜひ見学されることをお勧めします。
頂鮮101は台湾で一番高い場所に位置するだけあって、インテリアもサービスも素晴らしいレストランでした。
私が特に気になったのはシャンデリア。様々なタイプのデザインがあって見飽きませんでした。
ゴージャスなレストランですがドレスコードは特にないので(私はTシャツ+スキニーパンツ+スニーカーという服装でした)、ランチならより気軽に観光コースに組み入れられるかと思います。せっかくなので雰囲気を満喫するべくおしゃれして行ってももちろんOK。