【追記】ベッレッツァ 台北 ホテルは2022年9月で営業を終了しました。
私が実際に泊まったホテルについての感想と旅行記を書いています。
【2018年12月宿泊・夫婦+2歳5ヶ月】
台北の「ベッレッツァ 台北 ホテル(台北和璞飯店/Bellezza Taipei)」です。
台北松山空港からのアクセスの良さと、最低60平米からという広さの割にお手頃価格で、特に幼児を連れた旅行・カップルでの宿泊・内湖方面へのビジネス拠点におすすめします。
子連れおすすめポイント
私が「子供と一緒に泊まるホテル」で重視している点を◎◯△で評価しています。
- MRT駅徒歩5分以内 ◎
- バス停徒歩5分以内 ◎
- スーパーマーケット徒歩5分以内 ◎
コメント
「デラックス ダブル ルーム(60平米)」に宿泊しました。
- 大きめベッド(キングサイズ・ベビーガードなし)◎
- ソファあり ◎
- バスタブあり・シャワーブース別・ベビーバス不明 ◎
- 窓なし △
- 防音なし △
- 電気ケトルあり ◎
コメント
6歳以下の子供は、添い寝する場合は無料で宿泊できます。ベビーベッドはリクエスト可能。防音の表示はありませんが、私が宿泊した時は全く室外の音は聞こえませんでした。
アクセス
住所:台北市中山區樂群三路123號
最寄駅は台北松山空港からタクシーで10分程度、MRT文湖線で2駅の劍南路駅です。台湾ドラマでもよく見る、大観覧車のある美麗華ショッピングセンターがランドマークです。
住所は中山區ですが、感覚的な位置としては大直、広義では内湖と呼ばれるエリアに含まれます。故宮博物館へもバスやタクシーで近い場所です。
美麗華からはMRT剣譚駅(士林夜市の最寄駅)へも無料バスが出ています。
駅からは建物が見えるくらいの近距離です。比較的新しく開発された地域なので、駅前もご覧の通り広々としています。
上の写真の左手にあるWegoというブティックホテルと、右にある典華という結婚式場の間にあるピンクベージュの外壁が目印です。
ちょっとわかりづらいのですが、ホテルの裏側、別のフロアが台北戀館というモーテルになっていて、こちらはチェックイン時間も営業形態も異なります。
ホテル予約サイトでも名称がごっちゃになっていますが、ホテルの方を予約するならベッレッツァ台北ホテル(台北和璞飯店)を選んでおけば大丈夫です。
周辺施設
劍南路駅周辺は大型商業施設が並んでいます。
道を挟んで隣のブロックには、映画館やショッピングモールのある総合商業施設、美麗華百樂園があります。有名な屋上の観覧車をはじめ、子どもが遊べる施設があります。観覧車はKKdayで電子チケットを買うと並ばずに買えます。
【台北夜景スポット】美麗華ショッピングモール観覧車:乗車チケット
私が行った時はクリスマスシーズンで、館内と周辺にBac Bac’s Diary(白白日記)とコラボしたデコレーションがあり、大好きなキャラクターなのでかなりテンションが上がりました。
美麗華の正面には大型スーパーのカルフール大直店があるので、日用品や食品などの買い物にも便利です。
駅の近くには美麗新廣場という系列の商業施設もあり、2階には小さい子どもが遊べる室内遊戯施設も入っています。
また私たちが泊まった後ですが、ATT4Rechargeという商業施設もすぐ目の前にオープンしたため、買い物や食べるところには困りません。
食事
ホテル内
宿泊料金に朝食が含まれていました。朝はホテル1階のレストランがビュッフェ会場になります。私が行った時は朝以外は営業していないようでした。
種類は多くはない方ですが、洋食も中華もあり、子供用の食器も用意していただけました。
マントウやプチトマト、ヨーグルトなど子どもが食べられるものがあってよかったです。
また客室内では、このランクのホテルには珍しくルームサービスの案内もありました。バンケットも併設しているホテルのため料理に自信があるようです。
見た感じ洋食が多く、価格も外で食べるのと大差ないので、部屋食もいいかもしれません。
ホテル周辺
周辺施設の項目にも書きましたが、大型商業施設が並ぶエリアなので食事の場所には困りません。上の写真はカルフールの1階にあるフードコートで、テーマパークのようなノスタルジックな内装が特徴的です。
日系パン&ペストリーのサンメリー(聖瑪莉)でパイナップルケーキを購入しました。
美麗華の中にも飲食店があります。
日系のお店が多く、Café&Meal MUJIもあります。
ローカルな台湾グルメは見つけにくいですが、うどんやオムライスなど日本で馴染みのある料理が多く衛生的なお店が多いので、小さな子も連れて行きやすいです。
ホテルの隣にあるWegoの1階にはトンカツ屋・寿司屋・セブンイレブンがあります。
今回の旅では内湖エリアにあるMoney Jumpという親子レストランに行ったので、よかったら記事をご覧ください。MRT駅近くのバス停から一本で行けます。
【台北】Money Jump★メリーゴーランドに乗れるおしゃれな親子レストラン設備
公共エリア
このホテルは結婚式にも使うような大きな宴会場が入っているため、エントランスやロビーは広めのつくりです。フロント近辺はラグジュアリー系のインテリアでまとめられています。
ロビーは朝食会場のレストランの隣にあるのですが、この日はドラマのロケをやっていました。豪華な雰囲気なので画面映えしそうですね。
鏡張りの広くて豪華なエレベーターで6階に向かうと、 中心の宴会場を取り囲むように客室が並んでいました。廊下は広くて落ち着いた雰囲気です。
6階にあるビジネスセンターは7時から23時まで利用できるそうです。
無料のコーヒーマシーンやティーパック、飲料水等が置いてあります。
スナックやドリンクの自動販売機もありました。
ちょっと感心したのが価格設定。ホテルだと割高なことが多いですが、この自販機はコンビニと同じか、もしかしたら少し安いくらいでした。小腹が空いた時はコンビニまで行かなくてもここで買えばよさそうです。
客室
ブティックホテルということで、各部屋テーマの異なる趣向を凝らしたデザインの部屋になっています。
私たちが泊まったのは色とりどりのタイルが用いられた、スペインがテーマの18坪(約60平方メートル)の部屋でした。広ーい!
入ってすぐの場所がリビングエリア。大きめのソファーと大小のテーブル、ミニバーやデスクがあります。
ミニバーの上のスペースもたっぷりあって、ちょっとした調理台なみ。
クローゼットの横にデスクがあります。デスクコーナーはあまり使う人がいないのか、掃除がイマイチだったのがちょっと不満ですが
コンセントは沢山あるので、パソコンを使いながらタブレットとスマホの充電も可能。
デスクではありませんが220Vというコンセントがありました。日本の家電を使うと壊れることがあるので、間違えて使わないようにご注意ください。非対応のドライヤーを使うと火を吹くかも。
ベッドは180cm*210cmのキングサイズでかなり大きめです。子どもを真ん中にして3人で川の字に寝てもまだ余裕がありました。ツインの部屋もあります。
こちらの部屋のベッドの高さは平均的な感じで、床材はテラコッタ風のタイルでした。子どもの転落が気になる場合は絨毯張りの部屋をリクエストした方がいいかもしれません。
部屋によって配置が違いますが、テレビはリビングエリアではなくベッドの正面にあるレイアウトでした。
設備が古いというホテルレビューがちらほらあったのですが、特にテレビ周りは配線が丸見えでちょっと残念な感じ。新しいテレビとサイズが合わなかったのかなー。
まあ価格を考えると細かいところはあまり気にしない方が良さそうです。
バスエリア
トイレ・バスエリアは部屋に負けず劣らずでこれまたとても広かったです。
テレビ・サウナ・ジェットバス付きで豪華です。
サウナは使わなかったけど、ジェットバスは使ってみました。お湯の量や温度も申し分なく、とても快適なお風呂タイムでした。子どもと一緒に入ってもかなり余裕のある大きな浴槽です。
台湾のホテルは同じくらいの価格帯でもバスタブなしの部屋が珍しくないので、お風呂の快適さにこだわる人にはかなり高得点でしょう。
洗面台も個性的なデザインですが大きめで使いやすく、拡大鏡もついていて便利でした。浴衣とバスアメニティーも一通り揃っていて、バスソルトやマウスウォッシュまであります。
香水風のボトルがおしゃれなボディーソープ類は残念ながら肌に合わず、持参したものを使いました。
トイレとシャワーブースは独立しています。シャワーブースもかなり広くて、子どもの体を洗うのもかなり楽々。
唯一の難点はトイレと客室との間の飾り窓がマジックミラー?になっていて、客室の電気が消えていると内側が見えます。場合によっては気を使うかも。
ホテル選びのポイント
今回は久しぶりに夫の出張同伴で、内湖エリアに用事が集中していたため、初めて台北松山空港の東北方面に泊まりました。
台湾子連れホテルの探し方 1(場所選び編)にも書きましたが大きな川を超えたエリアのホテルは滅多に選ばないのですが、今回泊まった理由を書きます。
ベッレッツァ 台北 ホテルの立地について
この辺りは計画的に開発されたので、大きなショッピングセンターやホテルが多く、徒歩圏内に夜市や伝統市場などの台湾らしい風景は見られません。
私は台湾ではローカルな街並みやお店を見るのが好きなので、友達にも「日本から遊びに来た人には特に見る所はないと思う」と言っていたような場所です。
ですが角度を変えて見ると、お店もレストランも新し目のチェーン店が多いため、ローカル色が強い所は苦手な人にはむしろ便利な場所かも?と気づきました。台湾料理が口に合わない人にも、洋食や和食のレストランがたくさんあって便利です。
子連れでも道が広くて交通量が少ないのでベビーカーで移動しやすいし、商業施設なので乳幼児向けの施設も完備されていて、必要なものが一箇所で揃うのはありがたいです。
美麗華はあまり目新しさは感じないショッピングモールですが、子ども向けのフロアは割と充実していて、おもちゃ屋もあるしデパートより手頃な服も買えます。日本から問い合わせの多い子供服のcarter’sも、オシュコシュ(OSHKOSH)のショップに入っています。
劍南路駅周辺はホテルやモーテルが多いのですが、道が広いだけあってひとつひとつのブロックも結構離れているため、地図上で見るより徒歩移動に時間がかかります。
その点ベッレッツァ 台北は駅から近くて公共交通機関も利用しやすい位置で便利でした。
あとは何と言っても内湖區へのアクセスがよいことです。観光ではあまり行かない場所ですが、有名企業も多く存在するので仕事で行く人も多いのではないかと思います。
こちらも一つの区画が広いため徒歩移動がしづらく、また台北中心部からは大きな基隆河を超えるためちょっとアクセスが面倒です。
コストコのある辺りなど、MRTの駅からもかなり距離があってバスやタクシーを使わないと行きづらい場所も多いので、公共交通機関で何日か通うような場合は劍南路駅近辺の宿が便利かと思います。
ベッレッツァ 台北 ホテルのここがおすすめ
- 部屋がめちゃめちゃ広いので、子どもが走り回っても大丈夫
- お風呂が広くて快適
- 駅から歩いてすぐ
- 大型スーパーやショッピングセンターなど商業施設が近い
- 価格が手頃(1万円程度)
- 内湖方面に行くのに特に便利
- 台北松山空港からのアクセスが便利
逆に地理的条件として、台北駅や西門町、中正紀念堂などの南西部にはアクセスしづらいので、その方面に用事が多い方にはオススメしません。ただし駅に近いので、台北中心部の駅から遠いホテルよりはむしろ移動しやすいかもしれません。
他に短所としては室内設備がやや古いことと、ブティックホテルだからか物心ついたお子様には要注意な設備(トイレの窓や、テレビの大人向けチャンネル)があることです。
結婚式場を併設したホテルなので別に怪しくはないのですが、普通のビジネスホテルやシティホテルとはちょっと部屋の雰囲気が違います。
逆にそこが面白くもあるので、いつものホテルとはちょっと違った雰囲気をビジホ並みの料金で体験したい方にはいいかもしれません。
条件が合えば、この広さで駅近でこの価格は滅多にないのでおすすめのホテルです。