だーげーほーです。
以前にも、台湾旅行に必要なベビー用品、現地で買える場所や価格のまとめという記事で、台湾での虫除けについて書きましたが、子供が幼稚園に入るタイミングで新しい発見があったので、もう少し詳しい記事を書くことにします。
台湾旅行に必要なベビー用品、現地で買える場所や価格のまとめ目次
台湾の蚊と日本の蚊の違い
台湾の蚊は、日本の蚊とは種類が違います。巨大な蚊もいれば、逆に小黑蚊(シャオヘイウェン)というゴマよりも小さなサイズの虫(蚊とは異なる吸血性の昆虫)もいます。
刺された時の痒さは種類や個人差もありますが、数時間で痒みが引く程度から、1ヶ月経っても腫れが引かない、猛烈な痒みで刺された所が水ぶくれになるなど、さまざまなパターンがあります。
また活動期間も長く、日本では冬に当たる時期でも、台湾では普通に蚊が飛んでいたりします。
地域にもよりますが、私は12月に台湾中部の屋外で、結婚写真の撮影中に背中がボコボコになるほど刺されたことがあります。南部では、2月ごろに飛んでいるのも見たことがあります。
冬場の北部(台北など)や街中では、さほど心配しなくても大丈夫かと思いますが、中南部や木の多い場所などではいつ刺されるかわからないので、旅行の際は真冬以外は年間を通して対策しています。
台湾では小黑蚊にご注意を
画像はhttps://www.cosmed.com.tw/ よりお借りしました
私の住む地域では、秋頃からはあまり蚊を見かけないのですが、9月に子供が幼稚園に通い始めてから、小黑蚊と思われる虫の被害にあいました。
ショート丈の靴下の履き口あたりに皮膚炎が出たので、最初は靴下のゴムによる接触性皮膚炎かと思っていたのですが、医師によると虫刺されによる皮膚炎だそうで、断定はできないものの小黑蚊による可能性が高いとのこと。
もしかしたら、以前にも刺されたことがあったのかもしれませんが、幼稚園の敷地内には木が多いためか今までより多く刺されたようです。大きな水ぶくれになり、ひどい症状でした。
抗生物質入りの塗り薬とステロイド入りの塗り薬を処方してもらい、2週間ほどでだいぶ良くなったものの、まだ跡が残っています。
台湾人が蚊に刺されない理由
台湾に住み始めてから気づいたのですが、日本人と台湾人が一緒にいると、日本人だけが蚊に刺されます。また子供と私が一緒にいると、私だけが痒くて我慢できないくらいに刺されます。
私の夫は全く蚊に刺されることがなく、冗談で「台湾人は体に悪いものばかり食べていて血が美味しくないから、日本人の血が狙われるんだよ」なんて言っていましたが、実は本当の理由は免疫反応によるものだそうです。
「蚊刺症~きほんのきほん」という、医師の書いた記事が参考になったのですが、現在は見られなくなったようなので、抜粋していた別のサイトから引用します。
幼児のころは遅延型反応と呼ばれるリンパ球を介して生じるアレルギーが主なのですが、歳をとるに従って即時型反応と呼ばれる抗体によって引き起こされるアレルギーに切り替わってゆきます。さらに、数年間にわたり刺され続けていると無反応となります。つまり、アレルギー自体が起こらなくなり、痒みの程度が軽くなるか、まったく感じなくなるわけです。
ちなみに、蚊への反応はアレルギーですから、蚊に刺された経験の少ない乳児期では、やはり無反応となります。お母さんは「赤ちゃんだけ刺されていない」と幸せな誤解をしがちですが…、(たぶん)露出している顔などは刺されているはずです。
これをまとめると、
- 乳児は蚊に刺されない→刺された回数が少ないため、アレルギー反応が起こらないので、刺されていないように見えるだけ
- 台湾人は蚊に刺されない→刺された回数が多すぎて、アレルギー反応が起こらないので、刺されていないように見えるだけ
ということです。つまり、日本人でも何年も台湾に住んでいれば、そのうち蚊に刺されても痒くなくなるのかもしれません。。。
この説を裏付けるように、確かにうちの子は乳児の頃は1歳くらいまでは、ほとんど蚊に刺されることがありませんでした。
しかし、2歳すぎ〜3歳前後から蚊に刺されることが多くなり、3歳で幼稚園に入って2日目には、皮膚科に駆け込むほどひどい虫刺されの症状を起こしたというわけです。
私が台湾で使っている虫除けスプレー
「台湾では日本の虫除けスプレーは効かない」と言う人もいれば、逆に「日本の虫除けスプレーはよく効く」と言う人もいます。もしかすると効能や塗り方の問題なのかもしれません。
ここでは、私が使っている虫除けスプレーについて、タイプ別に効果やそれぞれの長所短所を書きます。
レモングラス・ラベンダーなどの精油タイプ
台湾のドラッグストア・スーパー・ホームセンター・コンビニなどで手に入るのは、精油を使ったタイプの虫よけです。
小黑蚊に効くタイプのものもあり、価格も安めで入手しやすく、ディート不使用で赤ちゃんから使えるので一番使い勝手が良いです。
写真はCOSMEDで買ったもので、ラベンダーの香りが気に入っています。
短所としては、持続時間が短い(大体2〜4時間くらい)のと、若干忌避効果が弱く感じることがあるため、うちの子には市販の虫除けシールやリングを併用しています。
ディート使用タイプ
さまざまな虫に効き効果も高いとのことで、小黑蚊対策で今年初めてディート入りを買ってみることに。濃度が高い方が割安で持続時間も長かったのですが、初めてなのでまずは12%入りのものを試してみました。
台湾では自然なものが好まれやすいのか、虫除けのほとんどは精油タイプで、近所のワトソンズで見かけたのはこの2種類(DEET33%含有のものと12%含有のもの)のみ。法律の関係で、薬剤師のいるお店でしか取り扱いがないようです。
もう一つはエアゾールタイプで、よく読んだら人体には使用しないでくださいと書いてありました。パッケージが結構紛らわしかったです。
台湾では種類が少ないのと、説明書きが中国語なので、旅行者の方は日本から持参した方がよさそうです。
だーげーほー
塗ると確かに刺されにくいような気がしますが、使用感があまり好きでない(すぐに揮発する、肌に塗るとキシキシする)のと、化学繊維やプラスチック製品につくと溶けるので、塗るときに気をつける必要があります。ネイルカラーも溶けるそうです。
特にこどもの持ち物は、通園バッグはナイロン製なので近くにあると使えないし、化繊の運動服を着て通園する日もあり面倒なので、つい精油タイプの方を使ってしまいがちです。
イカリジン入りタイプ
精油タイプより持続時間が長くてディートより使いやすいものはないかと探していたところ、イカリジン入りのものは化繊に対するダメージが少なめと聞きました。
ただし台湾のネット通販でみた限りでは、輸入品しかなく価格が高めなので、先日、日本への一時帰国時に探してみました。
蚊のシーズンが終わったためか虫除けは1種類しか置いていないお店が多い中、やっと見つけたのが「天使のスキンベープ」の200mlサイズでした。
10月なのに滞在中に連日(私が)蚊に刺されたので早速使ってみたところ、最初は液がシャバシャバしすぎて慣れなかったものの、軽い使用感でなかなかいい感じ。200mlの大サイズなので、惜しみなく使えるのもよいです。
ヒアルロン酸入りなので、つけてもパサパサしないし、ディートで感じた使いづらさがクリアされていたので、現在台湾で毎日のように子供に使っています。
だーげーほー
蚊に刺された後の対策
台湾旅行中に蚊や小黑蚊、その他の虫に刺されてしまい、市販薬が効かないくらい腫れてしまった場合は、速やかに病院に行くことをお勧めします。
台湾は医療費が安く、保険証がなくてもだいたい日本の保険適用額(3割負担)と同じくらいの費用で収まることがほとんどなので、痒くて眠れず辛い思いをするくらいならさっさとお医者さんに診てもらいましょう。
ちなみに我が家では、こどもには皮膚科で処方された薬か虫刺されパッチを、私が蚊に刺されてしまった後は白花油という万能オイルを塗っています。私が今使っているのは、キキララパッケージのロールオンタイプで、さざんかの香り。塗るとスースーします。
元々別の用途で購入して、正直今までこういう民間薬は信用していなかったのですが、使ってみたら液体ムヒアルファEXより痒みが引くのが早いのでびっくりしました。
お土産としても人気で、COEMEDやセブンイレブンで180元くらいで売っているので、一本持っておくと安心ですよ。
虫刺されパッチは、台湾の友達に教えてもらいました。赤ちゃんの時は効果がなかったのですが、最近になってなぜかよく効くようになってきたので、普通の蚊に刺された時はこの2種類を使っています。成分が違いますが効果はあまり変わらないような。軽いものなので日本から送ってもらっています。
だーげーほー
室内の蚊対策には「蚊がいなくなるスプレー」を使っています。飛行機にも持ち込めるので、海外旅行に便利です。
【虫対策】コバエにも効く「蚊がいなくなるスプレー」が便利すぎる追記:2021年、新たな蚊対策を始めました!
最近Twitterで見かけた蚊よけ対策の方法を実践したところ、確かに蚊に刺されにくくなりました。その方法は「足の裏をアルコールで消毒する」という簡単な方法です。
根拠となる記事はこちら。
参考 「足消毒で蚊に刺されない」発見したスーパー高校生の現在女性自身この方法、数年前にも聞いた気がするのですが、なぜかすっかり忘れていました。去年からコロナ対策で75%アルコールスプレーを常備するようになり、5月ごろからコロナの影響で外出が減ったため、子どもと私で実験的に足裏スプレーしてみたら、確かに刺されることがほぼなくなりました!4月まではしょっちゅう刺されていたのに。
外出時間自体が少ないので、たまたま刺されなかったという可能性もありますが、ディート入りスプレーも併用しつつしばらく検証してみたいと思います。