だーげーほーです。
台湾から日本へ初めて赤ちゃん連れで一時帰国したときの記録です(2016年11月)。
前回の記事はこちら。台北松山空港から羽田空港へのフライトと、実家までの交通手段について書きました。
【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 3(機内⇒実家編)目次
一時帰国中のスケジュールと事前準備
今回は日本の実家に2週間滞在するにあたっての環境整備やスケジューリングについてです。2週間のうち最後の6日間は台湾から来た夫と合流しました。
赤ちゃんの実家滞在準備・寝室編
赤ちゃんの居場所は主に寝室とリビングになります。この頃はまだたまにズリバイする程度でハイハイも歩きもしなかったので、いつものように実家の一部屋を自分たちの寝室にして、さらに赤ちゃん仕様として布団を万年床状態にすることで授乳や昼寝をしやすくしておきました。
普段から添い寝かつベビー布団はないので、子供が窒息しないように
- 子供が寝る領域は畳マットの上にボアシーツやタオルを敷いて硬めにする
- 私たちは隣に敷き布団を敷く
- 周りにクッションや枕で堤防を作る
- 掛け布団は基本的に大きめのバスタオルで代用
という形にしました。
台湾の家は暖かいこともあり、普段からかけ布団は薄くて軽い肌がけ布団しか使っていません。私たちも掛け布団は毛布一枚にして、子供がいる間はエアコンの暖房を効かせて掛け布団なしでも寒くないようにしていました。暖房を使うので、乾燥防止のために加湿器も併用しました。
スリーパーを使うことも検討したのですが、うちの子は寝ている間に厚着するのが苦手だったのでこの方法にしました。
余談ですが、普段台湾の家ではベッドの上でオムツ換えをしているのですが、床に敷いた布団の上でオムツ換えを何度もすると腰にダメージが来ることを発見しました。短期間の滞在なので特に問題はなかったですが、普段から床生活だったらおむつ交換台は必要だなあと思いました。
赤ちゃんの実家滞在準備・リビング編
リビングにいる時は基本的にベビージムを中心に好きに遊ばせておいて、食事の時やダイニングで作業する時など、必要な時だけはゆらゆらするベビーチェアに座らせることにしました。
ベビージム:フィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジムII
ベビージムは友達からの出産祝いで、この時は台湾未発売だったフィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジム2をリクエストしました。
大きなものなので当初台湾の自宅に送ってもらうことも考えましたが、一時帰国中の遊び道具がないため、Amazonから実家に配送してもらい滞在中に使うことに決めたのでした。
届いてびっくり、畳半畳くらいの大きさのプレゼント袋です。かなりインパクトがありますね。
ベビージムの必要性に気づいたのが割と遅かったので、今からでも遊んでくれるのかな?と気になりましたが全くの杞憂でした。
取り外せて洗えるおもちゃが沢山ついていて、お出かけの際にも大活躍したし、触るとパリパリガサガサ鳴る布の葉っぱをずっとしゃぶっってびしょびしょにしたり(でもすぐ乾く)、何と言ってもタッチで音楽が流れてクチバシが光る鳥さんが大のお気に入りになって、滞在している間ずっととても楽しそうに遊んでいました。
ベビーチェア:フィッシャープライス インファント・トドラーロッカー
ベビーチェアはまだ腰がすわりきっていなかったため、台湾の家で使っているフィッシャープライスのロッキングチェアと似ている、フィッシャープライス インファント・トドラーロッカーを購入し、事前に実家に届けておきました。
Amazonでの評価が高くて価格が手頃なのが決め手でした。柄は3種類ありましたが、自分の好みでピンクのウサギをチョイス。
組み立て式でドライバーが必要ですが、そんなに難しくなく、15分もあれば組み立てられます。台湾の家で使っている旧型にはない、引っ張るとメロディが鳴るおもちゃが前のバーについています。接地部分はきゃしゃに見えますがスチール製なのでしっかりしています。これはかわいい!
しかし家の旧型と違い、何が気に入らないのか長くても15分くらいしか座ってくれませんでした。もうちょっと座ってくれたら助かったのですが。
滅多に帰国しませんが、体重18kgまでOKなのでまだしばらくは使えるはず。せっかく買ったので、次回は座ってくれるといいなあ……。
その他にもおむつやおしりふき、おもちゃや服も事前にネットで手配しておきました。
おもちゃについては以前に記事にしましたので、よかったらご覧ください。
【0歳5ヶ月】一時帰国の日本で子供に買ってよかったおもちゃ大物はレンタルを検討
今回はベビーサークルやベビーゲートは必要ありませんでしたが、次回は必要になるかもしれません。
この時もベビーチェアは事前にレンタルやリサイクル品を購入することも検討したのですが、どちらも事前にネットで検索したもののスケジュールが合わなかったり意外と高かったりで断念して、購入という形にしました。
最近存在を知ったのですが、ベビレンタというベビー用品のレンタルサービスは価格もそれほど高くなく、貸し出しスケジュールも確認できるので、次回利用しようかなと思っています。
滞在中のスケジュールの組み立て方
日本での滞在中は子供への負担を考えて連日の外出は避け、なるべく外出した次の日は一日家で過ごせるようなスケジュールを組みました。
初めて子供を両親に預けてみた時の話
一時帰国したらまず最初に行くのはヘアサロン。
決めた日に確実に行きたいので、長年通っているところに毎回台湾から事前予約を入れています。
帰国してまず最初に役所で諸々の手続きを済ませ、その足でそのままヘアサロンに行き、子供は同行していた母に先に連れて帰ってもらうことにしました。
母に抱っこ紐を装着してもらって子供と一緒にバスに乗るところまで見送り、そのまま髪を切りに行って3時間後に「終わったよ〜」と電話をかけたところ、電話口から聞こえてきたのは疲弊した母の声と号泣する子供の声。
久しぶりの一人の時間だしちょっと買い物でもして帰ろうかしら〜、という浮かれた気分は一瞬にして吹っ飛び、慌てて帰宅しました。
母曰く「バスに乗るところまでは機嫌がよかったんだけど、発車して次のバス停にさしかかるあたりで号泣しちゃってどうにもならなかったから降りてタクシーで帰ってきちゃった」だそうで。その後3時間ずっと泣き続けていたそうなのですが、私の顔を見た途端ピタッと泣き止みました。
普段他の人に預けることもなかったのでいきなりでかわいそうなことをしましたが、この様子だとおばあちゃんに子供を預けて外出なんて絶対無理だわ、と早々に悟ったのでした。
友達と会う計画
一時帰国の度に会う友達がいて、久しぶりの帰国で赤ちゃんのお披露目もしたかったのですが、スケジュールの都合上今回はゴメンナサイした人もいました。
2週間という限られた期間内で2日に1回の外出だと時間が限られるため、友達と会うときは一対一ではなく、なるべく数人まとめて会う形にして、授乳やおむつ換えもまだ頻繁に必要なため、会う場所も友達の家や子連れ用に特化したカフェなどにしました。
逆に今回はそういう事情なので、長らく会っていなかった乳幼児のいる友達と子連れカフェに集まったりもできてよかったです。
一人で出かけるのはやはり大変なので、友達と会う日は後日合流する夫と一緒に出かけられる日に設定したりもしました。夫は日本語ができないし一人でどこか出かけたいという希望もなかったので、実質的に毎回私が友達と会う時の子守役のようになってしまいましたが、いつも快諾してくれて本当にありがたいです。
公的手続き
子供の出生届を出す時に役所から「帰ってきたらやってください」と言われていた諸々の手続きを済ませるために、これも事前にスケジュールを組みました。
家から遠く、かつお役所なので開いている時間や手続きに必要なものの準備など事前に完璧に調べて、滞在中の前半に全てが終わるようにしました。
そのうちの一つ、出生届を出していて台湾に住んでいることも伝えてあったのですが、検診を一度も受けていなかったため、生存確認的な意味も含めて?地元自治体の保健婦さんとの面談も行いました。
保健センターの場所が微妙に遠くて、どうやって行こうかと思っていたら自転車で大きなベビースケールと一緒に自宅訪問してくださいました。
子供と私の健康状態に関する相談や子供の健康チェック、その他体重チェックとのことでオムツを脱がせて裸で体重を測っていましたが、わざわざ裸にするのはオムツの重さを除く以外に虐待チェックの意味もあるんだろうな〜と思いました。
台湾の母子手帳を持ってきていたので、そこに書いてある予防接種の種類などを確認後、控えを取っていました。台湾側の言葉は全て漢字ですが、こういう時漢字圏同士だと比較的通じやすくて楽ですねという話をしました。
日本の医療制度は一番だから、というようなことをおっしゃっていたのですが、台湾の方が公費の予防接種多いですよとはさすがに言えなかったな。なんにせよ、外国と日本とを往復する子供は予防接種の項目は要確認です。
今まで必要な検診や予防接種はすべて台湾で行っていたし、さしあたって心配なことはなかったのですが、やはり一度は日本語で保健師さんと相談できると心強いなと思った貴重な体験でした。