だーげーほーです。
台湾旅行の定番スポットのひとつとして有名な國立故宮博物院。
博物館や美術館が大好きな私ですが、初めての台湾旅行から台湾に在住してからも、一度も行ったことがありませんでした。
だーげーほー
ですが2022年のある日、コロナ禍で海外からの観光客が入国できない今こそ!と、重い腰を上げて行ってみることにしました。それも、1年のうちに6歳の子供を連れて2回も。
1回目は台湾人の友達と3人で。2回目は夫と子供の家族3人で行きました。
その時の記録をもとに、行ってからわかった細かい点について振り返ってみたいと思います。
特に小さい子連れで事前に知っておくと便利な、ちょっとしたポイントについても書き留めておきます。
目次
場所とアクセス
故宮博物院は台北市の中心部から少し離れた場所にあり、最寄駅(MRT淡水信義線の士林駅、またはMRT文湖線の剣南路駅)からは遠いため、タクシーかバスでのアクセスになります。
タクシー代を節約するならMRTの最寄駅からでもいいし、台北松山空港からそのまま乗ってもそこまで遠くないです。
台湾で気になるタクシー料金をスマホで事前に調べる方法流しのタクシーや運転の荒いバスはちょっと、、、と思ったら、思い切ってカーチャーターを手配するのもおすすめ。空港送迎と組み合わせると、時間を無駄なく使えます。
バスの場合は、MRT淡水信義線の士林駅か、MRT文湖線の剣南路駅の発着が本数が多くて便利です。
中でも紅30(士林駅発)と棕20(剣南路駅発)は故宮本館のB1バス停で降りられるので、タイミングが合えば特におすすめの路線です。
だーげーほー
ちなみに閉館後に士林駅行きのバスに乗ったところ、小さくて座席の少ないバス、かつ学生の下校時刻ラッシュにあたったため、子連れで満席でなかなか大変でした。小さい子と一緒の場合は、帰りはタクシーの方が無難かもしれません。
タクシーは故宮第一展覧区(本館)の「B1サービスカウンター」で呼んでもらえます。
友達がタクシーアプリを使おうとしたところ、位置指定で建物の入り口が指定できないとのことで、館内では利用できませんでした。
だーげーほー
入り口から本館へ。ベビーカーならこのルート!
上にも書いたように、故宮博物院は敷地の入り口から本館の建物まで少し距離があります。
だーげーほー
最短距離を目指すなら、入り口から正面に伸びた道を歩くのが一番なのですが、途中に階段があります。そして日陰がほとんどありません。
なので、おすすめなのは途中から左手に入るルート。木陰でスロープになっているので、ベビーカーやスーツケースがある時はこちらの通路を通った方がいいです。
直線距離だと5分程度ですが、スロープを使って子供のペースで歩くと10分近くかかったかな?
てくてく歩いて、やっと本館の建物に辿り着きました。
ちょっとわかりにくいのですが、スロープを上り切ったところから車道を横切る形で、本館の地下1階にアクセスできます。
1階の正面入り口に行くにはまた階段があるので、ベビーカーや大きな荷物がある場合はこの通路を通った方が楽です。
通路を渡らずに最後の階段を登ると、本館1階の正面に着きます。ガラス張りの部分はエスカレーターホールの天井です。
チケットはオンライン購入がおすすめ
入館したら、まずはチケットを購入します。
今回私は、大昔にもらった無料チケットを使いました。
だーげーほー
ちなみにチケットは事前にKKdayで購入しておくと、窓口に並ばずに済むし、ポイントも貯まるのでお得です。
台北・嘉義 国立故宮博物院 入場チケット予約 事前予約でスムーズに入場
当日の混み具合を見てから買うのもアリですね。
台湾人は特別料金で入場できるので、夫のチケットはKKdayで購入しました。
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なお嬉しいことに、18歳未満は国籍に関係なく入場料無料です。
コインロッカーと荷物預かり所
チケット売り場の隣には、コインロッカーがあります。飲食物や大きなバッグは持ち込めないので、ロッカーに預けておきましょう。
コインロッカーに入らないサイズの荷物は、一時手荷物預かり所で預かってもらえます。ここではベビーカーと車椅子のレンタルも行っています。
このコインロッカーは扉に書いてある絵がとても美しいのですが、台湾の納骨堂にそっくりという理由で割と不評だそうです。
だーげーほー
コインロッカーの利用は10元コインが必要ですが、使用後に戻ってきます。
小銭がない場合は手荷物カウンターで両替してもらえます。
だーげーほー
ゲートを通って展示室へ
展示室へ入るには、チケットに印刷されたQRコード(スマホ購入ならスマホに表示されるQRコード)を使って入場ゲートを通ります。再入場も可能です。
真ん中にどどんと控える大階段。真っ赤な絨毯に金色のカーペットホルダーが映えます。
展示室は1階から3階まであり、この大階段のほかに、各フロアの端の方にある階段とエレベーターで各階の移動ができます。
屋内施設でこれだけ幅広かつ吹き抜けの大階段ってあまり見かけませんよね。建築を楽しむために、あえてエレベーターを使わずに歩くのも楽しいです。
各階の展示室は一つ一つがとても大きく、じっくり見ても丸一日で全部見られるかどうかの広さです。
展示室と作品については、次の記事で効率的に見るための方法を書く予定です。
休憩所、トイレ、水飲み場など
館内はとにかく広いので、こまめに休憩を入れるのが疲れないポイントです。
各フロアとも休憩用のベンチやトイレは十分な数があり、フロアの右手の方に無料で水を飲める場所があります。
ボタンを押して直接飲めるタイプの冷水機は台湾では比較的珍しいかも。でも奥の方にコップに入れる用の飲み口もついているのが台湾ぽいです。
台湾ではよく見かける、折りたたみ式の紙コップ。故宮博物院マークがかっこいいです。
子どものための施設と設備
館内の展示室の中には、ARやインタラクティブな展示など、子供が楽しめる工夫がところどころに散りばめられています。
地下1階にはさらに子供に特化した兒童學藝中心(こども学習センター)があります。
ここでは故宮博物院の展示を子供にもわかりやすく解説してあったり、ゲーム感覚で楽しめるようなアレンジがしてあるので、お子さんと一緒ならぜひ寄ってみてください。
レストランとミュージアムショップ
館内には3つのレストランとカフェがあります。故宮博物院の周辺には飲食店がないので、事前にチェックしておきましょう。
詳しくは前回の記事をご参照ください。
【故宮博物院】三希堂人文空間★雰囲気のよい秘密のティールームミュージアムショップは2階にある小さめのショップ(入場後にのみアクセス可能)と、地下1階に入場しなくても入れる大きなショップがあります。
それぞれ扱っている商品が異なるのと、地下のショップは結構広いので、お土産が気になる人は早めにチェックしておいた方がいいかもしれません。
だーげーほー
とはいえ、先に作品を見て「あの作品をモチーフにしたグッズだ!」なんて感心しながら見るのも一興なので、ミュージアムグッズがお好きな方は、最後にショップを見る時間を多めに確保しておくといいかなと思います。
次の記事では、滞在時間が少ない人や、子連れでじっくり観覧できない人でも効率的にまわるための必須展示について書く予定です。