だーげーほーです。
今年の冬休み(台湾なので2月上旬)、家族で台湾の東側にある花蓮と台東に行くことになったのですが……実は最初は嘉義に行くつもりで、観光スポットやホテルもある程度絞っていたのです。
でもその時期、嘉義で地震が多発していたため、安全を考慮して行き先を変更しました。
「それなら、ずっと行きそびれていた花蓮にしよう!」と決めたのですが、地震を避けたつもりが、花蓮でも地震に遭遇😂
花蓮も台東も、長年行きたいと思い続けていたけど、アクセスのハードルが高くて後回しにしていた場所。しかも夫が言うには、夏に行ったほうが楽しめるとのこと。
行くまでが大変なので、現地での時間を長めに確保するためにどちらかに絞るべきでしたが、急に決まった旅だったのでほぼノープラン。
どっちも行きたいのでどちらか一つに絞れない。
だーげーほー
「だったら下見気分で、どっちもさらっと行っちゃえばよくなーい?」と、花蓮と台東両方行くことにしました。
結論から言うと、
- 花蓮はリノベ系おしゃれ施設が意外に充実
- 台東は雰囲気と夜の散歩が最高
- 次回はレンタカー&3泊以上必要!
ということで、今回の旅のレポートをお届けします。
目次
1日目:花蓮へ向けて出発

台鐵の高雄駅。リニューアル後初めての訪問だけど、時間がなくて素通り
今回の旅のスタートは高雄から。花蓮へは台北から行くのが一般的ですが、春節前後の交通事情の関係で、高雄からぐるっと時間をかけて鉄道の旅です。
花蓮・台東ともに飛行機でのアクセスも可能ですが、便数が少ないのとエアチケットが高額なため、鉄道で行くことにしました。
まずは台鐵で4時間半弱の移動

自動改札でアプリのQRコードを読み込む
台鐵(台湾鉄道)の急行に乗るのは何年ぶりかな。アプリで初めてチケット購入&チケットレス乗車。時間がない中、必死に調べて、なんとかギリギリで出発!

チケットと同時に予約した排骨便當
高雄から花蓮までは台鐵(台湾鉄道)の自強號で4時間22分。長時間座るのはしんどいかと思ったけど、意外と快適で、外の景色と駅名を眺めるのが楽しくて、あっという間の時間でした。
憧れの「電車の座席で食べる台鐵便當」は、アプリでチケットと同時に予約していたため、乗車してすぐに乗務員さんが席まで運んできてくれました。

二層のブルーが美しい海岸の風景
事前に海側の席を確保していたため、特に問題なく、車窓からの景色を楽しみながら花蓮へ。冬の海でも十分綺麗だったけど、これが夏ならさらに絶景なのでしょうね。

台東駅で見かけたサンリオコラボ列車

花蓮駅の駅舎(後站)
花蓮:カフェ&歴史スポット多め
花蓮駅からタクシーでホテルに向かい、荷物を置いて徒歩で散策。
「花蓮=大自然!」のイメージが強かったけど、市街地はお店が多くて、日本統治時代の建物が残っていたり、おしゃれなリノベーションカフェがあったりと、想像以上に楽しめました。
だーげーほー

花蓮文創產業園區

又一村文創
夜は東大門夜市へ。

ゲームコーナー
平日のせいかシャッターが閉まっていたお店も多かったけど、安くておいしいお店がたくさんありました。

メニュー豊富な蛋餅のお店

マッシュポテト入り蛋餅がボリュームたっぷりで美味しかったです
宿泊先はローダーズホテル花蓮東大。台北で泊まったファインダーズホテルの系列ホテルです。

後ほど詳しいレビューを書きますので、しばしお待ちを。

ローダーズホテル花蓮東大の1Fラウンジ

宿泊した部屋
2日目:遠雄海洋公園へ
ホテルには朝食がついていないので、朝食をテイクアウトしてから、今回の旅でいちばん楽しみにしていた場所へ。
ずっと前からGoogleマップに登録していた遠雄海洋公園
2日目のメインは遠雄海洋公園!ここは前からずっと行きたいと思っていて、唯一、事前調査してスケジュールに組み込んだ旅程です。

探險島水族館

海洋生態中心

嘉年華歡樂街

美人魚實境秀

遊園地エリア
私は水族館巡りが趣味なので、水族館+遊園地みたいな感じかな?程度の予備知識で行ったのですが、家族連れにはめちゃくちゃ楽しい場所。
広さも程よくて、展示やショーのクオリティも高くて。11時から17時まで、思った以上にがっつり1日楽しめました。
が、問題は寒さ。海の近くで寒波直撃なのでとにかく寒かった!こればかりは運なので仕方ないけど、次回は暖かい時期に再訪します。
おすすめグルメ:黎明紅茶
花蓮は名物料理が色々あるけど、今回は完全にリサーチ不足。
紅茶が有名ということだけは知っていたので、朝食を摂るお店は決めていたのだけど、黎明紅茶というお店に2日目の朝に行きました。
3日目は別のお店に行く予定だったのですが、行ってみたらなんと臨時休業の張り紙が。
でも、前日行った黎明紅茶が通り道だし、美味しかったから今日も食べちゃおう!と、結果的に2日間連続で通うことになりました。

黎明紅茶の外観

買わなかったけど、台湾マカロンが有名らしい

3日目の朝食は自強號の中で
3日目:花蓮を離れ、台東へ移動

花蓮駅前站(後站と全然雰囲気が違う!)
前日の寒さで体調を崩しつつも、一応予定通りにホテルをチェックアウト。
花蓮のバス事情
花蓮で印象的だったのはバスの時刻表が全くあてにならなかったこと。というか、WEBで見られる情報と実際の時刻表、走行状況が全部バラバラで、Googleマップ役立たず。
というわけで再びタクシーに乗って花蓮駅に行き、ここからまた自強號に乗って、南下します。
ちなみに花蓮駅って駅の表側と裏側で雰囲気が全然違うんですね。帰りは「えっこんなにお店があったの!?」てびっくりしました。
台東:海と山に囲まれた空気が心地よい
花蓮から台東へ。自強號に乗って約2時間かけて移動し、ここで1泊。結論、「わかっていたけど、1泊じゃ全然足りない!」
台東は花蓮以上にのんびりした雰囲気で、どこに行っても景色が最高。空気が清々しくて自然のパワーを感じる。果物畑を眺めたり、公園や海岸を歩くだけで癒される。

台東駅に展示されていたタオ族の船
台東駅からはiRentというカーシェアリングでホテルまで移動しました。レンタカーでもよかったのですが、今回の旅程ではこちらのほうが使い勝手が良さそうだったからです。
ホテルに荷物を置いて、フロントの人におすすめスポットを聞いて、鹿野にある鹿野梅花鹿公園へ。

美しいコスモス畑

鹿野梅花鹿公園
鹿野梅花鹿公園は鹿やうさぎ、モルモットなどに餌をあげられるふれあいスポットと、無料で遊べるゲームなどが楽しめる施設です。入場料が必要ですが、奈良公園のように鹿と触れ合えるのが人気の理由。
鹿野自体も農産物が有名な場所ですが、近くや道中にも見覚えのある地名が多く、車で寄り道しながら行くのが良さそうです。
自然と都市が融合した夜の風景
夜は街の中心部に戻り、友達にお勧めされていた鐵道藝術村へ。本当は明るいうちに行きたかったなー、と思ったのですが、夜は夜で別の雰囲気があってよかったです。

鐵道藝術村

昔の台東駅のホーム

鐵花村
台東も自然のイメージが強く、夜の景色についてはイメージしていなかったのですが、この通りとてもフォトジェニックな別の一面を持っています。
ホテルの人いわく、夜に出かけるなら四維夜市が一番お勧めだそうですが、日曜日のみ開催のため今回は残念ながら行けませんでした。今回行った台東觀光夜市もなかなか盛り上がっててよかったですけどね。

台東觀光夜市の鐵犇牛排

老東芳青草茶
お金持ちそうな外国人が出入りしているシェラトン台東ホテルの入口前に夜市が繰り広げられているのは、なかなか見られないシュールな光景でした。

シェラトン台東ホテル前に並ぶ夜市の出店
私は無印マニアなので、旅先に無印良品があれば必ずと言っていいほど寄ります。
夜市と同じエリアにある台東門市は、スーパーマーケットの全聯福利中心と同じビルに入っているので、小規模なのかな?と思いきや、3フロアを使って台東限定の商品も置いていたりする大きめの店舗でした。

無印良品台東門市

台東限定商品や、台東在住者限定割引サービスも
台東で泊まったのは娜路彎會館(ナルワンイン)というホテル。バタバタのスケジュールだったので、agoda(アゴダ)のおすすめホテルで出てきたのを、花蓮にいる間に予約しました。
こちらも後ほど詳しいレビューを書きますので、しばしお待ちを。

娜路彎會館(ナルワンイン)のロビー

宿泊したお部屋
4日目:午前中に台東を離れ、台鐵の限定弁当をGET
最終日はホテルで朝食を食べて、ちょっと部屋でゆっくりして、車の返却時間があるので少し早めにチェックアウトしました。
台東のビーチに寄り道
そのまま駅に直行してもいいのだけど、少しだけ時間がありそうだったので、駅とは反対方向にある海の方へ。

台東海濱公園のビーチ
海に面した海浜公園は、次回はぜひ時間をかけて滞在したいリラックス空間。
私は海と山がどちらも近い土地が大好きなので、帰りに駅方面に向かう車の中から見える山を見ながら、再訪することを心に決めたのでした。

總統花車便當
車の返却の時にちょっとしたトラブルはあったものの、少し早めに着くようにしておいたため、弁当を買って列車の到着を待つ余裕がありました。
台鐵便當は地域によって工場が違い、メニューも異なります。台東駅で購入したのは、出発時に食べた高雄のお弁当とは中身が異なる、台湾の米どころとして有名な台東産の米を使ったお弁当。
実は混ぜご飯だったので米そのものの味はよくわからなかったのですが、一番高い150元のお弁当は魚のフライが二つも入っていて美味しかったです。
台東のお土産

台東で買ったおみやげたち
台湾では誰もが知っている乖乖というお菓子(私は緑のが大好き)。

台東では特産品の米を使用した米乖乖というスナックを売っていて、全国各地で限定品の「ご当地米乖乖」を売っているのですが、さすが台湾随一の米の産地だけあって、種類がものすごくありました。
今回はお試しで、と思ってちょっとだけのつもりで5種類買いました。しばらくおやつに困らなそうです。
あとは鹿野で購入した紅烏龍と、麻糬(大福のようなお菓子)は牧場で有名な初鹿のミルクバージョンが珍しかったので購入。
おまけのエピソードと次回のための備忘録

台東で利用したシェアカー
1. 自強號の窓際席の予約
今回の旅行では自強號に3回乗りました。事前に調べて高雄→花蓮の窓際席は予約できたのだけど、逆方向の座席配置は分かりづらく、実際に乗ってみたら山側の席になってしまいました🥲
中国語で検索したのだけど、花蓮→高雄方面の情報は少ないみたいなので、次回はもう少し早めに調べたいと思います。
2. 移動中にホテルを予約するほどの急な旅行でもなんとかなった
普段から直前予約が多い私ですが、今回の台東のホテルは花蓮を旅行中に予約しました。旅行は計画的に進めたいタイプなので若干焦ったものの、意外と困らないものですね。
花蓮や台東は観光地だけど、シーズンによっては前日〜当日予約でも意外とホテルが見つかるのかも。
子供もいるので完全ノープランはハードル高いけど、ある程度の選択肢を残しておくのもアリかも?
3. シェアカーか、レンタカーか
花蓮は車があった方が有利。台東は車がないと移動が大変。
今回は短時間なので手続きが簡単なシェアカーを借りましたが、3日以上借りるならレンタカーを早めに予約すると割安になると思うので、滞在日数に応じて選ぶといいかも。
まとめ:次回はもっと計画的に!

自強號から見えた山の風景
今回の旅はほぼノープランだったけど、それでも大満足。とはいえ名物料理も全然食べてないし、原住民文化にもっと触れたかったし、後から行きたかったスポットを思い出したので、次回に向けての反省点もいくつか。
- 自強號の花蓮→高雄の窓際席の配置を調べる
- 台東は広すぎるのでレンタカーが便利
- 最低でも3泊はしたい
- 花蓮の歴史スポット&カフェをもっと深掘り
- 遠雄海洋公園は暖かい時期にリベンジ
夫とも「次回はレンタカーを借りて、ひとつの都市で最低3泊くらいはしたいね」と意見が一致。今回は完全に下見だったけど、夏にもう一度じっくり回りたい。
というわけで、次回の夏旅に向けて、さらにリサーチを重ねようと思います!