前回の場所選び編に続き、今回は子連れホテル探しでの検索テクニックについて書こうと思います。
台湾子連れホテルの探し方 1(場所選び編)目次
自己手配旅行でのホテルの探し方にはコツがあります
子連れ台湾旅行を計画する時にネットでホテルを探そうとすると、検索結果がやけに少なかった経験ありませんか?
実は普通に検索するだけでは出てこないホテルが沢山あるんです!
台湾のホテルを検索する際のサイト選びについては以前書きましたが、子連れで泊まるホテルの場合は探し方にプラスαの工夫が必要になります。
【台湾ホテル】100軒以上宿泊した私が使うおすすめの予約方法今回は、私が子連れで泊まるホテルを探す際に実践している検索方法をご紹介します。
まずは3大ホテル予約サイトで検索
台湾のホテルを探すなら、室内設備の詳細が掲載されているBooking.com とHotels.comとagodaの3つがおすすめです。掲載件数が多いので、このいずれかをチェックすれば高確率で希望のホテルが探せます。
子連れ宿泊の検索に必要なテクニック
検索窓に泊まる地域・日付・人数を入力する際に子供の人数を指定する欄がありますが、小学校に上がる前の子供がいる場合はここは0人にします。
なぜかと言うと、ここで子供の人数を設定してしまうと極端に表示件数が減ってしまうからです。
台湾では旅行は家族やグループ単位でする人が多いため、子供を含む宿泊に好意的なホテルが多く、子供が宿泊できないホテルは少数派です。子供が泊まれないホテルはAdult Onlyと書いてあります。
子供の人数を指定すると検索に出てこないホテルは、子供を受け入れないということではなく、単に設定を登録していないことがほとんどです。
試しに子どもの人数を0人で検索してみて、気になるホテルがあれば今度は子供の人数設定をして、検索結果がどう変わるか試してみてください。
結果から消えてしまったら、この次に書いた「子供が宿泊する場合の条件」を確認してください。大抵は「○歳以上の児童は○人まで無料」などの条件が書いてあります。
同様に「ファミリー向け」などの検索オプションも、検索結果が多すぎる時以外指定する必要はありません。
とはいえ子連れで不便なホテル、明らかに泊まらない方がよいホテルもあるので、それについては後述します。
子供が宿泊する場合の条件を確認しよう
良さそうなホテルを見つけたら、詳細説明ページを確認します。
例えば私が初めて子連れで泊まった台北のビューティー ホテル シュアンメイ ブティック(宣美精品飯店)のスタンダードルームでは、検索では「大人2名」の条件でしか出てこなくても、実際は子供が宿泊する時の条件が設定されていることがわかります。
このように各予約サイトによって、さらにPC版とモバイルやアプリでも書き方が異なっていたりして少しややこしいですが、実際には6歳以下の子供は無料で宿泊でき、ベビーベットも無料で借りられました。
不明な点があれば、agodaでは各ホテルページに問い合わせ機能が設置されているので「○歳の子供は一緒に泊まれますか?」のように聞いてみても良いでしょう。
部屋の最低料金のみでチェックしないのがコツ
ホテル検索サイトでは料金の高い/安い順、評価の高い/安い順などで検索結果の並び替えができますが、気になるホテルがあればぜひ部屋の最安料金ではなくそのホテルにある他の部屋タイプもチェックしてみてください。
料金を元に検索するとそのホテルで一番安いプランが出てきますが、場所はいいけれど部屋が狭いようなホテルでも、数千円プラスすると倍近い広さの上位ランクの部屋が選べるような場合があります。
我が家でも子供が活発に歩けるようになってからは、価格帯が低めのホテルでも快適性を求めてなるべく広めの部屋を選ぶようにしています。
子連れに向くタイプ、向かないタイプの宿
台湾の宿泊施設は主に
- ホテル
- サービスアパートメント
- ホステル(ゲストハウス)
- 民宿
の4タイプに分かれますが、タイプ別に解説します。
各タイプ共通・子連れ旅行で特に重視したい項目
台湾の宿は日本に比べると清掃の行き届いていないところが多いので、ホテル詳細ページのレビュー欄の「清潔度」が高いところを選びましょう。
高級ホテルでも、普段使わない場所はホコリが積もっていたりするのは台湾ではよくあることなので大目に見るとしても、床や寝具の清潔度は大事です。
子連れ向け設備が充実したホテル
台湾に数あるホテルの中でも、最近は特に子連れ向け設備が充実したホテルが増えています。この手のホテルは「ファミリー向け」の検索オプションを使うと探しやすいでしょう。
例えば高雄には、部屋全体が子どもの遊具のようなホテルがあります。
台南には、子供用の大きなプレイグラウンドとプレイルームを備えたホテルもあります。台南のど真ん中にあり、買い物や観光にも便利なのでおすすめです。
台湾ホテル予約サイトの上手な選び方
サービスアパートメントで気をつけたい点
私は初めての子連れ旅行(0歳4ヶ月)の時、洗濯機やキッチンのついているサービスアパートメントかホテルかで迷って、結局ホテルにしたのですが、泊まってから気づいたことがありました。
【台北】2000元以下の4つ星☆ビューティー ホテル シュアンメイ ブティック(宣美精品飯店)多くのママさんがそうだと思うのですが、産後4ヶ月というと産後の抜け毛がピークで、何もしてなくても部屋中髪の毛だらけになるのです。サービスアパートメントだと毎日掃除が入らないところが結構あるので悲惨なことになっていたでしょう。
泊まっていたホテルでは、申し訳ない気持ちになりながらも毎日掃除してもらって大変助かりました。
サービスアパートメントの中には清掃用具を置いてあるところもあるようなので、余裕があれば自分で掃除するのもありだと思います。
私も子供が1歳を過ぎてからはサービスアパートメントを利用していますが、ホテルより使い勝手がいい点が多いです。
3⃣「京站2館(台北)」旅行記は https://t.co/XFBxcEZfCX に。国父紀念館近くのサービスアパートメント。一番小さい部屋でも39平米から。台北101や市政府エリアが徒歩圏内、すぐそばに地元民向けの伝統市場もある。洗濯機も使い放題。https://t.co/whB6vMfJot#2019年に泊まった台湾のホテル pic.twitter.com/UTYThK2tlw
— だーげーほー (@2000twd) December 29, 2019
5⃣「台北ビューティフルアパートメント」台北駅の隣に建つ京站(Qスクエア)というショッピングモールの上階にあるサービスアパートメント。場所柄、買い物も食事も出かけるのも便利。早朝に桃園空港行きのバスに乗るために泊まりました。https://t.co/ra9CLYdp42#2019年に泊まった台湾のホテル pic.twitter.com/kr05kwBr5W
— だーげーほー (@2000twd) December 30, 2019
2歳を過ぎてからは、1泊であれば便利な場所にあって無料ラウンジのあるホテル、2泊以上であれば洗濯機が使い放題のサービスアパートメントに泊まることが増えましたが、台北のレオフーレジデンスはそのいずれも兼ねていてとても良かったです。
ホステル(ゲストハウス)は詳細をよく確認すること
小規模なホステルやゲストハウスでは、赤ちゃんがいる場合は宿泊条件や詳細をよく確認しましょう。まさか泊まる人はいないと思いますが、ドミトリー(共同部屋)は言語道断。というか、未就学児の宿泊は不可と書いてある事がほとんどです。
ゲストハウスでも、個室タイプや一棟貸切タイプの宿なら大丈夫です。室内にキッチンとバストイレがあり、洗濯機が使える宿であればホテルより便利なこともあります。
最近は個室併設の宿も増えてきましたが、シャワーやトイレが共用の場合も多いので、必ず事前に確認しておきましょう。
7⃣「NK ホステル(台北)」ドミトリーも個室もあるホステル。デラックス ダブルルームは広くておしゃれで、リバービューの景色?がひたすら最高でした。幼児連れには床に敷く布団も追加可能だそうです。饒河街観光夜市まで徒歩5分の場所。https://t.co/Ugsz5XHsP1#2019年に泊まった台湾のホテル pic.twitter.com/sA5NBJo8cj
— だーげーほー (@2000twd) December 31, 2019
ホテルに近い民宿は選択肢の一つ
台湾の民宿は多くの場合一軒家を丸々使っていて、特に地方では一つ一つの部屋が独立していて館内エレベーターを設けているところもあり、内装などホテルとあまり変わらないつくりの建物が多いです。
また4人以上で泊まれるファミリールームを設けているところも多く、比較的子連れに寛容なことが多いです。規模にもよりますが、サービス以外はホテルとあまり変わらないので、リゾート地などでは選択肢の一つとしておすすめです。
最近では部屋の中に滑り台がある親子民宿が流行っているようです。私も台南で泊まってみました。
子連れ向けホテルはどれくらいのランクがおすすめ?
結論から言うと、台湾で子連れで上記の条件を満たすホテルは4つ星以上がほとんどです。
子供が生まれる前や、現在でも私一人のときは安いホテルに泊まっていますが、3つ星以下だと当たり外れが大きいです(ただし民宿やホステルの場合、設備が良くても2つ星や3つ星とされている場合もあります)。
3つ星でも、慣れてくると良いホテルを探す嗅覚が鋭くなるのですが、台湾のホテル探しに慣れていない方は、まずは星の数を参考にした方がよいでしょう。
私が今までに子連れで泊まったおすすめのホテル記事について、星別でまとめているのでご参照ください。
続きはこちら
台湾子連れホテルの探し方 3(室内設備編)